ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

高一 国語テストに使われた著書

2009年01月18日 | Weblog
  ☆ 長文読解基礎学力テストから
 実務教育出版の2008年度国語問題に使われたものですが
「気持ちが晴れる本」一九九八年七月三笠書房より発行。
 その後2002年10月同「知的生き方文庫」より
「不思議なくらい元気が出る」リラックス法」として発行、昨年
一八版となっているロングセラーです。

   ☆ 努力逆転の法則
「人の心は不思議です。ひとつの見方、尺度ではなかなか測れない部分が
沢山あります。たとえば、あなたは「がんばっているのにうまくいかない」と
感じたことはありませんか?こんなに前向きに積極的に取り組んでいるのに
あきらめきれずに努力しているのに、どうしてうまくいかないんだろう……
 「こんなはずではなかった」「本当は、もっとしっかりできるのに……」と
失敗を失敗としてキチンと認めることができずに、どんどん泥沼に入り込んで
しまう、そんな経験はなかったでしょうか。
これはたくさんの成功をおさめてきた人、バリバリ仕事をこなしてきた
きた人、がんばり屋さんで通ってきた人が陥りやすい“落とし穴”のような
ものです。「ガンバルことは良いことだ」「ガンバレば必ず成果はあがる」と
いう固定観念にとらわれてしまっていて、「ガンバリ過ぎて失敗してしまうこと
もある」と言う単純なことをうまく受け入れられることができなくなっている
のです。人は、いつでも完全無欠いられるわけではありません。
欲張り過ぎたり、完璧なできばえを期待してしたりし過ぎると、どこかに
必ず無理が生じてくるものです。
 成功させようとプラスの方向へと考えているつもりでも、無意識のうちに
失敗するまい、失敗するまいと、強く念じているのと同じことになって
そのマイナスの緊張感があなた本来の力を封じ込めて、また失敗を招く
結果になることもあるのです。
 これを「努力逆転の法則」と言います。

 成功させようと気負いすぎて、懲り固まった頭で考えるよりも、むしろ肩
の力を抜いてリラックスして対処したほうが、よい結果を生むこともあるの
です。「ダメでもともと」「うまくいったらもうけもの」くらいの力の入れ方
です。思い切って開き直ったら、かえってことがすんなり運んだ、そんな
こともありますよね。何か目標を達成するために、また幸せになるために
一生懸命がんばっているのに、なぜか物事がうまくいかない……
 今までがんばって勉強し、いい学校を出て、一流会社に就職したという
人がいたとしましょう。それでも、仕事や人間関係など、いろいろなことが
うまくいかないことがあります。
 それは何故だと思いますか?私のもとへカウンセリングを受けにくる
若い人を見て思うのは、みな教育熱心な両親に育てられた勉強家で、知識は
いっぱいあるのに、それが本当に身になっていない人が多いということ。
 何となく頭デッカチな人がおおいようなのですが、それは知識があっても
知恵がないからではなでしょうか。
 知識は勉強して身につけるものですが、知恵はその場その場で知識を
引出し、うまく使えるように、組み立てたりする力です。
 せっかく知識はたくさん持っているのに、それを上手に使えないという
印象を私はうけました。それは勿体ないことですよね。
 
 それどころか知識ばかりが豊富なせいで、人の言うことには耳を貸さない
人が多いのも残念なこと。素直に人から知識や情報をもらったり、知らない
ことがあれば、それを率直に認めて吸収するようにすれば、もっと賢く
なれるはずなのに……
 知識が多いせいで自分を過大評価してしまい、「何で自分がこんなことを
しなければいけないんだ。もっと素晴らしいことをするべき人間なのに」
などと思うのかも知れません。
 不平や不満が多いと、どんなに知識があっても、感謝する心を忘れた
人になってしまいます。それはイコール、幸せを掴めない人と言うこと。
 これではどんなに知識があっても、自分なりにがんばっても、うまく
いくはずがありません。知識が人よりあるとか、ないとか、誰より偉い
とか、劣っているとかではなく、素直に幸せに生きることが大切。
 そう思いませんか?
  
※ 11年前自分が書いた文章を見て、(かなり書き方が変わったな)
  と感じました。その他の本も会社名は忘れましたが、教科書の
  一部に使われたり、また企業や、大学の公開講座で使われたり 
  日本語を教えたり、学んだりする「日本語ジャーナル」でも
  使われました。



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