My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

CDプレーヤーのクロック改造、換装(第3弾) 驚愕!!!

2012-05-20 11:26:53 | CDプレーヤー

 昨年、デコーダー部のクロック16.9344MHzを低ジッターのクロックモジュールからの供給に変更後、再生音の情報量が増えて、音質が劇的に改善、、非常に良い結果を得た。

まず、その時の改造と波形をリマインドとして載せておく。

クロックモジュールからの出力をレベルシフターで5V→3.3Vに変換後、抵抗82Ωで波形整形。

右がその波形。ほぼ問題ないレベルかな。

クロックモジュールの出力からデコーダーのクロック入力までの配線は約2cm、モジュール基板はデコーダーの真上に配置。

       

そして、引き続き、SRCブロックのクロックも改造。この改造でも音の解像度が少し改善。

でも、少々課題が残った。それは、SRCに入力されるレベル振幅が合わないのだ。SRCはスペック上、3.3V入力だが、実際には5Vが入力されている。

100Ωの抵抗が入っているが少し不安である。それに波形も少し汚い。 

下の写真がSRC4192/PCM1792に入力される波形。

左が49.152MHz時、右が16.9344MHz時の波形。Upsampling Modeで切り替わる。

折角、低ジッタークロックモジュール49.152MHzを使っても、ここで波形が乱れてしまっている。左の波形ではジッターも発生してそうです。

しかし、デコーダーのクロック16.9344MHzが支配的なのか、音質としては、鮮明度、解像度的にもオリジナルよりは、かなり改善されている。

  

それで、デコーダーの時と同じ様に、レベルシフターで5V→3.3V化と、波形整形をしようと、昨年より考えていた。

しかし、レベルシフター基板の購入先のタイが例の洪水被害で入手が困難になったので、あきらめて暫く手を付けていなかった。

そして、今月、思い立ち、注文し、購入した。

 

 今回、変更後の回路が以下。

R212/R216 100Ωの手前に、それぞれバッファーを入れている。74LCX245のトレラント機能を使用して5V→3.3V化。

レベルシフターバッファを挿入後のクロック波形。左がSCR4192、右がPCM1792への100Ω通過後の入力波形。

49.152MHz時の波形。まあまあ綺麗でしょう。オシロのプローブ容量の影響もあるので、こんなもんでしょう。エンベロープで観測しても波形の滲みが少なかったので良しとします。

 

 16.9344MHz時の波形。これもこんなもんでしょう。良しとしますが、ダンピング抵抗をもう少し小さくしても良いかも。後日、検討する事にします。

  

この状態で、CDPのメイン基板に取り付け。メイン基板までの配線距離は最小限の3cmとなった。配置は、SRCとDACの真上。

 

さっそく、音を出してみます。問題なく、音は出ました。(当然か) 

今回の改造でもレベルシフター基板の3.3Vレギュレーターの入出の平滑コンをOSコンに換えたので、2時間位エージングの後、音質チェック。

こっ、これはーーー。

驚きました。

今までよりも、さらに音の粒子が細かくて多いし、粒が生きている。

好きなボーカル(ジェーン・モンハイトなど)を聴くと、生々しく、臨場感、艶たっぷりに歌い上げる感じが伝わってきます。

まさに、天に昇る気持ちです。凄いの一言です。 システム全てが生き生きとしてします。何だろう、この変わり様は?

やっぱり、クロック部分はとても大事です。魔物が住んで居る様です。CDP、デジタルオーディオの肝、中枢部ですね。

 

あのデジタルオーディオの雄LINNもDSでクロックの重要性について、理論的に詳しくレポートしています。

こちら↓

http://www.linn.jp/ds/voice/02.html#

 

今後は、このダンピング抵抗の調整と74HC125/04の別電源化を図りたいと思っています。 まだ、良く成るのかな?

それにしても、今回の改造で、あまりにも生々しく、繊細になってきたので、どちらかと言うと、現代的な音になってしまった。それに、臨場感が増し、この曲、ボーカルに、こんなエコーが掛かっていたのかな?と思うほどである。ちょっと気持ち悪いくらいです。

これって、改造が正しい方向に行っているのかな?と疑問に思ったりもする。

クロック改造された方は、どんな変わり方だったでしょうか? 私と同じ様に、臨場感、エコーが増えましたか?参考に教えて下さい。

コメント (1)
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