仮 定 さ れ た 有 機 交 流 電 燈

歴史・文化・環境をめぐる学術的話題から、映画やゲームについての無節操な評論まで、心象スケッチを連ねてゆきます。

瘠せた?といわれる:Tomy's boot campには、以前から入隊しているが…

2007-07-12 10:43:26 | 生きる犬韜
最近メディアへの露出も多い、ビリーさんの方ではない。トミーさん(モリミー氏)の方である。
モリミー氏によれば、Tomy's boot campの手順は以下のとおりらしい(番号は筆者が付した)。

1)自分の能力の見積もりを誤る。
2)上記の手順をふまえた上で、仕事を引き受ける。
3)締め切りに間に合わないかもしれない。
4)頑張る。
5)才能がないと自分を責める。
6)締め切りに間に合わないかもしれない。
7)机に向かい、珈琲を飲みながら煙草を吸う。
8)ご飯を食べるのが面倒になる。
9)ハッと気づくと一日が過ぎている。

素晴らしい。激しく共感する。これならば、ぼくも以前から入隊していた(たばこは吸わないが)。モリミー隊長は、これで骨と皮だけになったそうだ。しかし、ぼくは周りから「瘠せた?」と心配されるものの、実は完全にボリュームを維持している。なぜなのか。それは、ぼくが隊長ほど真面目でなく、自堕落なせいで、上の隊規?を微妙に変えてしまっているからだろう。つまり、

1)自分の能力の見積もりを誤る。
2)上記の手順をふまえた上で、仕事を引き受ける。
3)締め切りに間に合わないかもしれない。
4)頑張る。
5)才能がないと自分を責める。
6)「本当の締め切り※1はいつだろう?」と勘ぐる。
 ・「ぼくはほんたうのしめきりをさがすぞ」と銀河を見あげてつぶやく。
7)PCに向かい、気晴らしにブログを更新する。テレビに逃避する。
8)ご飯を食べるのが面倒になるが、逃避のために食べる。
 ・徹夜するとお腹が減るので、ときにはコンビニに食料を買いにゆく。
9)ハッと気づくと朝が来ている。
10)講義をする。会議に出る。
 ・「9コマ講義をする」「週2ケタの会議に出る」などのオプションがある。
11)ハッと気づくと締め切りを過ぎている。
12)編集者の電話に怯えて暮らす。

という感じだろうか。この変則campにはまり込むと、身体はそれほど瘠せずに、精神ばかりが消耗してゆく。しかも原稿は進まない。どこかで泥沼を抜け出さねば。

※1 明示されている締め切りは、原稿を早めに回収するための仮の姿で、「本当はここまでは待てるんだよ」という実相が、1~2ヶ月後にあることが多いのだ。もちろん、あえてその実相を見極めようとする行為は、もの書きとしては非倫理的である。
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