kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

国体〜なぜか祭りに参加〜

2017-10-11 | 陸上競技
国体に関してなかなか面白い記事が書けていません。お許しを。

facebookでは少し書いたのですが。いろいろなことがあったのでそれに関して少しだけ書いておきます。

5日の夜、道後温泉にあるアーケード街をほかの指導者と歩いていました。近くの神社でお祭りらしきものをやっているというのは競技場から戻ってきたときに気づきました。ホテルの周辺に「法被」を着た人たちが溢れていたからです。いや、このタイミングでお祭りをやっているのかと。道後温泉のアーケード街は我々の住んでいる町と比べるとかなり賑わっています。それほど多くの店があるわけではないのですがお土産などが多くありました。活気があります。

夜、21時過ぎくらいに歩いているとアーケード街の真ん中に神輿が。思うように前に進むことができません。お祭りですから仕方ない部分はあります。かなり狭くて進みにくいので脇をこっそり進んでいくことに。ちょうどお神輿の後ろあたりに来た時に法被を着た方に少し話しかけられました。まー普通は後ろで神輿が通り過ぎるのを待つのだと思います。

「どこから来たのか?」という感じだったと思います。少し答えていてこちらも「なんで法被の色が違う人たちがいるのですか??」と尋ねました。夕方見た集団の法被は水色。この時見た法被の色は赤。なぜかな?と。お祭りですから同じ法被を着て動くのではないかと思っていました。

聞いてみると地区によって異なるとのこと。近辺には8地区ある。その8地区で神輿を担いで歩く。さらには1日おいて7日の朝には有名なお神輿のぶつかり合いがあるとのことでした。そうなんですね~、と聞いていると「着てみる?」という流れに。普段着ることはないですからせっかくなので着てみることに(笑)。周りの指導者は「なにやってんだよ」みたいな雰囲気で楽しげに写真を撮っていました。



宿舎の近くまで一緒に歩いていき、そろそろ別れようかと思ったら「せっかくだから最後までついておいでよ」という流れに。え??外は雨でした。アーケードから出たら結構な雨。法被を着ているので何となく断りづらい。そのまま集団の後ろについていくことに。遠目に他の指導者たちは宿舎に向かって歩いているのが見えます。助けてよ(笑)。

一人残されたのでもうどうにもなりません。どのようなお祭りなのか、どこまで行くのかを聞いていました。全てにおいて「お神輿優先」だとのこと。一般道であってもお神輿が通り過ぎるまでは後ろの車はお神輿についてゆっくり動くしかない。警察がついているわけでもないので大変だと思います。かなり渋滞していました。

しばらく歩くと今度は細い道へ。この近くにある神社まで階段を神輿を担いで上がるそうです。この神輿の神社はそれほど長い階段ではないとのことでしたが50mくらいはあったでしょうか。「一気に行くぞ」という掛け声の元、全員でお神輿を押しました。もちろん、下には入れないので抱えている人の背中を押すだけですが。

どれくらいの時間かかって上がったのかはよくわかりませんがひたすら押しました。登り切った時には息切れが(笑)。何人かの方と握手してお別れ。貴重な経験ができました。



宿舎に帰ると「あー帰ってきたの?」と驚かれました。たぶん明日の朝までは帰ってこないだろうという話になっていたようです(笑)。心配してください(笑)。なんとか無事に帰って来れました。まーある意味楽しかったのでいいんですが。

7日の朝、お祭りの様子を早朝に見に行ってみました。すごい人の数でしたね。ニュースでやっていましたが神輿同士が全力でぶつかっていました。話によると骨折する人も複数いたとか。100人規模の集団同士が全力でぶつかるのですから恐ろしいエネルギーだと思います。すごい話でした。



いやはや。なかなかできる経験ではありませんでした。感謝(笑)。
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国体~自分の立ち位置~

2017-10-11 | 陸上競技
さらに。

今回は他県の先生方と色々と話をすることができました。今回は愛媛国体ということもあり、3月に山口に足を運んでいただいたsri先生にお会いすることができました。事前に地元の交通情報なども教えていただきました。本当に感謝です。さらにsri先生の紹介でuwjのnkg先生とも少しだけお話しすることができました。競技に関する話はほとんどできていませんが。少しずつ関わりの輪が広がっている気がします。冬休みにはわざわざ山口まで来てくださるとのこと。申し訳ないですね。

前の記事にも書きましたが私自身、まだまだ足りないことが多い。実際問題わざわざ来てもらって一緒に練習する水準ではないと思っています。それでもうちに来てくださるというのは本当にありがたい。一緒に練習する中でお互いに何かしらを得られたらと思います。

さらに大阪のmtm先生とも少しだけ話をすることができました。昨年国体の時にお会いして挨拶だけさせてもらっていました。12月に大阪へ。その後何かあるたびに質問をさせてもらっていました。「結果を出す」という意味で本当に勉強になります。こういうつながりがある中で自分自身考えさせられるところがあります。この春先から取り組んでいる練習についても少し話を聞くことができました。「何を意図してやるのか」という部分。これは重要だと思います。

