kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

感じたことを伝える

2022-08-22 | 陸上競技

18日のことはすでに記憶から消えかけています。ダメですね。この日は高校野球で下関国際が大阪桐蔭に勝利しました。すごいことだと思います。

 

5年前のことを思い出してネットで検索しました。5年前にネット上を騒がせたインタビューの記事です。雑談で話していた内容を記事にされてしまったとかなんとか。まーマスコミは信用できないなというのも強く感じていますが。その中で「文武両道はあり得ない」という感じの内容もありました。

 

「文武両道はあり得ない」

 

言葉を選んでいない部分を鑑みると本当に「雑談」の中で話していた内容だったのかなという気もします。しかし、「真理」はあると思っています。中途半端にやっていても何も生み出さない。進学校の生徒は「進学する」という大きな目標があります。そこに向けて色々なことを我慢して時間を作る。進学校の生徒は「競技で結果を出す」ことは求められていません。だから何かあれば「勉強があるから」という逃げ道がある。が、「競技で結果を出したい」というのが本気であれば何かを犠牲にしながらやらないといけない部分はあると思います。

 

「何もしなくても速い選手がいる」というのが現実であれば「普通の選手」は多くの時間を使って「競技力向上」のために取り組まないといけない。この部分は夏休みに入ってから一度話をさせてもらいました。が、それが本当に実行できているか。「夕方1時間は補強」といっても全員がきちんとやっているかどうかは分かりません。記事の中にもありますが「自主性」という部分も「そんなことを言っていたら3年間は終わってしまう」と書かれています。これも真実だと思います。ある程度の部分までは強引にでも引き上げないといけない。もちろん、「競技は遊び」と思っているくらいの選手であればそこまでする必要はないと思います。「真剣に競技をする」という感覚であればやはり「何かを犠牲にする」という部分は必要です。「勉強最優先でやっている選手には負けられない」と思う気持ちは必要だと思います。

 

結局は「勝てば官軍」です。負けているときには何を言っても認められませんが、強豪校に勝つことで「言っていることは正しい」となります。人間の感情なんてそんなものです。仕方ない。きれいごとではない部分が世の中にはあります。そこを否定しながら生きていくというのは「他者批判」をして終わる部分です。面白くはない。まーそんなものかなと。

 

金曜日に少しだけ練習前に話をしました。下関国際の監督さんの話を交えながら。本当に勝負しようと思ったときにどうするのか。良い方は悪いかもしれませんがskyは山口県唯一の体育コースがある学校です。その学校が支部大会でリレーで4位になる。マイルも同様に普通の学校に負けてしまう。これに対してどう感じるのか。レースを1本走ったら「足が痛いから走れない」といって次のレースには出れない。こんな状況で県総体などを勝ち抜いていけるのか。女子のマイルで4分24秒かかる。これでは中国大会に進むこともできない。ここに対して本当に「危機感」があるのかどうか。

 

技術練習をしたとしても結局「結果」です。どのような練習をしたとしても「結果」がどうか。「勝てば官軍」です。正しいか正しくないか、細かいか細かくないかだけではなく「結果」がどうか。良い方は悪いですが「勝つためには手段を択ばない」くらいの気持ちで練習が問い組めるのか。「強くなるために手段を択ばない」くらいの覚悟が持てるかどうか。

 

前にも書きましたがレースが上手くいかなかった理由に「加速段階を失敗した」みたいなことを言うことがあります。が、その加速段階が上手く走れていたら11秒0で走れたのか。バックストレートの走りが・・・という部分があったとしてもそれが走れたら50秒台で走れたのか。今は11秒7や54秒でしか走れません。その状況で「技術的」な部分や「レース展開」という枝葉のことをいっていても記録は出ません。根本的な「競技力」が上がらなければ「小手先の話」にしかなりません。「理論的なこと」だけではなく「競技に対する根本的な考え方」や「取り組みの姿勢」が重要になります。その部分から目を背けて「スタートが・・・」と言っていたところで強くなることはありません。

 

実際、技術的に指導を受けていなくても400mを52秒くらいで走る選手はいます。100mで11秒5を切る選手も。gt先生と話をしていた時にnykでは「11秒1と11秒4で走る」という選手がいます。スプリントに関しては細かいことはやってません。それでも「速く走れるようになっている」というのが現実です。そこから目を背けてほしくない。どのレベルで「競技をやる」と言っているのか。「体育コースがある学校で競技をやりたい」と考えているのであればそこの部分にどれだけの力を注げるのか。

 

これらのことも何度も話をしています。私の話が分かりにくく入らないのかもしれません。これから先、同じような話をしても結局は伝わらないのかもしれないと思う部分があります。「何とかしたい」という気持ちはあります。選手にも話していますが「誰か一人が強い」というのではなく「全員が強い」組織になってもらいたいなと。それは「私個人」のスタンスです。持っている力を最大限に引き出してもらいたい。が、その基本となる部分は「取り組みの姿勢」だと思います。走る量も増やしていかないといけないと思っています。この部分も含めて難しいのかもしれません。

 

