夜中から雨が降って、一日中雨になりました。
どこにも出掛けられず、布団の中で、平岩弓枝さんの「はやぶさ新八御用帳」の6巻を読みました。
「中川舟番所」では、はやぶさ新八郎が川沿いを歩いていると、若侍が着物を脱ぎ捨てて川に飛び込んで、溺れているのを見つけて助け出す。
落合清四郎と名乗り、子供の頃火事に出会い、多くの人が逃れて、川に飛び込んで死んだ様子を見てから、水を見ると怖くて泳げないという。
今度中川舟番所に勤めることになって、水が怖くては、お役を勤めることができないので、泳げるよう指南してほしいと頼まれる。
しかし、泳げるようには難しく、舟に乗って水を怖がらないようになるのが精一杯であった。
舟を漕ぐことが出来るようにもなって、中川舟場所の勤めも出来るようになる。
「落合清四郎の縁談」では、対岸で火事になり、逃げ出してきた姫と老女を舟で助け出す。
姫のお屋敷から結婚の申し込みを受けたが、身分の違いもあってお断りすることになった。
しかし、姫が訪ねてくると、背が高く武芸も達者な姫君で、清四郎とは蚤の夫婦になりそうであったが、清四郎の母親代わりの姉にそっくりで、姫君と心を通わせることができ、結婚することになった。
声を出して笑える位面白かった。
捕物帖ばかりだと笑えるほど面白い話はないが、こんな微笑ましい話は大好きである。
夜長や雨の日は、読書が一番である。
しばらくは、「はやぶさ新八御用達」に填まりそうである。
今日の万歩計は、1,283歩でした。