そもそも、坂本政道氏が今回の対談「バシャール×坂本政道」を希望した最大の動機は、「ピラミッドの原理を解明したい」というところにあった。このため、ピラミッドについては、かなりのページ数を割いて詳細に語られている。
バシャールによると、ピラミッドは形が重要だが、意外にも、大きさはそれほど問題ではないという。何人かの人のパワー増幅や、意識の覚醒のために使いたいのなら、「普通の家くらいの大きさで十分」ということだ。
大きさはともかく、重要なのはピラミッドの形。ピラミッドは、底辺が四角形で先が尖った「四角錐」なのだが、底辺と高さの比率は決まっている。いわく、
底辺 : 高さ = 地球の直径 : (地球の半径+月の半径)
という、神聖なる(?)比率を守らなければならない。この形だと、四角錐の斜面の角度は約51度くらいになる。実際に、エジプト・ギザの大ピラミッドの傾斜角は、そのくらいになっているらしい。
また、アンテナとしての機能を果たすためには、表面の構造が重要だ。かつて、エジプトのピラミッドは表面を化粧石で覆われ、てっぺんには冠石(キャップストーン)が置かれていたという。今でこそデコボコ・ザラザラなピラミッドの表面だが、太古の昔にはツルツル・ピカピカだったことになる。南国の太陽を反射して、まばゆい光を放っていたことだろう。
バシャールは、現代の技術を使って、表面を「フラクタル・アンテナ」の構造にすることを勧めている。具体的には、ピラミッドの表面に、大小さまざまな三角形の伝導体を並べて、「シェルピンスキーのガスケット」と呼ばれるフラクタル構造(画像参照)になるように覆う。これが、アンテナ機能を強化する上で大事なことらしい。坂本政道氏は、この対談の後、このようなピラミッドをすでに試作したという。
さらに、ピラミッドの中には小部屋が作られる。ここにパワーが集って増幅されるのだから、まさに心臓部だ。バシャールによると、この位置が肝心なところで、「ピラミッドの上から3分の2、下から3分の1の高さに、小部屋の天井が来る」でなければならないらしい。「小部屋の中心ではなく、天井」と強調している。
残る「共鳴構造」とかの細かい話は抜きにして、要点は、どうやらその辺りにあるようだ。「あとは、実験あるのみ」だそうな(笑)。
ピラミッドは、意識エネルギーを、物質的な電磁エネルギーへと変換する機能を果たすという。もしも実現したならば、無から有を生み出す、究極のフリーエネルギーの登場だ。地球上のエネルギー不足は、いっぺんに解決する。
また、ピラミッドは意識の覚醒に役立つ。ピラミッドの中の小部屋で瞑想すれば、高い効果が得られるという。
本当かどうかは知らないが、なんだかワクワクしてきた。ピラミッド・パワーで、われわれも高次元の意識存在に変身だ!?
意識覚醒の小部屋 →
たしかに、日本で実現したらいいですね!!