貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

えんぴつで二本松

2006年06月09日 | Weblog
えんぴつは早いものでもう二本松に着きました。

ここには二本松城がありましたが、戊辰戦争で落城し霞ヶ城公園となっています。
園内に樹齢約350年の傘松(アカマツ)があります。
戊辰戦争に巻き込まれた少年隊(12~17歳)の顕彰碑があり、偲びながら日本一の菊人形をみました。
    
     菊花展 歴史動かす 人の形

「勝てば官軍負ければ賊軍」この言葉は嫌いなので、触れないように暮らしてきましたが、奥の細道でこんなにも触れさせられるとは・・・これから先の青函の旅までつづきます。
       
     (二年前尋ねた時は秋でした、その時の写真です)

     戦いは 時の勝負だ 春の雷

ー奥の細道ー 「いずれの草を花かつみとはいふぞ と、人々に尋ね侍れども、更に知る人なし。・・「かつみ・かつみ」と尋ねありきて、日は山の端にかかりぬ。」とあります。
あやめと違うかつみ草を尋ね探し、分からないまま日が暮れる、近代郡山市ではこの花を、ヒメシャガとして市花に決めたそうです。

     幻か 路いく前に 胡蝶花 (姫シャガ)

へんですね、姫シャガは今は何処でも見かけますよね。
芭蕉は歌枕を尋ねる旅に出たのですから、かつみ草 知りたかったのでしょうね。
     かつみぐさ いずれがしゃがか はなしょうぶ