新年に、「スピリチュアル女子大生CHIEのオススメ初詣スポット」というのを見たときは、「浅草の今戸神社」となっていたのだが、実は、本当にオススメなのは、「新大久保の皆中稲荷神社」(かいちゅういなりじんじゃ)らしい。
オススメ初詣スポットに、今頃になって行くというのも遅すぎる話だが、行かないよりはマシだろうと思って、行くことにした。
ていうか、行くもなにも、あの新大久保駅のすぐそばにある、小さな祠のこと!?
東京の新大久保といえば、大阪の鶴橋と並び称される、コリアタウンの東の横綱だ。韓国人の留学生が、「せっかく、はるばる日本に来たというのに、新大久保にいるおかげで、ちっとも外国にいるという気がしない」とのたまう、日本の中の韓国。
皆中稲荷神社は、焼肉を食べたついでに立ち寄るのに、ちょうどいいところだった(笑)。あそこは、そんなに霊験あらたかなスポットだったのか・・・!? 知らなかった。
もちろん、神社は、街が「韓流の聖地」になるよりも、ずっと前からそこにある。神社や寺院にはアリガチなことだけど、ここは、見た目よりもずっと歴史が長い、由緒ある神社なのだ。周囲に何もなかった頃から、神社は建っていた。
「徳川家康の鉄砲隊の1人がなかなか腕が上がらず悩んでいたところ、こちらに祈願した途端、急に命中率が上がった」という言い伝えがある。
このため、今でも、「宝くじが当たる神社」という評判だ。
・・・そう聞くと、なんだか、すごく運が良くなりそうな気がして、ワクワクしてくるから不思議なものだ。
韓流アイドルの歌と写真が、街中にあふれている中で、ここは小さな別世界。入り口は狭くて、奥行きが深い。奥に入ると、静かな境内に、心が洗われる。都会の喧騒が、ここでは夢マボロシのようだ。
参拝する人々が、1人、2人と、少ないながら切れ目なく訪れている。ここが、知る人ぞ知る、隠れた開運スポットだと分かっている様子。
たしかに、ここは、つい立ち寄ってみたくなるスポットなのだ・・・。