かるさんのgooブログ <北国たより>

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どこかが おかしい??・・・ある新聞記事から ②

2003-08-09 00:03:00 | インポート
小学校に何がしかの係わりを持っています。子供達がお世話になっている頃は、仕事優先で「PTA」の一員として、さほどお役に立てなかった罪滅ぼしをこの年齢でやっている、と言うのが本当のところです。

学校の「管理部分」の様子を知るに及んで、民間企業で過ごしてきた私には、ほとんどのことが驚きの連続でした。
一言でいえば学校側の「原価意識」の希薄さです。
教育の分野で「費用対効果」を持ち出すのはそもそも間違い・・・とおっしゃる人が多いようです。
確かに、子供達への「教育」という部分ではその通りかもしれません。
ですが、ここで強調したいのは「学校の運営、管理部分のすべては、国民一人々の税金でまかなわれている」という点です。

たいへん失礼な言い方になりますが、学校現場の多くのみなさんは、この辺りの意識が希薄です。

例えば、先述の記事にある「光熱」一つを例に挙げても、生徒が帰った後でも、教室や廊下の電灯は点いています。もちろんまだ明るい放課後の時間です。
暖房については、自動コントロールされていますが、それでも無駄な使い方しているように見えます。

「無駄を省く、節約する」という行いは、社会生活をする上での最も基本的な姿勢で、「美徳」と言われてきました。
しかし、いつの頃からか「大量消費が美徳」に変わり「無駄を助長」する雰囲気の社会に変貌してきました。。
そういう時代に育った現役の先生達に「省エネ、節約」と言ってもピンとこないのかもしれません。
これからの社会を背負って行く子供達に、一番先に教えてもらいたい重要なことが「教える側の意識に無い・・・}という問題があるのです。
結果として「報償制度による節約」の呼びかけとなる訳です。

しかし、そんなことは報償があろうが無かろうが、当たり前のこととして、たんたんと実施するべきことなのです。
「節約した半分をあなたに・・・」というのも「あぁ~ それなら協力しましょう・・・」という側も含めて、なんとも奇妙で、やりきれないものを私は感じてしまいます。

「報奨制度を設けたからこそ、節約できたじゃないか・・」と肯定的なご意見もあるでしょう。そんな意見にも頷きたくなります。「結果が出ればそれで良い」とも思いますが、どうも釈然としないのです。

まだまだ言いたいことが沢山あるような気がします。これ以上はくどくなりますので、今日はこの辺でやめることにします。