15年ぶりに訪れたドイツ、ベンツの工場があるシュッツガルド。
これはこの時にポイントレースとロードレースに参加したが、スタート2週目に集団落車をよけたと所で後続の選手に突っ込まれ自転車が大破してリタイヤ。
その光景は全世界に放映されてしまった。
その時の難コースとは違い、比較的やさしいコース、だが1箇所のみ13%700mの登りが一直線に続く、ここが今回の勝負所で、低速でもじわじわと足を使い、気がつけばすべての力を奪いつくされ切れて行くだろうとの予測は当たった。
前日は緊張もあることだろうと静かに選手を過ごさせ、スターと直前に簡単なアドバイスだけに留めた。経験豊富な日本を代表する選手だ、色々言わなくても言わんとする事はわかるはず。作戦など無い、あったとしても今の実力でどうにも出来ないのが現実だ、ただ完走を目指すのみ。
そんな3人は元気にスタートして行く、新城、宮沢は自分達にできる事はやりますといった分だけ動く、集団のペースは自分が知りえる世界選手権の中では非常に遅く、その分日本の選手は前のほうで走れている、他のアジア諸国の選手も真ん中あたりで走っている、昨年は補給地点を通過するときに風であおられるような勢いがあったが、日本のレースのほうが速いぐらいだ。こんな時は後半が凄くなる。
周回を重ね、13%の壁を登る選手の足取りや顔の表情は次第に苦しくゆがみ、力の差が出てきた。
この選手次に切れるのではと思うとやはり力尽き切れていく。その映像はチームテントの中でも見ることができ何処のチームのスタッフも心配そうにテレビに釘付け。でも有力チームは落ち着いている、切れるはずが無いからだ。
このペースなら未だ未だ大丈夫、他のテントの中も非常にリラックスした状態が続く、俺は前半チームカーで選手の後ろを走り、中盤はメカを車に残しニュージーランドと運転を交代、その分テレビと激坂を見に行く事に。ここで新城、宮沢の梅丹コンビと対照的に苦しそうな別府の姿があった。
その後テントに戻ると補給と叫ぶ別府の姿、即座にCCDを渡す。
次の周回でも補給を要求する別府、選手は無線機が搭載されているからチームカーとも補給員とも話はできる。
ペースが遅い時に選手が止まったりしている状態なのでチームカーにも下がれるから不安は無い。
それより無線だ、チームテントも前だけがドイツの無線事情の為に妨害電波が流れ選手と会話ができなくなる、時に電話も通じないほどだ。
チームテントのベックさん〔西ドイツナショナルチームのマッサージャーで金メダルをいくつももたらしたゴールドハンド〕
別府に食料を渡すように指示、第二ピットにいるセルジョ〔イタリアナショナルチームのマッサーも勤めた事がある〕と中島に携帯電話で補給を渡すように指示する、ここが広く補給が取りやすい。
しかしその数周後、別府は未だレースが始まる前にリタイヤしてしまう。
選手は生もの、鮮度が大事で、調子がいいときも有れば悪い時もある、でもすべてを出し尽くして走るしか表現のしようは無いのが選手と言うものだ。もし何かを言えばそれは負け、選手としては非常に恥ずかしいことだ。
気持ちは十分に判る、でもその場で見ていた人達はごまかされはしない、坂で苦しみ足が動かなくなっている姿、そろその終わるのではないかということぐらい。
これが中盤以降、レースが始まっていれば残念とおもうが、レースが始まる前の出来事でハンガーノックとは唖然とした。
新城、宮沢は中盤で粘るが中盤すぎからじりじりと下がり始める、この頃になるとアジア諸国の選手でも強いといわれる選手のみが残っている、宮沢も坂で苦しんで切れる、新城はこの難関は集団についていくものの頂上の平地ですべての力を使いきりぴったりと止まってしまった。
この2人は普段超一流選手と走る機会も少ない〔コンチネンタルチームの為〕プロツアーの選手の凄さを目の当たりにしたのだ。
宮沢は頭は動いていたが足が限界でしたと振り返る。
結果は完走できなかったけれど、良く戦った、初の世界選手権でここまで走れば十分評価できる、新城はアンダーを卒業して初のエリートだし今後が楽しみだ。
