ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

今まで生きてきた道 26回

2006年09月27日 | 


 ☆いつまでも女性らしく
 いつもアクティブに行動しているわたしなので、多分これを読んでいて
くださる方は、わたしが毎日「髪を振り乱してひたすらがんばっている」
だけで、家事などまったくしないのではと、きっと想像なさるのではと
思いますが、料理好きですし、見た目より意外と家庭的なタイプです。
 またわたしはかなり情感が豊かな方(そのためときどき困るのですが)
ですし、エキセントリックなくらい気持ちが若いので、ゼネレーションの
違う人たちともほとんど違和感なくお付き合いができるのです。

 わたしのもっとも若い男友達はまだ三十歳になったばかりですが、二人
で飲みながら何時間でも楽しくおしゃべりができるので、「どうして?」
と他の友人に呆れられていますが。わたしが若いのか、相手が老成してい
るのか実は分かりませんが、でもなぜか気が合うのです。
 またいつでも身なりにも、おしゃれにも気を使っているのは、何歳に
なっても女性らしくありたいと思っているからです。
 広い世の中にはある程度の年齢になると、「今更この歳をしてと」と
まったく身の回りをかまわなくなる人もいますが、でも残念ながら年齢と
共にだんだん衰えてきますので、若さがなくなる分だけ、より一層身だ
しなみに気を使うことが欠かせません。

 ☆ 人生の先輩のお手本
  わたしのスタジオに八十三歳の有名な女優さんがいます。彼女は
スタジオ開設以来三十年以上も熱心に、ヨーガレッスンに通って
います。とても美しく、若々しく素敵で、声もきれいですので、他の生徒
さん達の憧れです。美貌ではとてもかないませんが、「わたしもあのように
年齢を重ねたい」といつもお手本にしています。
 今までわたしは長年心の中からほとばしるような情熱に、まるで翻弄
されるように生きてきましたが、これはわたしの運命かもしれないと思
うことにし、それに逆らわないで、心の命ずるままに素直に受け止める
ことにしています。これはわたしの個性と考えると、生きていくのが
ずっと楽になれるし、他の人とあまり比較しないことにしています。
      
  ☆ 10年目のパーティ
  パテーィ好きのわたしは、十年前に開催した一流ホテルでまた
 パーティを開くことにしました。
  10年前の出版記念と自分のご褒美パーティから、その間に著書が
 三十冊増えていましたし、わたし達夫婦の金婚式とわたしの誕生日と
こんなトリプルでおめでたいことはないと、一人で喜んで人生の区切
りとしたかったのです。
 パーティには結婚して現在はチェコに住む音楽家が、チェコ人の
ご主人とわたしのために特別に編曲してくれた曲を演奏してくれたり、
友人がピアノを演奏したり、またマジックを披露したりしてくれました。
 また大学の舞踊科に在籍する孫の友人達がジャズダンスを踊り、会場
は華やかで、とても盛り上がりました。
 一足先にハワイで祝ってくれた、わたし達が正装している金婚式の
ビデオも、友人達から褒められたり、羨やましがられたりしました。

 パーティが終わってからこれがもしかして、わたし人生の第三の
スタートではないかと、ふと思えたのです。
 過去に三回、三年間、五年間、十年間と自分に賭けた期間がそれぞれに
ステップアップできたし---------とそんな思いでしたが、でもなぜか
もう一度だけ自分に賭けたいなと感じたのです。
 それから一週間後に、夫とイタリアに行きましたが、そのとき閃いた
のが、国際心理学会でのプレゼンテーションでした。
 きっとまたわたし以外の力が、大きく働いていることは確かなのでしょう。
そしてまたわたしは、次のジャンプを設定してしまったのです。
                            能里子

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