「人類の意識進化の期日」とされる2011年10月28日まで、残り一ヶ月を切った。コルマン博士によると、この日までに人類はエゴを乗り越えて統合意識の時代に入り、経済成長を放棄して「長期にわたって持続可能な経済」に移行するという。
1人や2人の意識ならともかく、全人類の集合意識の持つパワーは絶大だ。意識の変容は、地球環境をも確実に変えることになる。これこそ、アセンションの本質だ。
コルマン博士によれば、マヤ・カレンダーは、その意識進化の予定表だという。これが予定どおりなら、そういうことになる。つまり、この日までに人類の意識が進化することにより、その後の地球環境が急速に変わっていくのである。
なんといっても、意識の進化が重要だ。これが伴わない限り、政治経済の制度をイジったり、新しい科学技術が開発されたくらいじゃ、本質的な変化は起きない。それは、今までの歴史の延長線上でしかない。
意識の進化は、地球の気候をも変える。
ここ数日、急に寒くなってきた。つい最近まで、あんなに暑かったのに、なんだかもう冬みたい。「日本の気候は、春夏秋冬の四季ではなくなり、夏と冬の二季になったのだ」という、ここ数年に言われ続けてきたことが、今年も見事に当てはまりそうだ。
先日の台風では、また大勢の犠牲者が出た。日本の気候だけが、こんなに荒れているわけではない。世界は、もっと荒れている。特に、中国とアフリカの干ばつは、世界中で大問題になっている。
今年の中国は、史上最大の干ばつだ。広大な華北平原の小麦が、全滅に近い状態だという。昔なら、確実に飢餓が蔓延して流民が大陸全土にあふれ、大規模な農民反乱で王朝が崩壊するところだ。幸い、現代の中国は世界中から穀物を輸入することができるので、そこまでひどくない。でも、物価高騰は着実に進行し、中国経済の首を絞めている。もともと、人口が多いわりに耕地が狭い中国で、食糧を自給するということに無理があるのだが・・・。
こんなに地球の気候が荒っぽくなっているのは、人類の意識の反映だ。人類が精神的に荒れているから、地球も荒れるのである。
昔の地球は、こんなに荒い環境じゃなかったという話もある。以前、恐竜に詳しい人から聞いたところによると、プテラノドンやケツァルコアトルスといった中生代の翼竜が、もし現代の地球に生きていたとしても、空を飛べないらしい。あんな、小型飛行機くらいのサイズがある巨大な生物が、グライダーのように大空を滑空できたのは、中生代の気候がそれだけ穏やかだったからではないか・・・というのだ。現代の地球だったら、いつも強風が吹き荒れているから、たちまち地面に叩きつけられてしまうという。
ひょっとすると、地球環境がこんな風になったのは、エゴを発達させた人類による生存競争が原因なのかもしれない。現代は、それが最高潮に達している。
だとすれば、人類の意識が進化すれば、地球の暑さ寒さもやわらぎ、住みよい惑星になるはずだ。
でも、読んでいると、
そうだ、そうだと。
なっとく・・つずけて。