気の弛みの発見

今回の『ツールド美ヶ原』、出発準備を全て終えたのが土曜日の朝であった。
５８５は練習仕様のまま車に詰め込んで浅間温泉に向けて出発した。

そして浅間温泉について美ヶ原温泉から美鈴湖に登る道を登っていたら『軽量サドル』と交換していないことに気がついた。
今までこんなことなかったけど、レースに対する『慣れ』が悪い方向に出たようだ。

レースには万全の態勢で望みたい。
それは結果が出せなかったとき「言い訳」をしたくないからだ。

『機材の準備』もレースの一部だ、それなのにもう『負けの要素』が滲み出ている。
なんと情けないことだろう。

よく「前夜に酒を飲み過ぎてレースはダメだった」なんて言い訳を聞く。
これは『お酒』に対して失礼だ。
飲んで走れなかったのは、ただ弱かったからにすぎない。
飲まなかったら走れたのかと問うのは『愚問』である。
だから意地でも「お酒を飲んだから此処までやれた、飲まなかったらもっとダメだったろう」ぐらい言って欲しい。

強い人は・・・本当にだた強い。
機材、お酒、体調不良・・・こんなもの関係ない。

「軽量サドルに交換していないから・・・」、なんて思うことが既に『負け』である。

ただ『レースは機材で決まるものではない』と良く言われるが、モチベーションアップにはかなり貢献する。
鉄でも、アルミでも、炭でもグリグリゴリゴリ走れるような『豪脚』を得る為にも、練習へのモチベーションをアップさせる為に『高級機材』を手に入れる必要あり。
さしあたり超軽量の炭製品が欲しい。

ところで今回のレースでは走っていなけど、大きな収穫があった。
それは『気の弛みの発見』である。

一年間、春夏秋冬練習を積んだのに・・・・レースが中止になって「七転八倒するくらいの悔しさ」を感じなかった。
なんと情けないんだろう、長年はいたパンツのゴムみたいに気力がの～びのび。
まだまだレースに挑む姿勢が甘いようだ。

ただ、体調だけは問題ない、丈夫な体に生んでくれた両親に感謝だね。
しっかり練習して、レース機材もしっかり揃えて、体調を整えて・・・次は沖縄目指すぞ！