人文学系情報発信型ポッドキャスト「四谷会談」の第14回をお届けします。今回は、収録日にドタキャンとなってしまった山本洋平氏のかわりに、工藤健一氏が「無頼」に司会を務めます。テーマは引き続き「他者表象の臨界」ですが、デリダの動物論を中心に扱うつもりが、「3月」という時期もあって大いに脱線を続けることとなりました。
まずは、前回に接続するポストモダン民俗誌の叙述論から、学問のアクチュアリティをめぐる問題へ。本来、学問とは現実に立ち向かうツールであり、その意味からすればおしなべてアクチュアルなもののはず。よって、学問のアクチュアリティを語らねばならない現状は極めて恥ずかしいのですが、自分のことを棚に上げつつ憤懣をぶちまけます。
続いてようやくデリダ『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』へ。正面から語るつもりがジャックに導かれてか、議論は〈踏みはずし〉の繰り返し。猫の表象へ、そしてやはり東日本大震災以来の言語情況へと進みます。
「聴いて得する」ことは何もないかもわかりませんが、2時間弱、(傲慢な話ですが)ガス抜き?プラグ抜き?に付き合っていただければ幸いです。
《第14回収録関係データ》
【収録日】 2015年3月13日(金)
【収録場所】 上智大学四谷キャンパス北條研究室
【収録メンバー】 工藤健一(司会:歴史学・日本中世史)/堀郁夫(トーク:株式会社勉誠出版編集部)/新飼早樹子(アシスタント・トーク:歴史学・日本古代史)/北條勝貴(技術・トーク:歴史学・東アジア環境文化史・心性史)
【主題歌】 「自分の感受性くらい」(作詞:茨木のり子、曲・歌:佐藤壮広)
まずは、前回に接続するポストモダン民俗誌の叙述論から、学問のアクチュアリティをめぐる問題へ。本来、学問とは現実に立ち向かうツールであり、その意味からすればおしなべてアクチュアルなもののはず。よって、学問のアクチュアリティを語らねばならない現状は極めて恥ずかしいのですが、自分のことを棚に上げつつ憤懣をぶちまけます。
続いてようやくデリダ『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』へ。正面から語るつもりがジャックに導かれてか、議論は〈踏みはずし〉の繰り返し。猫の表象へ、そしてやはり東日本大震災以来の言語情況へと進みます。
「聴いて得する」ことは何もないかもわかりませんが、2時間弱、(傲慢な話ですが)ガス抜き?プラグ抜き?に付き合っていただければ幸いです。
《第14回収録関係データ》
【収録日】 2015年3月13日(金)
【収録場所】 上智大学四谷キャンパス北條研究室
【収録メンバー】 工藤健一(司会:歴史学・日本中世史)/堀郁夫(トーク:株式会社勉誠出版編集部)/新飼早樹子(アシスタント・トーク:歴史学・日本古代史)/北條勝貴(技術・トーク:歴史学・東アジア環境文化史・心性史)
【主題歌】 「自分の感受性くらい」(作詞:茨木のり子、曲・歌:佐藤壮広)