筆者が言う「宇宙からの転生者」は、「直感が鋭くて、波動が良い」というのが特徴。
そして、地球ライフにナジメなくて苦労している人。もちろん、地球での人生は、誰にとっても楽なものではない。誰もが苦労はしてるけど、それ以前の問題として、「地球にナジメないことによる苦労」というものが大きい。
それでいて、人間としての意識の進化が、まだ始まったばかりというワケではない。そこがポイントだ。「地球での輪廻転生の経験は乏しいが、人間の意識としては、どこか他のところで異種の進化形になっている」というのが、肝腎なところ。
でもって、スピリチュアルな面には、なんらかの形で強い。その表れ方は人それぞれで、実にさまざまだけど、なんらかの形で、異質な鋭さを示すことがよくある。
ただし、霊力が強い人なら宇宙人かといったら、そういうわけでもない。地球に長期滞在して修行してきた人の、霊的なパワーは侮れない。
むしろ、厳しい地球の物質世界での過去世で、ヨガや気功や修験道や、その他もろもろの修行を積み重ねてきた人のほうが、法力は強いだろう。昔の野球マンガで言えば、「大リーグボール養成ギプス」をつけて投球練習をやってきたようなもんなんだから、そりゃ強くなるはずだ・・・。
もっとも、葦原瑞穂氏の「黎明」によると、
>短期滞在組のうち大部分は、他の恒星系から、この時期の地球における体験をするためにやってきた魂達で、そのうち大半の魂は、地球圏のアストラル・レヴェルに近い波動領域で表現を行っていたために、幽体が発達しているのが特徴です。
>このためテレパシーによる想念の伝達や、アストラル・レヴェル及びメンタル・レヴェルにおける視聴覚、植物や動物たちと会話する能力、意識的な幽体離脱等、長期滞在組の中でも、何転生にもわたってヨガの修行をしてきた人達が身につけるような潜在能力を、生まれつき持っていることがよくあります。
・・・というわけで、発達した幽体の力を、生まれつき発揮する人もいる。宇宙からの転生者は、幽体が発達しているというより、幽体で生きることに慣れ親しんできた存在で、肉体には慣れていない。
筆者は、「意識的な幽体離脱」とか、「動物と会話」とか、そういうことは出来ないけど(それにしても、かわいい鳥や獣と自在に意思疎通できるというのは、憧れの能力ではある・・・笑)、どちらかと言えば、聴覚タイプとは言えるだろう。あり得ないくらい遠くの人たちのヒソヒソ話が聞こえてきたりして、「我ながら、ときどき、妙に耳がいいな?」と思ってた。でも、誰も発してない音声も聞こえてくる。今は、クンダリニー瞑想で心の耳を強化している最中(笑)。
でも、世の中には、もっと明確にスピリチュアル能力が開発されている人が、意外と多い。ネット上はもちろん、リアルでも、そういう人たちを意外に数多く見てきた。
修行して身につけたわけでもないのに、生まれつきスピリチュアル能力が開発されている人というのは、「やはり、過去世で修行して身につけた法力の名残りなんだろうな!?」と思ってたけど、「単に、もともと幽体が発達している」という人がいたって、別におかしくない。
それ以上によくあるのは、「エンパス体質」だろう。これは、幽体が発達してるおかげで、周囲の波動を敏感に感じてしまい、すぐに影響を受けて、理由もなく落ち込んだり、舞い上がったりする人。これのおかげで、生きるのが困難になっている人は多い。またまた「黎明」から引用すると、
>幽体が発達していて、しかも自分の意志がそれを十分に支配していない人の場合ですと、周囲の人たちの想念エネルギーに無防備に同調してしまうために、雑多な波動の支配する地球上では、日常生活をする中でいろいろと面倒が生じます。
>たとえば、ごく普通の人であったとしても、不調和な波動を出している人には余り近づきたくないと感じるものですが、敏感な幽体体質の人が、このような不調和な波動の発生源に不用意に近づくと、自分の心が他人の不調和な想念にほとんど支配されてしまうようなことも起こります。
>また、誰かが何かを食べていると、自分の好みとは無関係にそれが食べたくなったり、他の人が何かをしていると、自分もそれと同じことをやってみたくなるといった傾向が、普通の人より遥かに顕著に看られますし、自分の意志とは無関係に、周囲の想念波動に肉体が反応するといった現象が生じることもあります。
最近では、こういうのが「エンパシー現象」と呼ばれ、注目されるようになってきている。それを90年代に書いていた葦原瑞穂氏は、さすがだ。
これは、霊体質の人には深刻な問題で、これが原因で健康を害した人もいるから、笑いごとではない。筆者はそこまで敏感体質じゃないと思うんだが、「黎明」によると、これは「多動性障害の原因」ということなので、実はそうなのかもしれない・・・(笑)。
いずれにしても、重度のエンパス体質は、人生を極めて生きにくくする。日本人には、特に多いと言われている。日本の社会は、伝統的に、他人に気を使うことに大きな価値を置き、それを推奨する社会だからだ。
これはやはり、瞑想によって抑えることが可能だと思われる。「見ざる、言わざる、聞かざる」で外界からのシャットアウトを目指す瞑想をしてみたら、どうだろう・・・?