NATIONAL GEOGRAPHIC
また、絶滅寸前のシロナガスクジラが、アメリカの船舶と衝突して死亡した。
カリフォルニア州北部の切り立った断崖の谷間に打ち上げられたシロナガスクジラは、体長20m。立てれば、七階建の建物くらいの身長だ。驚くほど巨大。でも、さらに成長すれば体長30mくらいになるという。中生代の恐竜も、こんな感じだったのか・・・。
シロナガスクジラの死は残念だが、研究者や学生にとっては、絶好の研究用サンプル登場だという。断崖絶壁にあるため、移動させることはできないが、細胞組織のサンプルが採取された。最終的にはヒレのひとつを採取する予定らしい。 ヒレといっても、長さが3.5メートルもあり、人間の身長2人分ほどもある。
採取された脂肪層を調べたところでは、船と衝突する前のシロナガスクジラは、「非常に良好な健康状態」にあった、ということが明らかになった。
専門家によると、カリフォルニア沖では、船との衝突が、今では「シロナガスクジラに人間が与える最大の脅威」となっているという。カリフォルニア沖で船がシロナガスクジラに致命傷を負わせた事故としては、今年で2件目らしい。
まったく、アメリカ人には、反捕鯨運動なんかやってる暇があったら、貴重なクジラの保護をもっと真剣にやってもらいたいものだ・・・。
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