「バシャール」をチャネリングするダリル・アンカ氏は、現在、単独でのチャネリング活動をほとんどやっていないが、対談にはときどき登場する。今回は、「未来はえらべる」という本で、本田健氏と対談した。
今までのバシャール対談本は、相手がスピリチュアル関係者であることが多かったのだが、本田健氏は、「ユダヤ人大富豪の教え」で知られる人。おカネの問題が専門分野だ。そのため、この本でも、おカネや経済に関する話が多い。今までにないほど、現実的な感覚を備えた質問者の登場だ。「精神世界の鉄人」にも、「数あるバシャール本の中でも、この本は最高です」と書いてあった。はたして、「おカネがいらなくなる世界」の実現は可能なのでしょうか・・・?(笑)
もっとも、「実現が可能なのかどうか」ではなく、「実現する」と心から確信することが大事なのかもしれない。バシャールいわく、
>たとえば、あることを信じていると、それは物質次元でも実現します。すると、実現したことによって、さらにその観念が強化されます。もし観念に、このような性質がなければ、それを実際に物質レベルで体験することは不可能です。
バシャールは、この物質世界の現実を、「実体のあるものではなく、幻想なのです」と断言する。幻想の世界なのだが、観念によって、それが「現実である」と信じられるように出来ているらしい。「それにしては、妙に手ごたえがあって、リアルだな?」というところだろう。
それにしても、思ったことが実現するなんて、ホントかよ?・・・とも思える。試しに、グラスに入った赤き美酒と、脂がしたたる炙った肉、たおやかな美女を強く心に念じてみたが、それらは出現しなかった。そういう経験を持つ人も、少なくないはずだ。
でも、それはあくまでも表面意識の問題。われわれは、意識の奥底の、魂の部分で、それぞれの現実という「幻想」を作っているのだという。魂は、それを幻想だと知っている。でも、われわれは、それを知らない。
>本田氏 : では、ボクたちの観念が、現実をつくっているのですね。
>バシャール : はい、そうです。みなさんの「現実をつくっている観念には、ポジティブなものとネガティブなものがあります。
やっぱり、そうだったのか。われわれの観念が、こんな現実を作っていたのだ。トホホ・・・。
でも、観念に「ポジティブとネガティブがある」ってのは、どういうこと?・・・「バシャールによれば、「ポジティブな観念」と「ネガティブな観念」の違いは、とても単純明快だ。
>ふたつの観念の、もっとも大きな違いをお教えしましょう。
>ポジティブな観念は、「現実は幻想かもしれない。それなら、もしかしたら変えられるかもしれない」という可能性に気づかせてくれます。
>一方、ネガティブな観念は、「自分が物質レベルで体験していることは、確固とした現実なので、変えることはできない。もし変えるとしても、とても難しい」と信じ込ませます。
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自分自身の観念をどう変化させていけばいいのか、探求したいです。