「STAP細胞」問題で大揺れに揺れた「理化学研究所」です。
あれから5ヶ月あまり、理研の別のプロジェクトチームが「IPS細胞」の移植手術に成功した・・・と記者会見をしました。
移植手術は、滲出型「加齢黄斑変性」という、目の網膜の疾患から失明の恐れが懸念される患者にほどこされました。
この疾患の推定患者数は69万人と、9年間で2倍に増えているようです。
こう書いている私も、2年ほど前にこの疾患に罹っていると診断されました。
一時、新しく開発されたという「新薬」の眼球注射を受けていましたが、これは「良くて現状維持」、「効果が現われない人もいます」と告げられています。
で、いまはなんの治療もしていませんが、やはり日々少しずつ視力が衰えているようです。
あの「STAP細胞発見」のニュースを聞いた時は、そう遠くない日に明るさが取り戻せるかな?・・・と期待したものですが、それだけに一連の騒動には甚だ落胆したものです。
今回、同じ理研の他チームが、長年かけて研究を重ね、満を持しての「臨床研究」の実験手術のようです。
これだけで安心できる状況ではありませんし、すぐに多くの患者が救くわれるわけではありませんが・・・・
さらに多くの困難を乗り越えて、難病に苦しんでいる多くの人々を「ほんとうの意味で明るく」して欲しいと切に願うところです。