宇宙のこっくり亭

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地球温暖化で、鳥が小さくなってきているという調査結果

2009年08月14日 | こっくり亭日記
 
地球温暖化の影響で鳥も小さくなっている ~ GIGAZINE

Global warming causing birds to shrink ~ Telegraph

  
オーストラリア国立大学が、興味深い調査結果を発表した。なんと、地球上の鳥類は、徐々にサイズが小さくなっているというのだ。原因は、「地球温暖化」だという。
 
いわく、「1860年から2001年にかけての約140年間に採集された、517羽の鳥の標本」を徹底調査した結果、鳥の体の大きさの指標となる羽根の長さが、1.8%~3.6%短くなっていることが確認された。

これにより、地球上の鳥の大きさは、過去1世紀で2~4%もダウンサイジングされたことが明らかになったという。ほんの数%とはいえ、始祖鳥に始まる数千万年の鳥類の歴史を思えば、たった百年かそこらでの変化としては、驚くほど大きい。
   
もっとも、同様な研究は、魚類やホ乳類についても行われてきた。「魚や、ヒツジが、ここ2~30年でみるみる小さくなってきた」という調査結果が、すでに発表されている。
 
それにしても、なぜ、小型化の原因が「地球温暖化」とされるのか。
 
それは、もともと、赤道に近いところに生息する鳥ほど体が小さく、高緯度に生息する鳥ほど大型な傾向があるからだ。これを「ベルツマンの法則」という。これは、鳥類だけでなく、ホ乳類も一緒。

最も分かりやすい例は、クマだろう。動物園のクマ・コーナーで見ると、北極のシロクマが最も大きく、カナダのハイイログマがこれに次ぎ、アメリカのクロクマ、日本のヒグマ・ツキノワグマ・・・とだんだん小さくなっていって、東南アジアのマレーグマが最も小さい。
  
北に行くにつれて体は大きくて色白になり、南に行くにつれて体は小さくて色黒になる傾向にある。同様な傾向が人間にも見られるのは、ご存知のとおり・・・。
 
理由は単純で、体が大きいと体内に熱を蓄えやすく、小さいと体外に放熱しやすくなるから。このため、暑いところでは小さい方が有利となる。

研究者によると、鳥類の分布図も変わってきている。温暖化するにつれて、同じ種類の鳥が、より高緯度地域へと移動する傾向にあるという。
 
地球の気候変動は、確実に地球上の動植物に影響をおよぼしている。人間もまた、その例外ではない・・・。

 
↓こんなに小さくなってしまった(?)、オーストラリアの小鳥
 

  

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