ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

趣き溢れた明治村見学記 (前)

2010年06月20日 | 健康
☆ リフレッシュできた小旅行
 友人達の4人のグループは、結成してから初めての旅行だった。
一年半前名古屋に転勤になった一番若い友人のため、今度はこちらから行こう
と相談した名古屋行きだったが、わたしは以前から一度行きたかった明治村
を提案した。明治村は名古屋から名鉄犬山駅で降り、それからバスで約30分の山の
中にあった。40年前に造られたそうだが、想像以上に広大だった。
 山を切り崩した敷地に66棟の明治時代の建築物が移築されているが、その
中には有名な帝国ホテルを始め、重要文化財に指定されている宇治山田郵便局
聖ヨハネス教会、三重県庁舎など10棟もある。
 まるで湖のように大きいため池もあったが、あまりに広大な敷地のため、その
移動のために中には村営バス、京都市電、蒸気機関車などが走っていた。
初めに乗り降り自由の案内つきの村営バスに乗り、終点で降りて、帝国ホテル
を見学したが、昔の建物は何とも言えず風格があった。
 
 お天気が最高によく、樹木はまだみずみずしい新緑のように美しく、ウイークデイ
のためか、人影もまばらで、本当にのどかで気持よかった。
 歩きながら友人に明治村へ行くと言ったら、「明治村へ何しに行くの?」と聞かれ
たことを話すと、こんな素晴らしいところなのにねと、全員で大爆笑した。
 バスの終点からいろいろな建物を見ながら、しばらく歩き、次に蒸気機関車に
乗ったが、シューシュー音を立てて走る機関車は、東京から名古屋駅までたった
一駅だったが、とても楽しく全員がまるで子供のように窓の方を向き、ひざ立ちに
なり景色を楽しんだ。あっという間に名古屋について、新幹線よりよっぽど早いね
と大笑いした。なだらかな山の中腹の建物の中に入ると、まるでタイムスリップ
しているような気分になった。
  

心がスキップしている!

2010年06月17日 | Weblog
☆ 頭が冴えて眠れない
 昨日扶桑社のカッコイイ編集者が来て、編集部ではOKが出ている、13年間
ロングセラー「心が楽になる本」の姉妹本についての打ち合わせをした。
 増刷になったばかりの本が、すぐにまた増刷になったのは、いろいろな書店が
この本のために、さまざまな方法で店頭でアピールして下さったからと分かった。
 その写真は都内近郊から、遠くは熊本までおよそ40軒あったが、それを出版社が
わたしに下さったが、だから小池能里子は全国レベルなのだと感じ、本当に嬉しく
て有難かった。このタイミングを見て、新刊を出し書店に並べるのは、8月が良いと
判断し、その打ち合わせのためだった。もしもゴーサインがでれば、およそ一月
あまりで、原稿をアップしなければならない。

 今本を書いていないが毎日ブログを書いているためか、お陰様でわたしは書く
のが大変早い。「ゴーサインが出たら、必ず一月で書き上げます」と、編集者と約束した。
 まだ完全にレジメもできていないが、わたしの頭の中では、そのための案が次から
次にと湧きあがって、グルグル回っている。
 いつも心がスキップして、体が後から追いかけているように生きているわたし
だけど、今日も体は眠たいのに、気持が昂ぶってすっかり目が冴えてしまった。
 ますます本離れが進む現代では、新しい本を出すことは、大変なのだと痛感し
たが「わたしは何時も運が良い。絶対にできる」と、いつもの暗示をかけたけれど
その結果は吉と出るか凶とでるか、分からないが、きっと大丈夫だろう。
 今日は名古屋に転勤になった若い友人と会い、大好きな新幹線に乗り、以前から
行来たかった明治村へ行くので、よけいウキウキしている。
 昔は度々新幹線のグリーン車、で関西方面に講演に行ったのになあ、なんて
思い出してしまった。

