かるさんのgooブログ <北国たより>

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一言申し上げたいっ!!

2009-07-25 21:54:00 | インポート
――― 「元気な高齢者をいかに使うか。この人たちは働くことしか才能がない。働くということに絶対の能力がある。80(歳)過ぎで遊びを覚えるのは遅い」と語った-―――

口をへ曲げて、唇を突き出しながら、あたかも国民に突っかかるように演説するどこかの首相・・・・
冒頭のセリフは、横浜市での「日本青年会議所」の会合で宣ったものとのことです。
さっそく報道などで取り上げられ、野党各党も批判のボルテージを上げています。

トップの位置に就く以前から、とかく物議をかもす発言が多かったかの人です。
つい先日「・・・党が今日の状態にあるのは、自分の発言にも問題があった」と満座の前で頭を下げたばかりです。(仲間にだけ謝り、国民への配慮はありませんでしたが)

舌の根も乾かない間に、とはこのことを言うのでしょう。

確かに昨今のシニア世代は、体力的に劣化はしてくるものの、70~80代になっても労働能力に不足はありません。「まだまだ働きたい!」と思う人は多いはずです。

ですが、やはり次世代の人々に位置を譲る必要もありますし、別の方法で社会に貢献したいと思う人々も多いのです。
経済的に許す範囲で「心地よく働く」あるいは「趣味を楽しみ」「ボランテイア活動に精をだす」などなど、生きがいを求める方法は種々雑多です。

「80歳になって遊びを覚えて・・・」なにが遅いのでしょう?

シニア世代はなべて「労働乞食」に成り下がっているかのごとくの言いザマで、それを「救ってやらねば・・・」と言った、思い上がりもはなはだしい発言には怒りすら覚えます。

その同じ党の幹事長が「・・・総理の言葉尻を一々とらえるマスコミ報道。どうでもいいことなのに、国民はそれをただ面白がって楽しんでいる。それがこの国の程度を表している・・・」などと発言し、あわてて取り消したりしています。

自らの言動に本心からの反省もなく、やたらに他を非難するこの人たち・・・

この程度の人たちに『国民の日々の生活や殺生与奪』をゆだねるには、あまりにも私達が惨めに思えて仕方がありません。

シニア世代の一人として「年寄りを舐めるなよッ!!」と、ここに一言申し上げるところです。

(原生花園と最北の島・利尻島)