WIRED VISION (動画あり)
いま、ロボット界は「生体模倣型ロボット」の時代だ。実在する生物をモデルに、構造や動きを実現。
なかでも注目は、やはり昆虫型ロボットだろう。昆虫は、小さな体に高性能なセンサーを備え、驚異の動きを実現している。水上をスイスイと滑るように動く、アメンボ型ロボット。八本足で壁をよじ登る、クモ型ロボット。ヘリコプターのように空を飛ぶ、トンボ型ロボット・・・。
あるアメリカの研究機関は、ゴキブリを研究し、ロボット開発に生かしている。3億年の歴史を持つゴキブリは、足の速さで有名だ。じっとして動かないと思うと、急に移動する。そのスピードたるや、背筋が凍るほどの脅威。つかまえるのは難しい。
ゴキブリは、6本の足を持ち、連動して動く。それぞれの足は、1秒間になんと15回も動くというから、速いのもうなずける。
開発されたゴキブリ型ロボットの足も、やはり6本。ボートを漕ぐオールのように、連動して回転する。動画を見ると、やはり足が速い。体長10センチで「秒速2.3メートル」というから、ものすごいスピードだ。
是非とも、これを応用した乗り物を作ってもらいたい。戦車なんかに、いいんじゃないだろうか。峻険なアフガニスタンの山岳地帯も、ゴキブリ戦車でスルスルとよじ登る!?
・・・というのは、もちろん冗談。昆虫のすごさは、なんといっても、その小ささにある。人間が乗れるほどの大きさでは、たいして意味はない。恐ろしいのは、小さな昆虫ロボットが大量生産されたときだ。昔、春秋戦国時代の中国では、イナゴの大群を送り込んで敵国の農村を廃墟と化す、一種の生物兵器(?)が、実際に使用されていたという。それのロボット版をやれば、無敵のロボット軍隊を作ることも可能だろう。テロリストの取り締まりは、ゴキ・ロボットにおまかせだ!?
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