今日は午前中は雨が降り続いていたし、永和台老人会のグランドゴルフもお休みだったので、西條奈加さんの「バタン島漂流記」を読み上げる。
颯天丸は頭を始め15名を乗せて江戸から下田を経て三河沖で大西風が吹いて、太平洋の沖に流され、黒潮に乗り、漂うこと半年。水がなくなり、頭の指導により、海水を温めて、蒸気を冷まして水に変えて生き長らえて、何とか陸を見つけたのはバタン島であった。
15人全員で日本に帰ることを誓いながら、2つ目の村で下男として働かされながら、信頼を得て、島の木で船大工の経験のあった和久郎を中心に村人も手伝い、日本に帰るための船「第二颯天丸」を仕上げる。
しかし歳を取った頭と舵頭は行方不明となり、和久郎の幼馴染の門平は木の下敷きに亡くなってしまい、もう一人は島に家族が出来て残り、11名で船出することになる。
何とか船出をして日本に向かい、日本に到着したが、漂流したといえ、外国に無断で漂着したという過度で長崎奉行で一人一人尋問にされ、牢に繋がれ、何とか罪は減刑され、船を乗ることは許されず、長崎から歩いて故郷に帰る事が出来たが、自由に村を出ることは許されなかった。
賄の参太だけは許されて坊主になって、島で亡くなった3人の仲間のお寺を建立するために全国を行脚する。
壮大な物語に心を動かれて一気に読み上げる。
午後から図書館に行き、リクエストした本、あさのあつこさんの「春立つ風」と原田ひ香さんの「ランチ酒」2冊を借りてきた。

毎日早く眠るので、夜中に目が覚めて読む本がないと淋しくなるので、2〜3冊は図書館から借りるようになった。
アメリカ出身の教皇誕生
帰りに老人福祉センターで新聞を読んでいると、新しいローマ教皇を決める選挙コンクラーベが8日行われ、アメリカ出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が選ばれ、レオ14世と名乗ることが発表されました。アメリカ出身の教皇が誕生するのは初めてです。
レオ教皇はアメリカ出身でありながら20年近く南米ペルーで活動し、前教皇の平和路線を継続すると発言している所は期待できますね。
今日の万歩計は、5,717歩でした。