☆ 今まで生きてきた道
紫、ブルー、ピンク、白などの大輪の紫陽花が咲いている道を、わたしは
一人で歩いていた。空が青く白い雲が浮かんでいるが、とてもよいお天気で
雨が似合う紫陽花も光に映えて、本当に美しかった。
わたしはその一つの花を良く見た。小さな花が沢山集まって見事な大輪を
構成しているが、一体何輪の花が集まっているのか、どうしても知りたくなった。
そして、ブル-の花を掌にのせて、その小さな花を数えはじめたが、どうしても
途中でボンヤリして、何度数えても途中から、分からなくなる。
花をちぎって数えれば一番正確だが、それも可哀そうだし、スッカリ疲れて
道端にしゃがみ込んだ。すると突然雷がなり、大雨が降り出した。
あわてて立ち上がり走り出したが、転んでしまい、そのまま坂道を転げ落ちて行く。
大きな悲鳴を上げた自分の声で目が覚めた。
それから眼が冴えて、いろいろと考えたが、もしかしたら、あの紫陽花は
わたし自身ではなかろうか?子育てをしながらソシアルダンス教師として社会
に出たわたしは、それ以来まったく欠かすことなく、何かを学んでいる。
それが大輪の紫陽花の中に沢山あるような、小さな花ではないかしらと。
今のわたしは、小さな花はいくつか咲いている実感はある。
でもそれらが結集した、「大輪の紫陽花」のような「ラストステージ」が開ける
だろうか?それとも坂道を転がるように、年齢なりに下降していくのだろうか?
かなり満足して生きているはずなのに、また次のステップを目指して、わたし
は今でも前を向いて歩いている。少しだけ期待感も持ちながら……
紫、ブルー、ピンク、白などの大輪の紫陽花が咲いている道を、わたしは
一人で歩いていた。空が青く白い雲が浮かんでいるが、とてもよいお天気で
雨が似合う紫陽花も光に映えて、本当に美しかった。
わたしはその一つの花を良く見た。小さな花が沢山集まって見事な大輪を
構成しているが、一体何輪の花が集まっているのか、どうしても知りたくなった。
そして、ブル-の花を掌にのせて、その小さな花を数えはじめたが、どうしても
途中でボンヤリして、何度数えても途中から、分からなくなる。
花をちぎって数えれば一番正確だが、それも可哀そうだし、スッカリ疲れて
道端にしゃがみ込んだ。すると突然雷がなり、大雨が降り出した。
あわてて立ち上がり走り出したが、転んでしまい、そのまま坂道を転げ落ちて行く。
大きな悲鳴を上げた自分の声で目が覚めた。
それから眼が冴えて、いろいろと考えたが、もしかしたら、あの紫陽花は
わたし自身ではなかろうか?子育てをしながらソシアルダンス教師として社会
に出たわたしは、それ以来まったく欠かすことなく、何かを学んでいる。
それが大輪の紫陽花の中に沢山あるような、小さな花ではないかしらと。
今のわたしは、小さな花はいくつか咲いている実感はある。
でもそれらが結集した、「大輪の紫陽花」のような「ラストステージ」が開ける
だろうか?それとも坂道を転がるように、年齢なりに下降していくのだろうか?
かなり満足して生きているはずなのに、また次のステップを目指して、わたし
は今でも前を向いて歩いている。少しだけ期待感も持ちながら……