引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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⑨真昆布の産地をたずねて。2015年7月30~8月4日

2015年08月16日 | 出汁素材の産地をたずねて

 雑感。

 

カメラは、

教室のときと同じデジカメ 

CANON620F。

瞬間瞬間を、乱れ撮り。

漁の写真は大量に撮りましたが

いかんせん、望遠がないので

遠方は、これがギリギリ。

写真は

箱めがねで、昆布をさがして(選んで)

いるところ。

さて、昆布漁は3人で船にのると

聞いていました。

3人にはそれぞれ役目があり

舳先には、昆布を揃えたり結束する人。

中央には漁をする人。

船尾には、船が動かないよう

安定させおく「止っ子」。

鹿部の天然漁では、3人操業の

船はなく、1人~2人でした。

人手不足なんですね。

 

 8月2日だったか、

休憩中の漁師さん達が、

「でも地元の高校生が2人、

昆布漁師になるってテレビが

言ってたよ」

「うれしいよな」

 若いその世代の輪が、

来年、再来年へと繋がって

輪がひろがるかもしれません。

可能性を秘めた明るいニュースでしょう。

 

<天然真昆布と養殖昆布>

尾札部、川汲浜の漁は終了していましたが

運良く、鹿部浜で解禁、見学できました。

鹿部港にて。

朝10時。

続々帰港する船。

そのなかで一番立派だった

鹿部浜産の天然真昆布です。

 こちらは、尾札部で撮った

養殖昆布の水切り風景。

水切り後、干場へ。

素人ながら、しかもたった4日間でも

毎日、採集された昆布を見ると、

よく育った昆布の漁師さんは、

雰囲気、働きぶりがちがいます。

 

いよいよ発ちます。

朝食後、拾い昆布の女性に

お礼を言おうと

急ぎ、行ってみました。

朝8時。

もう干してありました。

やはり、今日も浜なんですね。

いただいた根昆布は、

女性に教えられた通り、

2日間水に浸けてみました。

2日目、トロリ、トロ~リ。

 

豊かな漁場の南茅部、噴火湾。

駆け足でしたが、

岩田さんのご案内で

地元の特産加工品の見学を

させていただきました。

<川汲町>

昆布加工の「かまだ商店」さん。

場内に足を入れるとやさしい

酢昆布の香り。

これは何だと思いますか?

答えは、

つどーる・プラザ・さはらで催行した

だしとり教室のお椀のなか。

「今度、とろろ昆布削りの体験しに

どうぞ」

誘ってくださったお嬢さんと戸崎部長。

行くかも。

<鹿部町>

無添加たらこ製造の「道場水産」さん。

「1本どうぞ!」と道場登志男常務。

この写真より大きいサイズを

つるっと、1本試食。

噴火湾のスケソウダラのたらこは

皮が薄くていただきやすく、

粒はプチプチしっかり。

 <砂原町>

帆立の加工場「丸太水産」

噴火湾の帆立は、肉厚です。

工場内は、白衣を着用。

手で抑えてるのは、バッグ。念のためww。

工場長 米坂さん。

「干し貝柱、家庭でもつくれますよ」と

作り方を伝授していただきました。

<砂原商工会々長・岩井光男さん>

「わたしの人生、演歌です」と

自己紹介されてましたが

情の厚い方。

今回、ご多忙のなか、

空港からのピックアップ、

宿泊先選択、

Yさんのご紹介、工場見学等

お連れいただき、

大変お世話になりました。

 <いろいろお世話になりました。

温泉旅館「鹿の湯旅館」の

女将さんと尾札部出身の従業員さん>

お2人共美しく、働き者。

しかし、あんなに毎日お話して

たのに写真もなく、お名前も

うかがってませんでした。

鹿の湯は、大正時代創業の温泉旅館。

全く疲労感がないのは、

地元で採れた魚介や野菜料理

と温泉のおかげかもしれません。

 

鹿の湯さん町内のお寿司屋さん

「大ずし」の大将夫妻にもよくして

いただきました。

 

もう少しいたかった

そんな南茅部の旅でした。

函館へ向かいます。

 

 

 

 

 

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