経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

4/12の日経

2016年04月12日 | 今日の日経
 2月の機械受注は、非製造業は好調、製造業は今一つという結果だった。一般的には底バイという評価だと思う。製造業が全体で下げ止まっていないのが気になるが、業種別に見ると、業務用機械と自動車以外は、底入れしたような動きである。中小向けが多いとされる代理店も伸びている。欲目が過ぎるかもしれんがね。

 先日は、長期の消費総合指数を取り上げた。観察眼のある人は、時期によって成長率に違いがあることに気づいたと思う。下図は、前年同月差を取り、移動平均をかけたものだ。1997年前は2%成長をしていたのに、消費増税後は1%前後に低下したことが分かる。興味深いのは、リーマンショック後で、変動が激しい中、2%成長に復活しているようにも見える。

 むろん、リーマンや大震災の反動のせいかもしれない。他方で、小泉政権期の緊縮財政から、拡張財政に変わったことで、成長が復活した可能性もある。潜在成長率は、ゼロ%台前半と言われることが多いが、実は2%成長の潜在力がありはしないか。それを活かしていないだけでは。そのようにも解釈できるのである。

(図)



(今日の日経)
 G7外相が広島宣言。消費、再点火に時間、現役世代の負担重く。
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