   ※ 小旅行のため二日間お休みさせていただきます。小池能里子

ニューヨークからの便り

2010年06月16日 | Weblog
 ☆ お庭に野生の七面鳥が来て
 久しぶりにニューヨークTさんのメールには、何と野生の七面鳥の写真が添付
されていました。Tさんはニューヨークのベッドタウンに住んでいますが、自然が
あふれているとても素晴らしい環境でした。そこは一つのブロックで、入口には
ガードマンがいて、安全が確保され、林のの中に住宅が点在していました。
 さまざまな小鳥、シマリス、うさぎ、キツネ、カメ、コヨーテなどが住宅の庭に
姿を見せ、ときどき餌をやっていたようですが、何と今年は野生の七面鳥が三羽
表れたそうです。ひまわりの種をやってから、すっかりなついて、毎朝早く餌を
ねだりにくるようになったとか……

 大分以前ですが、その頃ニューヨークで凄いブームだと言うヨーガを、わたしは
Tさんの案内で、何か所かの教室を研修しました。
 その時は娘、孫と三人で行きましたが、二人はブロードウエイへジャズダンスの
レッスンを受けに来ました。Tさんはわたしのために、日本人とアメリカ人のヨーガ
の先生を食事に招いて、わたしに紹介し、現代のニューヨークのヨーガについて
詳しくお話下さると言うので、一人で郊外のお宅を訪ねました。
 ホテルからタクシーで「グランド、セントラル駅」まで行き、前日Tさんに
リハーサルを受けた通り、キップを買って、放射状に沢山電車が出ている駅で
教えられた電車に乗りました。淋しがりで臆病なわたしは、生まれて初めて海外で
の一人ボッチの短い旅でしたが、心細くてずっと不安で胸がドキドキしていました。
 駅に迎えに来てくれてTさんを見たら、本当にホットしたことを今でも忘れません。

 80代のご主人は最近大分体が弱られたようですが、彼女はまだ元気でボランティア
活動を続けているようです。ニューヨークに永住を決め、日本のお住まいを整理して
から、もう10年近く過ぎたでしょうか?
 野生の七面鳥の写真を見ながら、数日間滞在したニューヨークを、まるで昨日
のことのように、懐かしく思い出しました。外では雨の音がしています。


雨の渋谷

2010年06月15日 | Weblog
  ☆久しぶりのバレーシューズ
 学園祭でラインダンスを踊るために、靴を揃えようと言う話しになった。
やはり脚が見せ場のダンスだから、靴はお揃いの方が良いと思うが、お金のかかる
ことなので、クラスメート30人の意見を聞かなければならない。
 わたしはダンス専門店の会員だから、ふつうより安く買えるが、とりあえず
その見本のために、自分で一足買ってクラスメートに見せ、その意見を聞こう
と思った。そのためには今日しかないので、昼食後に渋谷へ出かけた。
 澁谷はいつも若者であふれているが、今日は雨のためか、比較的少なかった。
久しぶりのお店はとても華やかだ、昔はよくこのお店へ通ったのだと、レオタード
が並んでいる売り場を眺めたが、やはりとても懐かしかった。
これから本格的梅雨になるが、傘をさして急ぎ足で歩きながら、雨の匂いをかぎ
(雨もなかなか情緒があって良いな)と感じた。
帰り道でもわたしの頭の中は、きれいに揃った脚のラインがちらついていた。
 その後カウンセリングケースがあるので、手早く買い物をすませ、澁谷を往復
したが、その間わずか一時間あまり、我ながら素早いと思う。
 それにしても……高齢の男女がラインダンスを踊るなんて、とっても素敵でしょ!
 

反面教師

2010年06月14日 | Weblog
  ☆ 嫌だなと感じたこと
 バスの中でぼんやりしていたら、突然賑やかになり、耳に入ってきたのは
5・60代と見受ける男女の4人ずれの笑い声だった。
今止まった停留所から乗ってきたが、静かだった車内が急に騒々しくなりあたり
を気にせず大きな声なので、嫌でもきこえる。
 どうやら何かのお稽古の仲間らしいが、話の内容は「年はとりたくない」と
言うことだった。「今更習い事でもないしさ。と言っても習ってるよね」と大爆笑。
「パソコンや携帯も使えないと言って、孫にはバカにされるけど、あんなの別に
できなくても生きていけるしね」、そこで意見が一致したらしく、また大きな声で
笑っている。バスには空席はあったが、周りを気にせずあんな大声で話すなんて
信じられない。何とデリカシーがないのだろう。

