かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

人種がちがうのでしょうか?

2012-10-11 19:50:21 | 日記・エッセイ・コラム

 この8日、京都大学の山中教授が2012年のノーベル賞「医学生理賞」を受賞することが決まりました。 

受賞の対象は「IPS細胞(人工多能性幹細胞)」の研究成果に対するものだそうです。Img_1950
研究内容やその成果などについては、かねてより多くの報道がされているようですから、みなさんご承知のところでしょう。<o:p></o:p>

 内容に不案内な自分ですが、目の疾患が進行中の身にとって「近いうちに朗報がもたらされるのでは?」と、不確かな希望を持ったりしています。

Img_1944 山中教授は時の人として、報道関係へのインタビュー出演に多忙を極めているようです。<o:p></o:p>

 昨夜(10日)NHKが教授にインタビューした番組を視ました。

青年の頃からの真摯で前向きな人生観に納得し、研究に対する熱意と辛抱強い努力に敬服しました。<o:p></o:p>

 なによりも自分の研究が、多くの障害者(ことさら難病患者)を救うことに役立つものと固く信じています。Img_1963
『多くの研究者が同じような目的を持って、成果へのベールを懸命に一枚一枚剥がしているなかで、たまたま自分が幸運なベールを剥がすことができた』と静かに謙虚に語る教授の言葉に感動します。

研究が生む、これからの巨大な成果を、どこかの企業に独り占めされないよう京大と教授グループで特許を獲得することにも意を尽くしているようです(広く、安価に、多くの人に役立つようにするため)Img_1990
 

今回の京都大学と山中教授グループの研究成果は、この国が誇って余りあるものだと思うのです。<o:p></o:p>

 につけても日々メデイアに登場し、訳のわからない言動と行動をとる「政治屋」の面々・・・

例えば「科学技術、化学分野」などの研究に、端緒の頃から支援する目利きすら持たず『一位でなく、二位じゃだめなんですか?』などとのたまう議員は今も大きな顔をしています。

(スパコン“京”の登場も画期的な効能を発揮するものです)Img_1998

先進各国は、国を挙げて資金と人材を惜しみなくつぎ込んで、 IT関連産業はいうに及ばず、あらゆる産業で「デファクトスタンダード」を目指し成果を挙げています。(マイクロソフト社のOSなくして、世界中のほとんどのパソコンは動きません)<o:p></o:p>

 「国家戦略室」とか「日本再生戦略」とか、この国の政治屋は入れ物や名前を付けることだけは得意ですが、中身はいつも空っぽです。Img_2008

長期的な視野と確固たる信念で、国民を豊かにする手段を持ち合わせないこの国の為政者たちと、今回のノーベル賞受賞者は、棲む世界が違うことから比較することは憚られます。

はばかられはしますが、両者はまるで「つきとスッポン」、まさに「人種が違う」のではないか・・・・とさえ思ってしまうのは、わたし一人なのでしょうか?<o:p></o:p>

 画像は <国営・滝野すずらん公園の秋もようです>Img_2032