今回の世界選手権はスタップが少なかった、補給に関しては3選手に対し3人も居たから問題は無いだろう、昨年は応援部隊がいて4人だったが。
補給は別としてスタッフは多いほうがやりやすいのは事実だ。
スタッフの人数増やす前に選手の強化が第一だろう、走れないから世界選手権行かなくても良いといわれて今の実力だと弁解のしようが無い。
日本の選手よ現実を見ろよ、ツールドフランス体験シュミレーションは終わりだ。競技選手として恥ずかしくないようになれ。
これはこの時にポイントレースとロードレースに参加したが、スタート2週目に集団落車をよけたと所で後続の選手に突っ込まれ自転車が大破してリタイヤ。
その光景は全世界に放映されてしまった。
その時の難コースとは違い、比較的やさしいコース、だが1箇所のみ13%700mの登りが一直線に続く、ここが今回の勝負所で、低速でもじわじわと足を使い、気がつけばすべての力を奪いつくされ切れて行くだろうとの予測は当たった。
前日は緊張もあることだろうと静かに選手を過ごさせ、スターと直前に簡単なアドバイスだけに留めた。経験豊富な日本を代表する選手だ、色々言わなくても言わんとする事はわかるはず。作戦など無い、あったとしても今の実力でどうにも出来ないのが現実だ、ただ完走を目指すのみ。
そんな3人は元気にスタートして行く、新城、宮沢は自分達にできる事はやりますといった分だけ動く、集団のペースは自分が知りえる世界選手権の中では非常に遅く、その分日本の選手は前のほうで走れている、他のアジア諸国の選手も真ん中あたりで走っている、昨年は補給地点を通過するときに風であおられるような勢いがあったが、日本のレースのほうが速いぐらいだ。こんな時は後半が凄くなる。
周回を重ね、13%の壁を登る選手の足取りや顔の表情は次第に苦しくゆがみ、力の差が出てきた。
この選手次に切れるのではと思うとやはり力尽き切れていく。その映像はチームテントの中でも見ることができ何処のチームのスタッフも心配そうにテレビに釘付け。でも有力チームは落ち着いている、切れるはずが無いからだ。
このペースなら未だ未だ大丈夫、他のテントの中も非常にリラックスした状態が続く、俺は前半チームカーで選手の後ろを走り、中盤はメカを車に残しニュージーランドと運転を交代、その分テレビと激坂を見に行く事に。ここで新城、宮沢の梅丹コンビと対照的に苦しそうな別府の姿があった。
その後テントに戻ると補給と叫ぶ別府の姿、即座にCCDを渡す。
次の周回でも補給を要求する別府、選手は無線機が搭載されているからチームカーとも補給員とも話はできる。
ペースが遅い時に選手が止まったりしている状態なのでチームカーにも下がれるから不安は無い。
それより無線だ、チームテントも前だけがドイツの無線事情の為に妨害電波が流れ選手と会話ができなくなる、時に電話も通じないほどだ。
チームテントのベックさん〔西ドイツナショナルチームのマッサージャーで金メダルをいくつももたらしたゴールドハンド〕
別府に食料を渡すように指示、第二ピットにいるセルジョ〔イタリアナショナルチームのマッサーも勤めた事がある〕と中島に携帯電話で補給を渡すように指示する、ここが広く補給が取りやすい。
しかしその数周後、別府は未だレースが始まる前にリタイヤしてしまう。
選手は生もの、鮮度が大事で、調子がいいときも有れば悪い時もある、でもすべてを出し尽くして走るしか表現のしようは無いのが選手と言うものだ。もし何かを言えばそれは負け、選手としては非常に恥ずかしいことだ。
気持ちは十分に判る、でもその場で見ていた人達はごまかされはしない、坂で苦しみ足が動かなくなっている姿、そろその終わるのではないかということぐらい。
これが中盤以降、レースが始まっていれば残念とおもうが、レースが始まる前の出来事でハンガーノックとは唖然とした。