高校生です。ある程度の「強さ」を求めたい。精神的にも肉体的にも「強さ」がなければ勝負できない。伝わらない部分がずっとあります。求められていないのかもしれません。「強くなりたい」という部分に対して何が提供できるのか。

 

分かりません。何ができるんだろうかという「想い」がずっとあります。

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支部新人に想う

2022-08-22 | 陸上競技

17日の水曜日に支部新人が実施されました。天候が不安視されましたが何とか実施できたという感じです。昨年度は台風と大雨の関係で中止。秋に代替大会を実施。支部の大会をどのようにやっていくのか。これから立場が変わることが出てくるのか。その前に色々なことが変わるのか。考えさせられます。

 

大会自体はタイムテーブルを大きく変更しながら。長距離種目を炎天下の中で実施するというのは難しいので時間帯を早めました。一番最初に競歩を実施、その後5000mをやってからリレー、3000mという流れ。5000mの直後に豪雨となり30分程度軒下で待機するという感じになりました。こうなると・・・。怪我だけはして欲しくないという感じではありましたが。レース自体は本当に「手ごたえなし」でした。男子のリレーに関してはレースで4番目。この日の朝に「足が痛い」という選手も出てきました。結局、何も変わらないまま今を迎えていると思います。

 

一顧問として批判を受けるかもしれませんが。今の状況では「厳しい」というのは変わりません。今年度以上に来年度は厳しいのではないかという気がしています。今年度強かった他校の3年生がいなくなります。その結果「勝てる」可能性が高くなっただけで、県外の学校と比較して「圧倒的に弱い」と思います。男子に関しては個人で決勝ということもかなり厳しい。昨年の冬に言い続けてきましたが「本質的な変化」がないのかもしれません。

 

時期的に記録が出ないというのもあるかもしれません。しかし、「力負けしている」というのがあります。話をしていいると「ウエイトの総重量が上がった」という部分。しかし、競技をしたら記録が出ていない。ウエイトをしたことがない選手にも記録で負けています。この状況で「結果が出ている」と言えるのか。他人事として考える気はありません。技術的なことをやったとしても結局「勝てない」のであればそれは「正しくない」となる気がしています。

 

これに関しては「プロセスが大事」というのもあると思います。しかし、結局「結果」で評価を受けます。どれだけ「技術的なこと」をやっても「走練習中心」の学校に勝てなければそれが「実力」なのだと思います。すべての競技会に調整して出ているわけではありません。しかし、ある程度の「結果」がなければ選手自体もしんどくなるのかなと。何をどう変えていくのか。ここに関しては本当に考えていかなければいけないと思います。

 

周囲に見えるのはやはり「結果」だと思っています。その「結果」が出せなければブランドだけではやっていけない。今回自己ベストが出たのは100mHの15秒5くらいかなと思います。この記録も県総体の時点で出ておかなければいけない記録。国体練習の時に「15秒中盤では走れる」と話していましたが実際に走れました。15秒5は県では勝てるかもしれません。残念ながら16秒台で走る選手さえ県内にはいないというのが現状です。県内だから勝てますがこれが中国地区になった時には予選通過も厳しいでしょう。

 

それ以外の記録は・・・。現実を受け止める。選手には「私が指導する意味があるのだろうか」という部分も直接伝えました。批判があるかもしれません。それはそれで仕方ない。現状をどのように理解して客観視するか。このblogに「本当に順調です」「秋には結果を出します」と書いたところで「事実」とは異なる部分になります。飾っても仕方ない部分があります。

 

このままどこに向かうのか。何とかしたいという気持ちはあります。「真面目だから」と言われますが「やるからにはきちんとやりたい」というのがあります。もう時代に即さないのかもしれません。部活動の在り方も考えさせられる部分です。

 

記録として。戦える状況になるのかどうか。危機感を持つといわれますがそれは「内省」だけでできるのかどうか。

 

大阪に遠征で行く予定でしたが状況を鑑みて中止に。予定していたホテルにキャンセルの連絡をしました。相手方からは「全額のキャンセル料」を請求される。納得ができないので話をすると「半額払え」と言われる。ホテルのキャンセルポリシーを確認すると「5日前から3日前まで」は「10%」がキャンセル料ということ。そのことをホテル側に伝えると「団体扱いだから」と。そんな話は聞いていない。キャンセル料が発生するのは仕方ないと思います。しかし、何の説明もなく「全額払え」「半額払え」というのは納得できない。

 

そのことを伝えると「確かに説明はしていない」と認めたうえで「でも、キャンセルしたのはそちら側だから払え」との要求。キャンセルポリシーにある「10%」は払う必要があるが「半額」は納得できないという部分を伝えていると、「どうせ払う気がないんだろうから10%だけでも払え」となる。いや、「払う気がない」というのではなく「説明もなくキャンセルポリシーにもないのに金を払え」というのはおかしくないかという部分を話しているだけです。

 

挙句の果てに「二度と電話してくるな」と言われて電話を切られる。もうなんだかよく分かりません。「生徒にプラスになれば」と思って行動をしてもそれが自分にとって「精神的な負担」になる部分が大きい。自分の中でしんどいなと思う部分が増えています。どうしたものか・・・。

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