前回の記事に書きましたが、久々に使用したDENON製DVDプレーヤー+DAC(ES9018)の音が意外にも良いので、実際に波形を調べてみました。
ついでに、廉価版のBDプレーヤーやPC+USB経由DAC(ES9018)の波形とも比較してみました。
まず、それぞれの再生機器のSPDIF信号(Coaxial Digital出力)の信号を比較しました。
オシロの信号を.wfmで保存したため、こんな絵になってしまいました。bmpに変換するのに少し苦労しました。
最初から.bmpで保存すれば良かった(後の祭り)。見難いかも知れませんがお許しを。
<DENON製DVD-1940 SPDIF信号> <廉価版BDプレーヤー SPDIF信号>
廉価版BDプレーヤーは、波形の立ち上がり、立下りで少し訛りが見られます。
次に、このSPDIF信号をDAC(ES9018)に入力し、RCA出力波形を観測。1KHzの正弦波の再生です。
<DENON製DVD-1940+DAC > <廉価版BDプレーヤー+DAC >
録り忘れましたが比較的良かったと思います。
こちらはノイズの少ない実に綺麗な正弦波です。
次に、機器から直接のRCA出力を比較します。
<DENON製DVD-1940 RCA出力> <廉価版BDプレーヤー RCA出力>
こちらも綺麗な波形です。 高周波ノイズ(デジタルノイズ?)が重畳しています。
ついでに、古い名機のREVOX製B226も調べてみました。
<REVOX製B226 SPDIF信号> <REVOX製B226 RCA出力>
ええっ~~!!! 驚きです! 汚い!の一言です。 見た瞬間にゾッとしました。 何じゃこりゃぁ?って感じです。
SPDIFの信号は汚いし、RCA出力にもノイズが乗っています。
次に、PCからUSB経由でDAC(ES9018)に入れてみます。 同じく1KHzです。
こちらは綺麗ですね。
今回の波形観測でわかった事。
①DENON製DVDプレーヤー(DVD-1940)は、デジタル出力、RCA波形ともに綺麗。だから音も良い。
10年位前の製品にしては、ノイズも含めてデジタル処理がきちんとされている。
②DAC(ES9018)の性能には問題なさそう。
③今回1番の発見は、REVOX製B226の波形の汚さです。
コンデンサ関係を交換したら多少は良くなるのか?
年明け早々にでも、修理、改造に手を付けなくては。。。 来年も忙しくなりそうです。。
今回私が使用したCDは、MJのオーディオチェックCDです。音楽とテスト用の信号が入っていて便利です。(2010年ドイツ製)