カセット・デッキのメンテナンスに必要なグッズを集めてみました。
左から。
・アジマス調整用ドライバー
ヘッドが近くにあるので、磁化されていないマイナス・ドライバーが必要。
セラミック・ドライバが良いのですが、私は割り箸を削って作りました。
木よりも竹のほうが丈夫で良いかも。
・クリーニング液
専用のクリーニング液が見つかりました。ナガオカ製?30年以上前のもの?大丈夫?
この液を綿棒に浸して掃除します。
綿棒は抗菌処理(キトサン?)した物も有りますが、綿だけの物が良いですね。
ヘッドには無水エタノールで代用できますが、ピンチローラーには、ゴム硬化が心配なので、専用液を使用します。
ピンチローラーは、ゴムなので経年劣化で黒ずんだ汚れが綿棒に着きます。
・ヘッド消磁器
我が家でAKAIのAH-7が見つかりました。
ヘッドから充分遠ざけてからスイッチ・オフします。
後年ではカセットテープ型が主流になりました。簡単で良いですね。
これらは、カセットデッキのメンテ「3種の神器」と言います(笑)。
さらに、メカ調整用のテープとして、こんな物が見つかりました。「テープ・パス・チェッカー」です。
テープの走行状態、ヘッドの当たり具合(位置など)、ピンチローラーの当たり具合を確認する為に使います。
一度、調整と確認が出来れば、あとは不要ですね。
3種の神器のうち、ヘッドのクリーニングは頻繁に行った方が、音質を保てます。テープ再生1本毎くらい。
アジマスも、実は市販のミュージックテープ夫々で微妙に違うので、テープごと、A面、B面ごとに調整したほうが良いでしょう。
アジマスがズレていると、高域が出なくなるので、耳で聴いていても判ります。
カセット・デッキも、レコード・プレーヤと同じで神経質になってしまいますね。
余談ですが、令和の家電「3種の神器」って、「4K/8Kテレビ」「冷蔵庫」「ロボット掃除機」らしいです。冷蔵庫は何となくわかりますが、後の2つは私には無縁です。