 それから、噂話になったが、00さんと00さんは妙に親しげで、あの二人は
あやしいよね。いい歳してさ…でもちょっとは羨ましいよね」などなど…
渋谷に着くまでずーっとしゃべっていた。
 未だかってまだわたしの周りには、失礼ながらあんなタイプはいない。
歳を重ねてもっとも恐ろしいのは、無神経になることだが、個人的な噂話や、世間話
も結構。でも場所柄をわきまえて欲しいと、わたしは思った。
 そんな行為は、やっぱり「感情の老化の一種」なのだろう。
周囲を辟易させる、「今更恥も外聞もない」と言う態度は、したくないと痛感し
反面教師として心にとどめた。

能里子のワンポイントアドバイス

2010年06月13日 | アドバイス
  ☆ 悩みのの堂々巡りから抜け出す方法
 長い人生の中には避けられない苦しいことや、辛い出来事が起きることもある
ようです。そんな場合誰でも、一時的には絶望感に陥ったり、悲しんだり
悩んだり、恨んだりするのは当然でしょう。
 でも,「マイナスのサイクル」の中にどっぷりつかっていては、いつまでも
決して安定した精神状態を得ることはできません。
 その辛い気持ちを素早く切り捨てるためには、発想の転換が必要です。
それはちょっと無理があるかも知れませんが、今のどうしようもない、苦しい中
から、「自分の幸せや、感謝できること」を見つけることです。
 
 たとえば……健康、どこも痛くない、生活にも困っていない、家族がいる
頼りになる友人がいる、何でも美味しく食べられる、などなど。
 そんな当然と思われることでも、広い世の中には、それすらできない人も実は
沢山いるのです。もしもどうしてもそれらを見つけることができなかったら、こう
考えては如何でしょうか。「今日も何事もなく無事に過ごせた」、そんな当たり前と
思えることでも、有難いと思ってはいかがでしょうか?
 毎日起きるさまざまな恐ろしい事件や、避けられない事故など、それらに巻き込
まれないだけでも幸せだと、わたしは考えます。
 たとえどんなに辛い環境の中でも、小さな幸せや、感謝の種を見つけられる人が
本当の幸せになれる人なのです。

朝からロツクンロール

2010年06月12日 | Weblog
 ★ 早や増刷の知らせ
 扶桑社から出た「心が楽になる本」は、13年のロングセラーだ。
先月末19版になったが、まだ一月もしないのに売れゆきが良いらしく、増刷に
なった。過去にもっとも増刷が多かったのは、三笠文庫の何冊かだけれど
一昨年増刷になっただけだ。もっとも早く増刷になったのは、明日香出版の
「気分転換の仕方」で、書店に並んですぐになくなったそうで出版後、わずか一週間
で増刷になった。あの頃はよかった。今では信じられないが、毎月のようにいろ
いろな出版社から印税が振り込まれた。
 でも「心が楽になる本」が、ひと月足らずで増刷はヤッパリとても嬉しい。
 きのうはカルチャーの生徒さんと、久しぶりに飲んで顔も洗わずに寝てしまった。
朝から入浴しサッパリした気分で、昔のロックを聞きながらこれを書いている。
 もしかしたら、新しい本が書けるかもしれない。
体がひとりで動くが、久しぶりに朝からハイな気分だ。  

きれいだった菖蒲

2010年06月11日 | Weblog
 ☆堀切菖蒲園
 今日は晴れ渡ったとても良いお天気、R大の親睦会は、男性三人女性六人で
菖蒲園へ行った。わたしは明治神宮の菖蒲園しか見たことがないので、とても
広くて、いろいろな種類の菖蒲が、沢山咲いるのを見たのは初めてだった。
 区立の園内は入場無料だったが、大勢の人で賑わっていた。
この菖蒲園は歴史が長く、江戸時代から名所だったそうで、園内には約二〇〇種類
六〇〇〇株の花菖蒲がある。今まさしくまっさかりでいろいろな菖蒲が、まるで
競い合うかのように美しく咲いていたが、今の期間はライトアップもされているようだ。
わたし達は11時ごろに入園したが、園内をゆっくり一周している間に、花ビラ
が見る間にしぼんでくることに驚いたが、多分日差しが強いせいもあっただろうか。
やはり菖蒲は紫陽花と同じで、雨が似合うお花だと思った。
それから園内にある食堂で食事をしたが、予約したお部屋が二階のため、広い菖蒲園
が一望できて、とても美しかった。
 
