この頃、韓国といえば、あまり良い話を聞かない。もちろん、ハチャメチャな反日活動のおかげでイメージが悪化しているという面もある。でも、それにしたって、韓国から出てくるニュースに、良い話は見当たらない。
最近、話題になっているのは、ヒョンダイ自動車のストライキだ。いつものことだが、今年もすごい。
労働組合は、ボーナスと成果給を合わせて1人あたり870万円の支払を要求しているという。とても経営側が飲める要求ではないので、またしてもストに突入だ。
いまや「韓国で唯一の自動車メーカー」とされる独占企業のヒョンダイ自動車は、労働運動が激しいおかげで、休日や休憩時間がドンドン増える一方。同じグループでも、アメリカの工場が2台作る間に、韓国の工場では1台しか作れないほど、生産性に差があると言われている。
80年代には、「韓国人は、『あの日本人さえも上回る働き者』という評判の、世にも稀な民族なのだ。もうすぐ、日本を追い越して世界一の工業国になるのは時間の問題ニダ」というのが、韓国を語る上で欠かせない決まり文句だったのだが、それは例によって願望にすぎず、事実にはホド遠かった・・・。
今では逆に、「やたらと休憩を要求し、要求が通らないと怒り狂う、困った人たち」という評判が定着した観がある。実際に、韓国から撤退する企業の多くが、「労働問題」を理由に挙げている。
そんなこんなで、韓国では、経済成長率が1~2%にまで低下することが確実になってきた。もう、日本やドイツ・フランスその他と変わらない。これからは、日本以上のペースで少子高齢化が進み、人口も減っていく。いまや韓国は、完全に「一丁アガリ」の国。「経済がほとんど成長しない」という点にかけては、先進国と同じになってしまった。
この話は、「だから、韓国はダメなのだ」という文脈で語られることが多い。確かにそのとおりなんだけど、日本人の働きすぎを思えば、笑っていられない。見る角度を変えれば、見習うべきところもある。
日本の自動車工場は、筆者もバイトでやったことあるけど、本当にキツいのなんの。12時間で昼勤と夜勤が交代し、その間はずっと立ち仕事が続く。ベルトコンベヤーでどんどん回ってくるから、集中を切らすワケにいかない。ミスや遅延行為でラインを止めるのは、犯罪そのものだ。
特に、トヨタの工場の組み立てラインがキツいのは、バイト仲間の間でも有名だった。どんどん回ってくる部品に、ネジを入れるところが何箇所もあって、片っ端からネジ締めしてるうちに、また次のが回ってくる。そんな作業が延々と続く。
アチコチの工場で働いた経験のある同僚は、「トヨタの組み立てラインで働くのは、全力疾走を何時間も続けるようなものだ。あれが勤まるのは、体力的に20代前半くらいまでが限界だな」と語っていた。別のバイト仲間は、働き始めて、すぐ胃潰瘍になってしまったという。トヨタの工場を見学した韓国の労働組合員が、「これじゃ1年ももたない」と絶句したという話も知られている。
そんなトヨタの工場は、もはや人間の限界を超えてしまったせいか、オートメーション化を猛烈な勢いで進めている。
もちろん、トヨタの工場にもいろんな部署があり、全部がそこまでキツいわけではない。それに、業界他社も大なり小なり、似たようなものだ。別のバイト仲間は、「トラック工場は、そこまでスピードが速くはなかったけど、違う意味でキツかった。ひとつひとつの部品がデカくて重いから」と語っていた。
いずれにしても、全体的に、働きすぎなのは確実だ。確かに、そこが日本人のすごいところだし、世界に冠たる工業力の源泉なんだが・・・。
しかし、その一方で、韓国でもヒョンダイ自動車と並ぶ二大・独占企業のサムスン電子は、ブラジルの工場労働者を働かせすぎて訴えられてしまった。
ニュースによると、
>ブラジル労働省が韓国サムスンを提訴、現地従業員を酷使、請求額は1億ドル
>ブラジル政府は韓国のサムスン電子に対し、「現地工場の従業員を劣悪な環境下で働かせた」として、1億ドル(約97億円)の損害賠償を求める訴訟を起こした。
>ブラジル労働省は13日、同国アマゾナス州にあるサムスン工場が毎日、従業員に15時間労働を強制し、そのうち10時間は立ちっぱなしの作業をさせていたと明かした。また、連続27日間、休みを与えずに働かせていたという。
「連続27日間の15時間労働」とは、サムスンもムチャなことをしたものだ。ブラジルだけでやってるわけじゃないだろうから、おそらく世界中でこんな調子なんじゃないか。世界各国の世論調査で韓国のイメージが悪いのも、こういうところに一因があるのだろう。「世界のサムスン」の競争力を維持するのも、大変だ。
それにしても、世の中は、無理に無理を重ねて成り立っている。それを思うと、本ブログでいう「ほとんど働かない社会」というのは、まだまだ遠いように思える。でも、世の中というのは、変わるときには大きく変わるもの。夜明け前のヤミが一番暗いのだ・・・(笑)。
しかし、トヨタなどは自動車だけに特化して、そんなにガンガン生産をしていれば良いものなのだろうか?と素朴な疑問を持ちますね。
これからの時代も、それで良いと考えているのかどうか?
