宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

統一教会の教祖・文鮮明の死に思う

2012年11月19日 | こっくり亭日記
 
今日は寒かった。いや、今日も、寒かった。
 
もはや、真冬の寒さ。9月の日本列島を襲った猛暑が、ウソみたい。日本の秋は、10月だけで終わってしまった。11月は、もう冬だ。
 
ここ数年、言われているように、日本の気候はもう「春夏秋冬の四季」ではない。「夏冬の二季」になってしまったようだ。
 
アメリカでは、オバマ大統領が再選された。日本は、これから選挙。民主党からはドミノ倒しのような議員の離党ラッシュで、まさに「落日」という表現がピッタリだ。
 
ここ数ヶ月、ブログの更新が滞っていたけど、その間にもいろんなことがあった。個人的には、ちょっと前のことだけど統一教会の教祖・文鮮明の死亡がビッグニュースだった。
 
学生時代は、原理研(統一教会の学生部)の勧誘に、どれほど悩まされたことか。毎日、大学の構内を歩いているだけなのに、原理研の信者たちが入れ替わり立ち替わり、一日に何度も声をかけてきた。ある日、「しょっちゅう勧誘される。さっきも、別の人に勧誘されたばかりだ。昨日も3回は声をかけられた」と勧誘員に文句を言ったら、「それは、アナタの徳が勧誘員を引きつけているのです。ご先祖さまの功徳でしょう」と言われた。
 
「そこまで言うのなら」と、勧誘員についていったところ、「原理研究会ビデオセンター」というところに案内された。見せられたのは、「第一部・神の存在を証明する」というようなビデオだった。なんと無料の食事つきで、ニッコリ笑顔の女子大生が食事を運んできてくれた。
 
ビデオを見終わった頃、「原理研や統一教会について質問があれば、なんでも答えます」という、専門の解説員(?)が登場した。筆者はさっそく、「あの合同結婚式は、なんのためにやっているのですか?」と質問してみた。
   
統一教会といえば、「合同結婚式」。桜田淳子や山崎浩子の事件で有名になった。「統一教会にマインドコントロールされていました」という、山崎浩子の涙ながらの会見。あれで「マインドコントロール」(マイコン)という用語が定着したという点からしても、新興宗教の歴史に残る大事件だった。
 
解説員は、「ああ、合同結婚式ですか。あれは、日本人と韓国人の混血を積極的に進めることにより、国境を超えた真の統合を目指すという、文先生の壮大な計画なのですよ」と、涼しい顔で答えていた。
 
「日本人と韓国人の、壮大な混血計画?・・・ってことは、われわれは将来、ひとつの民族になるニダ!!・・・ということか」と、筆者は震撼した。まあ確かに、長い目で見れば東アジアの真の統合につながる計画かもしれないのだが・・・。
  
「じゃあ、あの霊感商法の壷は?」と質問したところ、「ああ、あれは確かに効果があるのです。置いて損はありません」と言うので、「でも、統一教会の人から高価な壷を買ったら、ちっとも効果がなかったというクレームが、消費者センターに寄せられているとか」と言ったら、「そりゃ、持ってる人の心がけにも左右されますから」とのこと。

「でも、消費者センターに寄せられたクレームによると、『買った壷に効果がないぞ~』と苦情を言おうとして電話したら、もう霊感商法の業者は住所移転して電話番号も変わっていて、連絡が取れなかったらしいですよ」とたたみかけると、解説員も少し動揺して、「それは、何かの間違いでしょ~」と言い始めた。
    
さらに、「統一教会が、殺人カラテの正道術(しょうどうじゅつ)を信者に練習させているのはナゼですか?」と質問したら、解説員も、「正道術は、純粋な武道です。殺人カラテだなんて、人聞きが悪い」と苦笑い。「でも、『原理研を批判したら、あとで殺人カラテの達人に襲われる。君も気をつけたほうがいい』というモッパラのウワサですぜ」と言うと、「われわれは、誤解されているのです。民青同盟(日本共産党の学生部)が、悪いウワサをバラまいていますから」と言う。
 
確かに、原理研と民青同盟は、いつ見てもお互いを非難し、ハテしない争いを続けていた。なぜ、彼らはお互いに、これほど敵視しあっているのか。解説員によると、「彼ら共産主義者は、神を否定しているからです」ということだった。神を信奉する統一教会の統一原理と、神を否定する日本共産党の唯物史観は、相容れない水と油の関係。まさに、不倶戴天の敵だったのだ。
 
それにしても、原理研の解説員は優秀だった。「私は、司法試験を受けて弁護士になります」と力強く宣言していた。新興宗教の信者とはいえ、さすがは東大法学部の学生だけに、言うことが違う。なぜ、弁護士を目指すのか。それは、「民青同盟の人たちも、弁護士になろうとしている。『民青から日弁連』というのが、ひとつのアリガチなコースなのです。私は、法曹の世界でも、神を否定する彼らと戦い続けるつもり」だという。
   
まあ、いい悪いは別にして、おのれの「明白な使命」を確信して燃えているのは確かだ。
  
実際のところ、筆者は原理研のビデオを見せられたり、解説員にご登場ねがうまでもなく、統一教会の教義のことなど、最初からほとんど知っていた。解説員も、こちらの知識に驚いていた。

西洋哲学・東洋思想・宗教・神秘主義・チャネリング・・・古今東西の地球で発生した、ありとあらゆる思想を吸収し続ける情報端末。それが、筆者の生きる道なのだ。だから、ついでに新興宗教のこともよく知っている。

そんなある日、友人の一人が、「俺は、原理研の女の子とホテルに行ったぜ」と自慢していた。それを聞いた別の友人は、「ホントかよ?・・・何事も、言ってみるもんだな!」と興奮の色を隠せない様子だった。まあ、世間の一般人の宗教に対する意識など、そんなものだろう(笑)。後日、そいつは、本当に原理研の女の子に声をかけられ、「ビデオセンターに行きませんか?」と勧誘されたという。そこで、「それより、ボクと一緒にホテルに行きませんか?」と逆に誘いをかけたところ、「アナタは、サタン(悪魔)です」と言われて、アッサリ断られたそうな・・・。
 

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2 コメント

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他の宗教の人を批判する? (いや充分貴方も宗教の教祖)
2012-11-22 10:29:52
怖い。
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新幹線男。 (電車男。)
2013-01-07 23:41:41
勿論統一教会は正しいですよ。
当然統一教会は大正解ですよ。
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