新城、宮沢は中盤で粘るが中盤すぎからじりじりと下がり始める、この頃になるとアジア諸国の選手でも強いといわれる選手のみが残っている、宮沢も坂で苦しんで切れる、新城はこの難関は集団についていくものの頂上の平地ですべての力を使いきりぴったりと止まってしまった。
この2人は普段超一流選手と走る機会も少ない〔コンチネンタルチームの為〕プロツアーの選手の凄さを目の当たりにしたのだ。
宮沢は頭は動いていたが足が限界でしたと振り返る。
結果は完走できなかったけれど、良く戦った、初の世界選手権でここまで走れば十分評価できる、新城はアンダーを卒業して初のエリートだし今後が楽しみだ。
今回の世界選手権はスタップが少なかった、補給に関しては3選手に対し3人も居たから問題は無いだろう、昨年は応援部隊がいて4人だったが。
補給は別としてスタッフは多いほうがやりやすいのは事実だ。
スタッフの人数増やす前に選手の強化が第一だろう、走れないから世界選手権行かなくても良いといわれて今の実力だと弁解のしようが無い。
日本の選手よ現実を見ろよ、ツールドフランス体験シュミレーションは終わりだ。競技選手として恥ずかしくないようになれ。
日本とヨーロッパの環境では色んな面で違いがあり、色々考えさせられますね。僕は、趣味で楽しんでいるんで、好き勝手な事を考えてしまうけど、三浦さんをはじめとする方々、頑張って下さい。応援してます。
自分もビジネスマンとして成長し、この競技をサポートできる人間になりたいと思います。
世界選レポートありがとうございました。
若き選手達が海外で活躍するのは俺らの夢を乗せて走っているのと同じです。
12月は未だ高校を卒業して1年の若き選手を連れてタイで戦ってきます。
結果は望めない苦しい戦いになると思いますが、この中からかならづ強い選手が出てくることでしょう。
応援宜しく。
件の選手の言い訳と責任転嫁満載の文章を読んで以来のここ1ヵ月半のもやもやがすっきり取れました。
今後のナショナルチームのご活躍、楽しみにしております。
あなたの根性論はトップカテゴリーの選手には糞も役立たないと思う。
子供に教えるとかそういうのなら理解できますが、
あなたの時代じゃ精神論でよかったかも知れないが
それで世界に通用したんですか?
たしかに甘やかしとかそう言うのは困るが、
いつまで経っても「根性」だけで、根元の人材が増えれば奇跡的に速い人が生まれてくる事を只待ってるとしか思えない。
世界をリードするロシアの選手、根性論が出てきます。負けるなら死んだほうがマシ、これが世界で戦う人の心理です。
選手が力不足なのもわかるのですが、最高のサポートをしてあげたいですよね。
誰が悪いと書くより、どうすればよくなるかを考えて欲しいものです。
>テニスプレーヤー様
「だけ」って書いてないと思いますよ
必要ないなんて書いてないでしょ?
根性には土台が必要です。
現時点で日本で考えられる最高の選手3人選んだわけで。選手からサポートが足りないと言われれば、それが事実なわけですよ。
『各自役割はすべて果たせたのか?』って事でしょ。
>king様
うるさいだけの先輩って迷惑ですよ(苦笑
「日本の選手よ~恥ずかしくないようになれ」って…。他の件だってコーチの発言としてほめられたものじゃないでしょう。
自身の立場をお考えください。
それと「シュミレーション」は直しましょうよ。
無い無い尽くしかとは思いますが、期待してます。
応援してます。
くれぐれも戦う相手を間違えないでください。
力不足なのは選手だけじゃない。
普段面倒見ていない選手を、世界戦に連れて行くだけならただのツアコンと同じ。 腹を割って選手とコミニュケーション取れる関係を築くまでには、相当時間もかかるはず。 そういう努力をこれから先、どれだけ出来るかということでしょうね。 もちろんそうなると家庭も犠牲にしなければならない事もあるし、King個人が、選手に自腹を切って投資しなければいけないこともある。 それが出来なきゃ、監督辞めたほうがいいよ。 名ばかりの監督じゃやる気もおきないでしょう?
