かるさんのgooブログ <北国たより>

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戦い済んだ、その後で

2004-07-17 21:59:00 | インポート
参議院議員選挙が終って一週間が経ちます。

その結果については皆さん先刻ご承知のところです。
この一週間、その結果についてさまざまな論評がなされました。

「最大与党」がなりふり構わず「組織力を誇る」他党にすがりつき、終盤には「曽我さん一家」の再会まで演出しながらも、敗北を喫しました。

申し上げておきますが、私は特定の政党を応援したり誹謗したりする訳ではありません。言ってみれば「無党派層の一員」にすぎません。

ですが、選挙に際しての選択に一つの基準をもって望んでおります。それは「国民に対して正直な人々であるかどうか?」という一点しぼりです。

きょうび、いにしえの中国における伝説の国家「尭、瞬」の透明性は望むべくもありません。
古代のギリシャ、ローマ時代の都市国家におけるユートピアを望むことも無いものねだりというべきでしょう。

そんなことは百も承知しながら、なおかつこの国の為政者の「非正直」には愛想が尽きかけますし、それに歩調を合わせるような産業界のでたらめさ加減も目に余ります。

まるでシナリオに書かれたように、選挙が終ったとたん「日歯連」における不正事件から派生した「一億円献金問題」が浮んできました。

一国の元首相が絡むこの問題、「記憶に無い、私がもらった訳ではない!!」と開き直るみすぼらしさ・・・・。

「事務員の手続きミス、修正申告した」と子供さへ騙されぬ「嘘」を平気でのたまう人々がいます。

その人々が一方で「この国の行く末」や「子供たちの教育」を云々し、「徳育がどうの、修身教育に力を入れねば」などと声高に叫びます。

もし仮に、この国が滅びに向かうとしたら、その元凶の一番手が「彼の人々」であることに間違いはありません。

人間が「悪行動」から解放されることは、残念ながらあり得ないでしょう。
であれば、少なくとも結果に対して「せめて正直に」事実を述べるべきかと考えます。

人の先頭にたって「政治」に携わる人々は、一般の人々よりもより以上に敏感にそのことを慮らねばなりません。

これからも何度となく与えられる「選挙」という政治への参加の段階で、常に「正直」というキーワードを捨てることなく望んで行きたいものと思っているのですが・・・・・