わたしは和食が専門ですし、家での食事は、ほとんど和食、
オリーブオイルが絶対必要というわけではありません。
でも、イタリア料理も好きですし、
ときどきパンやパスタ、サラダに使い、
生のオリーブオイルの香りを味わいたくなるのです。
また、和食に合う香りのオリーブオイルがあれば、
たまには、和食に使ってみるのも、若い人向けにいいかな、
と考えていました。
ヘルシーですしね。
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あきらめていた、おいしいオリーブオイルとの出会い
毎年3月に催されている国際食品見本市・FOODEX JAPAN。
そのFOODEXでの大きな楽しみの1つは、オリーブ・オイルの試飲。
海外部門の食品館では、迷わずイタリア館に直行です。
もちろん、エキストラ・バージン・オリーブオイルの試飲のため。
しかし、
重くもたれたり、
香りが合わなかったり、
のどをチカチカ刺激したり、
いつまでも残るオイルのあとくちの悪さが気になったりで、
なかなか「これ!」というものと出会いませんでした。
ごくごくたまに、ああこれなら、というものがありましたが業務用で、
市販はしない、というお話に落胆したりも。
また、たまに人から勧められたり、
妥協して購入したエキストラ・バージン・オリーブ・オイルは、
どうしても、おいしいと思えず、数回使うだけでサヨナラ。
というわけで最近は、あきらめモードにスイッチが入り、
わたしに合うオリーブオイルは、ないのではないか、
縁がないのかも、と、真剣に探す気を失いつつありました。
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朝倉玲子さん輸入販売の
オルチョ・エキストラ・バージン・オイルとの出会い
ところが、びっくり
10月5日のこと、
思いがけず、わたし好みのオリーブ・オイルと出会いました。
東京・武蔵関の自然食品店[自然村]さんのお声がけで催した
出汁教室に、オリーブ・オイルの輸入業者・朝倉さんが参加
してくださったのです。
わざわざ福島県の会津若松から、です。
朝倉さんは、キラキラした笑顔で台所に入ってこられ、
「うちのオリーブオイルです!よろしかったら、ぜひ!」
頂戴したのが、オルチョ・エキストラ・バージン・オリーブオイル
でした。
アップです。
出汁教室で数時間過ごして感じた朝倉さんの、
熱心で、さっぱり、きっぱりしたキャラに、期待感がふくらみ、
翌日、落ち着いて、フランスパンにつけて味見することに。
おそるおそるパンにつけて食べてみたら・・・・・・・・。
これは、ちがう!
と、はっきり自覚しました。
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わたしにぴったりのオリーブ・オイルでした。
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使うたびに、これがオイル?
と不思議に思うくらい、さっぱりしているのです。
まったく口に残らないのです。
残るのは、さわやかな香り。
ORCIO SANNITA
オルチョ・サンニータ。
10月5日から1ヶ月余り経ちました。
温野菜、生野菜、お豆腐・・・いろんな食材にパッパとかけて、
初めて使い続けている、オリーブ・オイルです。
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なぜ続いているのか、
こたえはカンタンです。
酸化していないから。.
だから、あとくちもよく、さっぱりしているのです。
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●オルチョ・サン二ータの酸化させないための心遣い
①有機農法のオリーブを酸化しないうちに摘み取る。
②収穫後、即日搾油、熱を一切かけずにしぼる。
③冷蔵輸送。
イタリアから船便で輸送する場合、
かならず通過せねばならない赤道直下を
15度以下の冷蔵で輸送する
文章にすれば、たったのこの3行ですみますが、
手作業、気遣い、これはたいへんなことなんです。
朝倉さんが3年間暮らした大好きなイタリア。
その朝倉さんの、必至になってやっと見つけた、
オルチョのエキストラ・バージン・オリーブ・オイル。
冷蔵輸送ということだけを聞いても、
「本当においしいオリーブオイルを、おいしいままで
日本のみなさんに届けたい!」
という思いがこもっているような気がします。
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オリーブ・オイルひよっこの
わたしの説明では不足です。
どうぞ、朝倉玲子さんのHPをごらんください。
オルチョ・サンニータ
福島県会津若松市日新町10-29
TEL/FAX0242(27)2688
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写真は、11月8日、料理教室の前の
わたしの昼食用のサラダです。
久松農場からの宅配野菜の水菜を使ったもの。
緑色が濃いでしょう?
オリーブオイルをかけていただきます。
①水菜は洗って、水に放し、水気をしっかりきります。
サラダをつくるとき、1番大切なことは、葉がしゃきっとするまで、
水に放し、そのあとは、水気をしっかりきること。
水気が残っていたら、オイルやドレッシングがからみません。
②ありあわせの、プルーン、くるみ、レーズン、りんごをそえます。
②オルチョ・サンニータを、大さじ2ほどかけます。
③塩、こしょうし、レモンをしぼってかけ、ささっと混ぜあわせて、
シャクシャクいただきました。
たっぷり使ってるのですが、オイル、口にぜんぜん残ってません。
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この材料に限りませんが、飾りの必要のないサラダを作るときは、
ボウルに材料全部を入れ、手でかきまぜます。
冷たく冷した野菜ですが、
手の温度でオイルが野菜にからみやすくなるのです。
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機会をみて、ちょっぴり和食レシピを公開するかも、です。