冬に入るまえの「恒例行事」と言えば、「インフルエンザの予防ワクチン接種」となります。
取り紛れて接種の機会を逃すこともあったりしますから、今年は早めにこの19日(月)に接種してきました。
今季のワクチンは4種のウイルスに対応できる新種だそうで、高齢者は昨年の1000円から1400円の費用となりました。4割もの値上げではたして効能がアップとなるのかどうか? 危ぶむところですが・・・・
と書いていましたら、今朝の地方新聞に『道産マイタケでワクチン効果増 インフル予防期待』という題での記事が載りました。
「道立総合研究機構林産試験場」というややこしい名称の役所が、道産品種のマイタケ「大雪華の舞1号」が、インフルエンザ予防接種のワクチン効果を最大3.5倍に高めるものだと発表しました。
これは北海道情報大学(江別市)などとの共同研究で確かめたのだそうです。
「大雪華の舞」がほかのマイタケに比べ、免疫力を高める「βグルカン」や抗酸化作用があるポリフェノールの含有量が多いことに着目したとのことです。
「大雪華の舞」は、道内に多いカラマツを使い、低コストで栽培できる品種として同試験場が開発し、2008年6月に 品種登録 されて、十勝管内本別町の農家などが栽培したのですが、現在は道内4カ所での試験栽培にとどまっており、市販されていないのだそうです。
研究の成果通りの効能があるとしたら、近ごろにない朗報ですが・・・なにせ即利益に結びつかない事業(栽培など)は、なかなか広がらないという典型的な事例ではないかと思ったりするのです。
この成果発表を機に「大雪華の舞い1号」が量産され、北海道発の社会への偉大な貢献事例となることを切に願ってはいますが・・・・