これまでは閲覧をするのみで、コメントを書き込むこともありませんでしたが、
この度思うことあり、はじめて書き込ませていただきます。
「敗軍の将、兵を語らず」との言葉がありますが、
貴殿の言動は、まさにその逆の行いと言わざるを得ません。
結果を出せなかった選手には、もちろん大きな責任があるでしょう。
しかし、その責のすべてを選手側に向け、
自己批判をほとんど行わないという姿勢はいかがなものでしょう。
また、叱責する必要があるならば、本人に対してのみ申し伝えればよいこと。
わざわざ公の場で非難し、当人を貶めようなど、人の上に立つ者のすることではありません。
それらは、自転車ファンや解説者にでもお任せください。
「先にブログに書いたのは向こうだ」
そうかも知れません。
ただ、貴殿と当該選手とでは立場が違います。
また、先方の言い分も見て参りましたが、彼は誰かを個人的に非難することも、
「一方を貶めるために、他方を持ち上げる」などということも、
行ってはいないように思えます。
当該選手の方が、よほど「大人」の対応をしているように感じられるのは私だけでしょうか。
「かつては…」
貴殿の好む語り口ですが、それを借りるならば、
かつての名将たちは、敗戦の際、どのような態度を取ったのか。
考えずにはおれません。
「あの大会において、自分は監督(将)ではなかった」と仰るかも知れませんが
それに準ずる立場であったことは、
まさに貴殿の書き込みこそが証左となっております。
一般社会において、部下の非を外部に向かって挙げ連ねるなど、文字通り愚の骨頂。
これほど恥ずかしい行いはなく、
上司であるその者自身、ならびに所属する組織の無能を示すことになります。
かつての私も、当時の上司から幾度となく庇護されてまいりました。
そして今、私の部下によるミスは、すべて私の責任であると考えております。
極論をいうならば、人の上に立つ者にできることは、下の者の尻拭いぐらいしかないのです。
失礼を承知で申し上げますが、
一般企業にたとえるならば、貴殿は個人商店の主の器で、
組織のトップに立つ器ではないように思われます。
器という言葉がお気に召さなければ、「資質」でもいいでしょう。
定期的にこのブログを拝見する中で、今回のいざこざ(?)を知りました。
私は、別府選手個人のファンでもなく、新城選手らに対する貴殿の高い評価も同意いたします。
ただ、自転車競技を愛する者として、失礼千万承知で苦言を呈させていただきます。
「恥ずかしくないような」という言葉は、
同時に、将であるご自身に対しても向けられるべきでしょう。
もしも、言わずともきちんと向けているのならば、今回のような言動はできないはずです。
某国技協会の惨状からも分かります通り、内部批判なき組織はもれなく腐敗します。
日本の自転車競技界が、内部批判を潰す組織ではないこと、
また、批判から「次」を学べる組織であることを期待しております。
私自身はたいした選手ではありませんでしたが、レースを見ていると強い選手、勢いがある選手がわかります。最近の選手の選び方は、以前と比べるとかなり実力をみているように感じます。レースの会場で三浦さんをお見かけすることはありませんが、現場にいた方から三浦さんに情報が上がっているのでは?と思います。(そうとしか思えません)なぜなら、走りが良い選手が必ず入っているからです。直近の例では、順天の某選手がジャパンカップの代表になっていました。
今回の世界選手権の結果は残念なことでした。次につなげてください。叱咤激励は監督の仕事です。
選手は言い訳無用だと思います。
監督として恥ずかしくないようになれ。