経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

12/15の日経

2017年12月15日 | 今日の日経
 7-9月期の設備投資は堅調だったけれど、先行指標の機械受注は今一つだね。確かに、輸出増を背景に製造業は伸びているが、非製造業は明らかな下り坂で、底入れしたのかも分からない状態にある。両者がクロスされ、全体では横バイというところ。要因は建設業の低下で、建設需要が崩れていたのだから、必然的な結果ではある。自律的な設備投資の回復を判定するには、まだ時間がかかりそうだ。

 こうした跛行性があって、7-9月期の消費は停滞したが、10月も、消費活動指数が前期平均と比べて-0.0、消費総合指数が同じく-0.2にとどまった。停滞は一時的なものと考えているが、いつ抜けるのかは、まだ見通せない。ところで、日経が「消費でなく貯蓄に課税を」と珍しいことを書いていると思ったら、子会社の論説委員のウルフさんだった。遠くに住む外国人の方が現実が見えているのかな。日本狼は絶滅して久しいよ。

(図)




(今日までの日経)
 個人軸に2800億円増税。FRB半年ぶり利上げ。訪日客効果、地方で人材不足。新規国債8年連続減額、税収1兆円増。経済見通し1.8%に。消費でなく貯蓄に課税を・FT・Mウルフ。

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