ノドのチャクラ(ヴィシュダー・チャクラ)は、あまりにも有名な「眉間の第三の目のチャクラ」と「ハートのチャクラ」にはさまれているせいか、ちょっとマイナーな存在で、話に登場する頻度もグッと低くなる。でも、重要なことに変わりはない。
ノドのチャクラは、内分泌系の器官のひとつ、「甲状腺」と重なる場所にある。場所だけでなく、機能もシンクロしている。だから、「ノドのチャクラとは何なのか?」という話をするためには、まず「甲状腺」を知っておくに限る。
甲状腺とは、甲状腺ホルモンを出すところ。
・・・と言っても分かりにくいけど、世間での知名度は上昇している。それは、高齢化社会を迎えて、「アナタは、甲状腺ホルモンが不足していますね」と医者から言われる人が増えているからだ。
甲状腺ホルモンが不足すると、急速に老け込むので要注意。外見だけでなく、声もしわがれてくる。また、動作や会話にもハツラツとしたものがなくなり、老人っぽくなってしまうという。
つまり、マイナーな割には、アンチエイジングの鍵を握っている。
というのも、甲状腺が出しているホルモンには、新陳代謝を促進して、体の活動を活性化する機能があるからだ。
つまり、人間の体を車に例えれば、アクセルの役割を、ノドが担っていることになる。アクセルだけでなく、ブレーキにもなる。意外なところに、意外な機能があるものだ。
甲状腺は、ノド元にある内分泌系の器官。カブトガニ(?)の甲羅に形が似ていることから、甲状腺と呼ばれる。
また、甲状腺には、小さな「副甲状腺」がくっついている。これまた、小さくて目立たない割には大事だったりする。昔、ヨーロッパのある科学者が、犬のノド元にある甲状腺を切除して、犬がどうなるかを実験してみたところ、犬はたちまち悶絶して死んでしまった。しかし、うまく副甲状腺を残して甲状腺だけを切除してみたところ、犬は死なずに、その後も生きていたという。
副甲状腺は、体内のカルシウムの調節をやっている。ここが、「カルシウムが足りないぞ」というメッセージを全身に向けて発すると、骨からカルシウムが溶け出して、体内に補給される。
1度や2度ならいいけど、これがずっと続くと、「骨粗鬆症」(こつそしょうしょう)になる。骨がカルシウム不足でスカスカになる症状で、お婆さんの腰が曲がる原因。やはり、老化の主因のひとつと言える。
このように、甲状腺や副甲状腺のホルモンは、若々しく元気ハツラツと生きていくのに重要なものばかり。アンチエイジングの鍵を握る器官なのは間違いない。
このような医学知識などあり得なかった古代インドの頃から、不思議にも、ノドのチャクラはアンチエイジングに欠かせないものとされてきた。このチャクラを開発するのは、若さを維持し、元気ハツラツとした人生を送るのに重要なのだという。
やはり、インドの瞑想者たちは、ノドに意識を集中して観察することにより、ここに若さや元気の源泉があると見抜いたのだろう。
このチャクラは、場所がノドにあるだけに、会話とか、他者とのコミュニケーションにも大いに関係があるとされている。
実際、「どうも人間関係がうまくいかないんですが・・・?」という人生相談に対して、「アナタは、ノドのチャクラが閉じています。ノドのチャクラを活性化しなさい」と霊能者(?)が回答しているのを見たことがある。それが本当なのかどうかは、判断できかねるのだが・・・。
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