またワークシェアなんてのも全く考えていないんでしょうね。
これからの経営者は何をしてゆくのか?次世代の経営者はどこでどんなことをしているのだろうか?
確かに、単純に割り切れない問題ですね。
国際競争ってものもあるし・・・。
いまのような自動車の時代がいつまでも続くとは、トヨタの首脳陣も思ってないでしょう。
いまだって、シェールガス革命で、ガス自動車が主流になるんじゃないかと言われてるし。
派遣が主流だから、交流(業務後の遊び)や社内イベント(社内運動会など)も衰退するわけで、人間関係もサバサバしすぎて、辞めれば関係おしまいやし。
いつまでこんなことやってんだろうね。人類って!
生薬の会社から、カプセル技術を販売する会社にシフトしてるようで
ご飯一膳ぶんのレトルトカレーなんて商品も紹介されてましたが、あ、これは良いなと思いましたね。
ここは中途採用の人が多くなっているそうで、
単純作業の製造業も、派遣も数ヶ所とか、日系人の協力社員とか、雑多な混合状態が当たり前になってきているのでは?
森下も外部から来た社長が経営改革を行った。新展開で活躍する人もいるだろうし
派遣で正社員がいくらもいない現場、パートでボーナスもなくなったり、生活の実態も色々あるなあ。生き抜くには色々あるね。
たしかに、筆者がやってたのはだいぶ前のことになるけど、すでに正社員の大半は高齢層で、一定以下の年齢の人はほとんど派遣でしたね。
派遣なのに、生産強化のプレッシャーで胃潰瘍になった人がいた・・・(泣)。
派遣で工場を転々と渡り歩いているのに、溶接とかフォークリフトとか、技術がプロな人たちはいましたね。
なんだか、世の中が分からなくなってくる・・・。
外部からの社長で、落ちぶれた経営を立て直したから言えるのでしょうけど。
53才で外部から立て直しに来た社長。すごい使命感というか、そういう仕事をやりたいと楽しげにしているのが
まあ、世の中にはすごい人がいるんだなあと思いますね。
品物を売るというより、開発した技術を売るようになってきたり、殿様商売やっていたころとは、様変わりしたようです。
>容姿端麗な女性はやっぱり得―米実験結果
9月4日10時20分
ミシガン大学とノートラダム大学が共同で行った調査によると、容姿端麗な女子は社会でも得をする傾向にあり、そうでない人は出世しにくい傾向にあるそう。
この実験は「容姿が人間関係でどのくらいの力を持っているか」を調べるために、会社で働く300人を対象に行われました。
実験は至って単純で、「不平等な扱いを受けた」「暴言を吐かれた」など、仕事に影響が出てしまうような社内での人間関係のやりとりを経験したことのある女性たちの声を集め、顔写真を撮影。そしてその写真を男性に見せるというもの。その際に、男性には「魅力的だ」「魅力的ではない」のいずれかを選択してもらう2択のアンケート調査を行ったそう。
すると驚くことに、「魅力的ではない」に選ばれた女性の9割以上が「社内の人間関係に悩んでいる」と回答した女性と一致したと言います。
この結果を受けたミシガン大学ビジネス科のティモシー・ジャッジ教授は「容姿端麗な女性は社内でも優遇される傾向にあるという結果もわかっており、逆に異性から魅力的に思われていない女性は陰口をたたかれてしまう場合が多く、結果的に出世しにくいことがわかっています」と記述。
女性の容姿が「社会的成功」と強く関連していることが明らかになっており、容姿端麗な女性は信頼されやすいという結果も。外見重視の社会が浮き彫りとなるような結果は、この他のさまざまな実験でも証明されているそう。