思うことを。どこまで言葉にできるのか分かりませんが。
火曜日の練習。後半、あれこれ思うことがありました。基本練習しているのは女子だけ。男子も練習はしていますが補強のみ。そこに対して私が何をするのか。ちょっと悲しくなりました。時間をかけて作っていこうという感覚がありました。もう少し「意欲的に取り組む」事ができると良いのかなと。中学時代とは違うというのをかなり言っていますがその意味がなかなか分からないのだと思います。上級生も含めて取り組みの見直しが必要だと思います。
そんな中で女子はひたむきにやっていました。前半マークタタタをやりたいと口にする。今の自分に足りないからやりたい。そういう部分が伝わってきます。主体的に取り組める。もちろんまだまだ甘い部分はあります。しかし、この辺りは大きな成長があります。試合が近づいているのでなんとか力を発揮したいという感覚の中でやっているのだと思います。陸上競技がしたいという気持ちが伝わってきました。
それがあったので少し集めて話をしました。こういう時にはこちらがコントロールする必要があると思います。「もっとやっておきたい」という思いが出てくるからです。この日はとにかく「最低限の負荷をかける」という感じになります。やれば良いわけではない。強い負荷をかけること、練習量を追う事は求めていません。それでも「やっておかなければいけない」という気持ちが選手の中に出てくるのは分かります。不安が出てくるのだと。もっとやった方が良いのではないか。その気持ちが出てくるために気持ちも焦ります。
やるべきことはやってきている。あとは力を出し切ることを考えることです。それが大切。量を追う必要はないのです。
最後の120-60をが終わって全体集合の後に数人だけ残して話をしました。特に2年生は少なからずお互いを意識している様子が伺えます。特に相手を意識しているなと感じる選手もいます。負けたくないという気持ちが走りに出ます。その気持ちは大切だと思います。それは強くなるための原動力です。近くにライバルがいることは自分自身を成長させてくれる大きな要素だと思います。
しかし、この気持ちが強くなりすぎると「相手に負けたくない」という部分が一人歩きしてしまう。それにより必要ない力みが生まれる。それだけではなく自分以外に意識をすることになり本来の力は出せなくなります。この部分に関しては絶対に話しておかなければいけないと思いました。
やるべきことをやる。それが必ず結果につながると思っています。余計なことをする必要はない。試合だからといって特別なことをやると動きが崩れる。勝ちたいと力んでもマイナスにしかなりません。そうであれば自分の動きに集中する事が必要になるのです。
昨年の支部大会、初めてmichiがnaoに勝ちました。そのことを例に挙げて話をしました。これまでずっとnaoに負けていた。本来であればそれを自信に変えていかなければいけない。それが県選手権では決勝でnaoに勝つことを考えすぎて本来の動きが全くできませんでした。かなりのタイム差をつけられて負けました。力は間違いなく互角でした。どちらが勝ってもおかしくない。それでも大きな差がつきました。終わった後話をしましたがかなり機嫌が悪かった。自分自身に対しての苛立ちを抑えられない感じでした。自分以外に意識がいくことで力が出せなかったという典型的な例だと思います。
県総体では自分のレースに集中していく事が出来たのでほぼ互角のレースをしてくれました。この時は乗り越えていました。勝負する相手は他の誰でもない自分自身だというのが分かったのではないかなと。
この日、練習を見ていて「負けたくない」という感じが強く感じられました。それが気になったので残しておくと話をしたのです。感覚的なものです。なぜ話をしようと思ったのか?と言われても絶対答えられません。必要だと思ったから話したのです。
まずは自分自身が力を出し切ること。ここが大切です。自分がベストパフォーマンスをして負けたのであれば力負けです。それをきちんと受け止めなければいけない。次こそは自分がもっと強くなって勝ってやるんだと思う事がエネルギーになります。自己ベストを更新して負けたのであれば、現時点ではどちらにしても勝てないということになる。そここら目を背けてはいけないと思います。いつも勝てるわけではないのだから。そうであれば負けを認めるということで新しいスタートが切れる。だからこそ自分の力を出し切ることに専念しなければいけない。
相手を意識しすぎることで自分を見失います。そんな感じの走りで勝てるほど甘くはない。違いに高め合う関係を作る。ギスギスしてしまうのは絶対に避けなければいけない。勝負なので誰かが勝って誰かが負けてしまう。そこから何を感じ取れるか。ここが理解できるかどうか。一時的な感情に流されるのだけは絶対に避けなければいけないと思います。
切磋琢磨。自分を磨くために何をするか。私にできることは今目の前で必死に強くなろうとしている選手に手を差し伸べること。進むべき方向性を示すこと。ここができるかどうかです。必要とされているかどうかは分かりません。それでも力を磨くためにやるべきことを理解する。一人ではできません。自由気ままにやって行く中で勝手に強くなるという話ではない。それが分かってくれるはずだと思って話をしました。分からない人間にどれだけ話しても分かりません。そういう感覚がないから。分かる人間にだけきちんと話をしていきたい。
いい表情をしていました。しっかりと感じ取れるようになってきたのかなと感じていました。
このことに関して記録しておきたいと思っていました。まとまりはないかもしれませんが。誰かのために生きていきたい。その想いが強くあります。私に与えられた使命はそこだと感じています。
まとまりませんが。書いておきます。