宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

筋金入りの現実主義者

2017年11月03日 | こっくり亭日記

精神世界関連のサイトを見てよく思うことだけど、ほかの精神世界ブログは、熱狂的というか、陶酔的な雰囲気のところが多い。いい悪いは別にして、本ブログはちょっとノリが違う。

そもそも、ここは、もともと精神世界ブログとしてスタートしたのではなかった。十年前の当初は、「コンサル星人日記」と称する、自虐ネタの多いサラリーマン雑感ブログだった。あるとき、「これでは内容があまりにも雑然としている。これからは精神世界にテーマを絞ろう」と思い立ち、雑多な記事を整理して再スタートした。

というのも、本ブログの関心事は、精神世界だけじゃないのである。むしろ、文系・理系を問わず、それ以外の分野の話が多い。でもって、精神世界を特別なテーマだと思わず、他の分野のいろんな話と同様に、ごく普通の話題として取り扱うのが特徴。

それはやはり、個人的な精神遍歴に原因があるだろう。

というのも、通常、人は成長する過程のどこかで宗教なりスピリチュアルなりと出会い、そこで「真実」に目覚める。「私は、この教えを知るために生まれてきたのだ」という感動や、「この教えを世に広めたい」という情熱は、そんな真理との出会いから生まれる。

筆者のたどった経路は、それとは大いに異なる。

むしろ、それとは逆に、幼少の頃が、最も純粋なスピリチュアリストだった。物質的な面では無能で無力で、同世代の子供よりも大幅に遅れていたが、観念的な面では、並みの大人よりも高度に哲学的でスピリチュアル的だった。

そういう傾向は、その後も続いた。精神世界は、日常生活に完全に溶け込んでいた。電車に乗っているときでも、高度に哲学的でスピリチュアル的な思索を展開していた。その代わり、電車が駅についても乗り過ごして、また戻ってくることが多かった。しかも、電車内で切符をなくしてしまうことがよくあった。

それが大人になるにつれて、だんだん、いわゆる「現実」に染まってきたというか、物質的な面ではそこそこ健全で有能な人になってきた一方で、観念的な面では、以前ほど純粋培養されたスピリチュアル人間ではなくなり、むしろ、現実主義者っぽい面がだんだん強くなってきている。

だから個人的に、精神世界はどっちかっていったら、「学んで身につけよう」というより、「放っておけば日常に紛れて忘れてしまいそうなことを、忘れずに思い出すため、どこかに書きつけておこう」という対象になっている。

しかも、日常生活というか、日常の思考と精神世界が混然一体となっているので、世間の人々が言うような、特別なテーマとして意識していない。政治とか、アートとか、スポーツとか、科学とか、その他もろもろの話題と同じように取り扱っている。

話はちょっとズレるけど、かつて、故・船井会長がよく、「私は筋金入りの現実主義者です。そんな私が、アセンションは起きると言っているのです」と言っていた。でも、当方から見ると、申し訳ないけど、当時の船井会長が「現実主義者」だとはとても思えなかった。

「地球の内部は空洞になっていて、その中には地底人が住んでいる。地底人は、われわれ地表人よりも文明が進んでいる」とか、正直、あまりにも現実にあり得なさすぎて、とてもマジメに聞いてられなかった。もしも地球の内部が巨大な空洞になっているのなら、現代の科学者にはすぐ分かる。実際に地底に潜って見てくるまでもなく(もちろん、できればそうすべきだが)、いろんなデータを集めて計算結果を突き合わせれば、事実は一目瞭然なのである。

でも、だからといって、この「地球内部説」をバッサリと否定できるわけではない。そこがフクザツなところ。

地球の内部には、高度な霊的存在がいる。でもって、鋭敏な霊視能力の持ち主がそこに意識を向けたとき、そこには「高度に進化した地底人」が見えた・・・ということは、十分に考えらえる。いや、むしろ、それは自然なことのように思われる。

地球は巨大な霊的センターであり、その内部には膨大な精神エネルギーが凝縮されている。高度に進化した存在がそこに現れるのは、無理のない話だろう。

この地球は、広大無辺な霊的実験場なのだ。そこに思いを馳せると、とても感慨深い。

これに限らず、精神世界ジャンルで言われていることというのは、理科的もしくは社会的におかしくて、とてもストレートに受け取れない話が多い。一見、突拍子もない話に見える。でも、見る角度を変えてみれば、かえって自然な話に見えてくるから不思議なものだ・・・。

というわけで、最初の話に戻ると、要するに、相変わらずインターネットを周回して、アセンション情報を漁って楽しんでいる。熱狂的で陶酔的なスピ系ブログを見るにつけ、「なんともクレージーな話だな」とあきれる。それでいて、自分もアセンションから離れる気はまったくない。客観的に見れば、なんとも矛盾しているのだが、自分にとっては、この2つがなんの矛盾もなく両立している(笑)。

 


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