今回は抵抗を高音質と言われるものに交換してみました。
同時に、定数の見直し(設計の見直し)も行っていますが、この部分は次回として、まずは交換した抵抗を紹介します。
今まで私のアンプでは散々アーレン・ブラッドレー(A&B)のカーボン抵抗を使用し濃い音を作ってきましたので、今回は高特性の出力トランスのを生かすために、金属皮膜抵抗を中心に使い、ハイファイ化を狙いました。
使用した抵抗は以下です。写真を参考にしながら読んで下さい。
①PRP製抵抗PR9372 写真の赤い抵抗。小さい方。表面に艶があります。
アメリカ製のハイエンド・オーディオ用の抵抗らしいです。
電力が低い部分(カソード抵抗、帰還抵抗、グリッド抵抗)にはこの抵抗を使いました。1/2W品です。
②IRC製RN-65(MIL規格品) 写真の赤い抵抗。少し大きい方。IRCの印字が見えます。
RN型の元祖でアメリカ宇宙航空用途に開発された物らしいです。3/4W品です。
③KOA製SPR5C 写真の緑色の大きい抵抗。
日本が誇る抵抗メーカーKOA製のものです。カーボン系?
この抵抗は「無線と実験」「管球王国」でも抜けが良く透明感のある音と評価だったそうです。
5Wが音が良いそうです。
今回、初段帰還カソードの電解コンデンサもスプラグATOMからBCコンポーネンツ製のラジアルタイプ220uF/25Vに交換しています。
こちらの方が配置的に収まりが良いのと、音も抜けが良いためです。
現在エージング中ですが、エージングが進むとともに抜けの良い、解像度の高いハイファイな音になっていってます。
今迄よりは確実に音質が向上しています。ノイズも減っています。
抵抗はとにかくエージングに時間が掛かるので、100時間くらいは様子を見たいと思います。