宇宙のこっくり亭

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輪廻から卒業する方法 ~ 坂本政道氏

2009年02月11日 | 精神世界を語る
 
我々が輪廻する原因は、地球で身についた信念体系。特に根本的な原因は、「生き残って子孫を増やさなければならない」という信念にある。
 
では、輪廻から卒業するためには、どうすればよいのか。
 
そのためには、上記のような「輪廻の原因」を消し去らなければいけない。
 
だが、長年の輪廻を経て身についてきた信念体系を、そう簡単に消せるものではない。それは長い輪廻を経て、潜在意識の奥にまで、深く刷り込まれている。残念ながら、気の持ちようでなんとかなる問題ではないようだ。

でも、そんな「輪廻の原因」をキレイに消去する、絶好の機会が訪れた。坂本政道氏によれば、宇宙から流れ込む生命エネルギーは、2012年にピークを迎える。この生命エネルギーを使えば、覚醒し、輪廻の原因を消し去ることができるという。

ところが、ここに問題がある。それは、「生命エネルギーは、そのままでは人の心の中にまで入っていけない」ということ。人の心は、厚い防御壁によってガチガチに守りを固められている。だから、そのままでは生命エネルギーが、心までは届かない。
  
人はつらい苦しい体験をすると、その体験を思い出したくないばかりに、心の奥底に押し込めた上で、何重にもシールドをかけてしまう。これが幾重にも積み重なり、ぶ厚い心の壁ができてきた。それは何層もの厚い壁となって、ハートのまわりを覆っている。坂本政道氏のイメージでは、「厚い黒い鉄板でできた、ちょっとやそっとではビクともしない鎧」。かなりの難物だ。

でも、それほど心配は要らないようだ。生命エネルギーには、そんな心の壁を溶かす効果があるという。あせらず、じっくりと、レーザービームのように生命エネルギーを照射していく。そうすると、心の壁の一部が溶けて、過去の体験の記憶がよみがえり、解放される。それは、場合によっては大きな苦痛ともなるのだが、病院の手術と同じで仕方がない・・・。
 
そんな、絶大なる効果を秘める生命エネルギー。これを活用して輪廻から卒業する過程は、次の2段階のステップで進むという。

① 生命エネルギーで人の知覚を拡大する。これによって、輪廻の原因となるさまざまな因子が明らかに見えてくる。

② 輪廻の原因となった因子が生命エネルギーによって昇華され、人は輪廻から卒業する。

つまり、人は生命エネルギーを浴びてイキナリ卒業する、というわけではない。まずは、生命エネルギーを浴びることにより、知覚を拡大するというプロセスを経ることになる。それは、輪廻の原因となる因子・・・いろんな欲望、過去の心の傷、その他もろもろ・・・を、まずは見えるようにするためだ。「まず、敵を知れ」といったところか。

なぜ、この2段階を経る必要があるのか。

坂本政道氏によると、①は、生きている間でも到達できる。②は、死んだ後じゃないと到達できないから・・・ということだそうだ。

本当は、生きている間に②に到達することも可能ではある。でも、そうすると、生きていけなくなる。食欲・性欲はもとより、生存欲すらなくなるので、とても物質界で生きていくことはできず、すぐに死んでしまうことになる。1人や2人ならともかく、大勢がそうなったら、人類が絶滅しかねない・・・。

だから、物質界では①の段階にとどめる。②は、死んでからのお楽しみ・・・というわけだ。

話は脱線するのだが、これを見て思い出すのは、やはり原始仏典に描かれる、古代インドの釈尊。お釈迦さまは、菩提樹下で解脱した。仏典によれば、解脱とは、「どこにも生まれ変わらなくなる」こと。つまり、イマ風に言えば、釈尊は輪廻から卒業した。

上記の言い方で言えば、「根本的な生存欲」までも滅尽した釈尊。「どうやって生きていたのか?」というのが、ときどき話題になる。

実際のところ、解脱した直後の釈尊は、そのまま物質界からフェードアウトするつもりでいたようだ。仏典によれば、それを見た梵天があわてて飛んできて、「人々に教えを説いてください」とお願いした。そのため、人々に教えを説くために、釈尊は仕方なく生きていくことにしたという・・・。
 
  
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