貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

えんぴつで須賀川

2006年06月06日 | Weblog
     えんぴつの 旅は須賀川 栗の花

ー奥の細道ー「・・・とかくして越え行くままに、阿武隈川を渡る。左に会津根高く、右に岩城・相馬・三春の庄、常陸・下野の地をさかひて山つらなる。・・・」

須賀川と言う町は知らなくても、えんぴつを走らせればこの景色、阿武隈川と釈迦堂川に挟まれた奥州街道屈指の宿場町でした。
    
     知らずとも 田植えの先や 山の並 

須賀川は今日でもお洒落な町ですが、近年までは専売公社があって随分賑わったようです。この町に芭蕉記念館があり、「奥の細道を辿る絵巻」 買いました。
              

     西の木や 行基き偲びて 可伸庵

栗を西の木と書き、西方浄土に便りありと、行基菩薩は杖に柱にこの木を用ひ給うとか・・・。 俗世間の人の目にとまらない花のように・・
可伸庵は町民の休みの場所となっています、私も栗の下に腰掛け一休みます。
     世の人の見付けぬ花や軒の栗    -芭蕉ー