わたし達九人は、そこで楽しくおしゃべりをしながら二時間ほど過ごしたが、気の
おけない同世代の友人達とのおしゃべりはとても楽しく、笑い声が絶えなかった。
 わたしは菖蒲園で沢山携帯で写真を撮ったが、それをメールでパソコンに送り、
講演するときのパワーポイントに挿入するが、最近の楽しみの一つになった。
帰り道の千代田線町屋駅のホームで、何故か突然わたしのネックレスが切れて
キラキラした玉がホームに散らばった。
二人の友人達が一所懸命に拾ってくれたが、とても気に行っていたし、それに
まだ三回しか使っていないのにとガッカリしたが、でも今日はとっても楽しかった
から、これも厄払いと潔く諦めた。
 

超楽しい!ラインダンスの指導

2010年06月10日 | 健康
 ☆初めてのレッスン
 S大の学園祭と、世田谷区が開催する「イキイキ文化祭」のための、ラインダンス
のレッスンを今日から始めた。タイトルは「レッツ・ダンス」振り付けは小節数を
数え、エントリーから、エンデングまで、出来上がっていたはずだった。
 ところが今朝スタジオで踊って見たら、これは高齢者にはちょっとと感じた。
スッカリ踊りこなしていたのを、すべてバラして創りなおしたら、何と曲が足りない
どうしようと、わたしパニくった。午前中は体育で、午後は授業があるが、午前を
休んで何とか出来上がった。素人のわたしが創るのだから大変だが、以前R大でも
指導した経験がとても楽しかったので、それが励みになり何とかまとまった。

 男女約30人,男性の方がやや多めだが、脚の悪い人を除き全員参加で、生まれて
初めてのラインダンスだから、好奇心と少々の不安とが交錯しているが、何となく
楽しそうだ。出来上がったはずの振り付けを初めから忘れたりしたが、一応初め
から最後までの振り付けを指導したら、「これならできそう」と安心したらしい。
 男女がペアになり背中で手を繋ぎ、一応ラインができたが、それまでが大変で
笑いの連続だった。これから学園祭まで毎週お昼休みに練習するが、あっという
間に時間が過ぎ、声のトレーニングや歌を歌う時間がなくなったが、教室は笑いが
溢れていた。参加できない人には監督になっていただき、クラス全員参加のライン
ダンスの練習は、本当に楽しく第一回が終わった。


名曲を聴けた講演会

2010年06月09日 | Weblog
  ☆シニアスクールの講演
 今日は駒澤大学の講堂で瀬戸内教授の
    「われわれは何処へ向かおうとしているのか?」
         現代世界史が語っていることー経済の側面から。
 という、大変興味深いお話だった。世界的な経済歴史、アメリカと日本との
関わりなど、わたしの知らないことを沢山知ることができ、大変勉強になった。
 また、教授はクラシック音楽に、大変造詣が深い方だが、「ボレロ」は、
「モーリス・ラヴェル」が53歳のとき、1928年に作曲されたが、史上空前の
世界大恐慌が発生した1929年の前年に創られたそうだ。
 
 それは時代的な背景を象徴していると、解説されたので、その曲の流れが、大変
よく理解できたが、同時に歴史は、またくり返すものだと痛感した。
 講演の最後に、思いがけなくその曲をきくことができたが、詳しく解説されたので
より感慨深く、ラヴェルの「ボレロ」を聞くことができた。
 そのためか、久しぶりで聞く名曲は、より深く心にしみて、まるで体の中にある
細胞の一つ一つに浸透していくようで、久しぶりで頭がしびれた。
 それにしても……頭までしびれるのは、わたしの感受性が物凄く反応している
証拠だが、講演が終わっても、しばらく頭の中にボレロが流れていた。
 やっぱり、音楽って何と素敵なものだろう。


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