九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

調整の難しさ

2007年04月18日 09時26分53秒 | Weblog
選手を辞め人事となった調整、この二文字だけは本当に難しく完璧と思っても走り出すまでは解らないのが現実だ、良くレースの前に調子はどうと聞かれて、絶好調と言う言葉が出るという事はそうでありたいという事で、今一つと答えたときは本当に調子が悪いか、やるだけの事はやって来たが結果がどうでるか心配なときだ。
ナショナルチームを率いて色々な選手を最高の場で戦わせ結果を残してきたが、選手の普段の状態が見えないので完璧に調整させる事が出来ない、昨日も廣瀬敏(日本代表選手)から未だ調子が今ひとつで、5月の熊野に出たほうが良いかとの相談があった、日本を代表して戦う選手の肉体には大きな負担がかかる、国内の大会を走るのとは違いが大きすぎる、幾ら小さな大会で勝てても皆が狙う大きな大会を勝たねばただの自己満足だ。つい最近どうしても3km4分を切れない選手の面倒を少し見たが簡単に3分だいに突入、なぜ記録が出ないかを科学しただけでの進歩、選手は色々な面で心配になるから、それを取り除くのも俺の仕事。大きな大会に向けて調子を上げるのは至難の業で選手だった俺は重々承知。
マイクロシステムという名の調整方法で全日本選手権を走りぬきほとんど失敗した事が無い俺の経験と理論を後世に伝えるために選手との込みニュケーションが大事だという事も解る、その為に色々と教えたいが場が中々ないので今後そのような場を作るしかないと思う。大きな調整の波を作りナショナルチームのメンバーは5月のTOJと同じ時期にイランでステージレースを走ります。