ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

カウンセラーからのアドバイス 24回

2006年09月23日 | アドバイス
☆アド うつ病にならないために 
 うつ病は「心の風邪」とも言われるように、誰でもなる可能性がある心
の病です。原因としてはストレス社会、めまぐるしい毎日、先行き不安の中
高年世代、わずらわしい人間関係、経済問題、老人問題など、その種はつき
ないようです。
 また先進国全体が競争社会の悪い影響を受けているようで、今や世界的
にうつ病が多発しているようです。でも生まれつき神経がタフにできてい
る人は、羨ましいですが滅多になることはありません。
 
 何年か前オランダのライデンで開催された国際心理学会で、たしかフランス
の学者だと思いますが、このようにお話をしたのがとても印象に残っています。
 それはうつ病は再発しやすく、何度もなる人が多いため費用がかさむので、
ワークショップのグループで指導しているそうです。

 その中での指導法は「うつ病になる人は、その思考であり、その人の性格で
はない」また「思考は現実ではなくあなたそのものではない」そして、過去の
ことや身の周りの些細なことは気にかけないこと。
 また「今自分は何を考えているか」などを、客観的に見させるとその間は
いつも心の中をぐるぐる回っているマイナス思考はないので、うつ的思考
から開放されるのだと。確かこんな内容でしたが----

  ☆ あなたは大丈夫ですか?
 わたしは精神科医ではないので、専門的な知識は欠けるかもしれません
が今まで長年にわたり、たくさんのうつ病と言える方達を指導した経験
が豊富ですので、わたし自身の観点からお話を進めます。
 なりやすいタイプは、やさしい人 几帳面、真面目、繊細、責任感が強い
など、良い面がたくさんありますが、それに悲観的、自己主張ができない
周りに気を使いすぎ、欲求不満、抑圧、依存症的性格などが加わると、より
かかる可能性が増えてきます。
 
うつ病になる人のイメージは、おとなしく真面目で、内向的な人のように
感じますが、実は決してそうではなく、外交的で、ポジティブで明るい人でも
つまり誰でもなる可能性があると言えるでしょう。
 ですからわたし自身も、罹りやすいタイプかもしれない自己分析して
いますが、実はわたしのカウンセリングルームのアシスタントも、明るく
元気ですが、やはりかなり繊細でした。今までわたしの戦力として4年間
助けてくれましたが、もう半年間以上もうつ病の治療を受けていますので
現在はわたしが一人で指導ケースを受け持っています。

 うつ病のもっとも危険なことは突然自殺に走ることです。その自殺者の
七割が男性だそうですが、死ぬ気になればどんな困難でも乗り越えられると
思うのですが、でも実情はそうは行かずに、ますます自殺者が増えつつある
のが現状のようですが、今大きな社会問題になっています。

 ☆ あなたにはこんな状態がありませんか?
 朝の気分が最も悪く、朝刊も読む気がしないし、会社(学校)に
行きたくない。すべてを悲観的に捉える。 何もする気がなく
ボーっとしている。意欲がなくなり集中力もなくなった。体がとても
疲れたり、熟睡できないなど---------
  先ほどもお話しましたが、どんな人でも精神的なショックがあると
うつ状態になりますが、それはたとえどんなに落ち込んでも、二週間ほど
で立ち直れるのがふつうです。
 もしも二週間経ってもまだそのままの精神状態が続くようなら、それは
場合によっては自殺に結びつくもありますので、大変危険ですので、すぐに
精神科を受診することをお薦めいたします。
 明日はあなたのうつ度をチェックするテストをご紹介しましょう。
                         能里子

  
   
 

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