さらには普段見ている選手以外との関わり。担当している400mHの選手や成年選手と話をすることができました。自分自身、何を求められて国体に参加させてもらっているのか。もちろん、指導者として自分が普段から指導している選手に最大限の力を発揮するためだと思っています。が、上述のmtm先生は今大フィーバー中の大阪の成年選手についているとのことでした。自分の学校の選手ではない。毎年毎年、自分が教えている選手が国体に参加するわけではない。そうであれば自分自身は何をするのか。

立ち位置の問題だと思っています。gt先生はオーダーで靴を作っていました。これには深い意味があるのだと思っています。国体に関して「自分の立ち位置」を明確にするため。私自身の立ち位置はどこなのか?見失ってはいなかったか。

sri先生もnkg先生も「競技役員」として今回の大会を支えてこられました。本来であれば身近で行われる全国大会のレースを見たいと思う。しかし、それをしてしまうと大会運営ができない。そうであれば「指導者」としての立場ではなく「競技役員」という立場で物事を考えなければいけなくなる。

今回から総務として参加してたogw先生、本当に競技を見ることができませんでした。完全に裏方です。選手の送迎も含め本来であれば発生するはずのないチケットの変更などひたすら事務仕事に追われていました。これも「自分の立ち位置」を冷静に把握して遂行しているという感じでした。精神的にも負担は大きかったと思います。

私自身は何をしにこの国体に参加しているのか。そこをもっともっと考えないといけないと思います。Nに対して本来果たすべき役割を果たせていただろうか。担当している400mHの選手のサポートが十分にできただろうか。他のコーチよりは比較的選手との距離が近いのでその部分でのサポートができていただろうか。本当に「立ち位置」を理解できていただろうか。

インターハイと国体は違います。いろいろな意味で違います。そうであれば私は何を求められ何をするべきか。ここに関してはもっともっと考えていく必要があると思います。「コーチ」とは何か?こういう舞台を経験させてもらう中でしか感じられないものがあります。それは言葉では言い現すのが難しい部分。

国体期間中は一切学校の練習を見ることができません。しかし、戻った時に「本気で強くなりたい」と思う選手に対して「還元できるもの」が存在するのではないか。

初期のころ、大した指導実績もないのに国体のコーチに選ばれました。まー今でもありませんが。国体合宿や練習会を通じて指導をする。国体期間中だけの関わりも多々ありました。それでも「国体コーチ」という肩書を利用させてもらい他県に練習見学をさせてもらいました。誤解なきように書いておきますが「自費」です。他県の先生方にお願いするのに「国体でコーチをしています」というのはきっかけとしては頼みやすいので。

自分が今、どこに立っているのか。求められているのは何か。ここの部分は大きいと思っています自分自身がその役割を理解できているのか。

上手くいかない経験を何度もさせてもらっています。国体に関しても100mでの出場は今回で5回目だと思います。山口国体の時にmiho、東京国体&長崎国体でmakino。岩手国体と愛媛国体でN。決して納得できる結果ではないですがその都度感じることはあります。私個人としてはうちの選手に最大限の結果を残させたい。それが全ての原動力になると思っています。「県のために」という意識ももちろんあります。それがなければ県合宿などでの指導もしません。が、やはり大切なものは自分のところの選手。

こういう考え方だと国体コーチとしてはふさわしくないのかもしれませんが。自分のところの選手を大切にしながらも多くの選手を大切にする。それができないといけないのではないかなと思っています。

立ち位置。考えさせられます。
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国体~劣等感~

2017-10-11 | 陸上競技
思うことを書いておきます。

今回、前の記事にも書きましたが「跳ね返される」という感覚がありました。持ち記録からすれば予選通過は厳しい。それは分かっていました。それでも「力を出せなかった」という部分に関しては私自身考えないといけない部分だと思っています。

その反面、親しい指導者が全国で入賞しました。インターハイで決勝に残り、今回入賞。すごいことだと思います。近くで指導している指導者が「全国入賞」を果たす。嬉しいことですが「自分は何をしているんだ」という気持ちになります。女子の100mで全国入賞するというのは簡単ではない。人によっては「競技人口が・・・」というかもしれません。しかし、棒高跳びであっても競歩であっても指導者はものすごい専門性を持って指導をしています。「競技人口」云々は全く関係ないと思っています。専門性が高いがゆえにその指導者の指導によってどうにでもなる。

言い方は悪いかもしれませんが「マニアック」な人はたくさんいます。その専門性が高ければ高いほど入賞は難しくなると思っています。単純にやっていたら入賞するというものではない。本当にすごいことだと思っています。

私は何をしているのか・・・。県総体で勝つ。中国大会で6位に入りインターハイに行く。もちろん、簡単なことではない。このレベルで競技ができる、指導ができるというのはありがたいことだと思っています。しかし、結果「全国大会」に進んだ時に何もできていない。唯一、makinoが山梨インターハイの時に12秒20を出してあと一歩で準決勝へ、というのがありましたが結局届かず。情けないなという感覚が強くあります。

劣等感。自分には足りない。そういう感覚があります。全国で入賞を果たす指導者に対して自分自身には明らかに足りないものがあるのだと思っています。中学時代に全国大会で入賞した選手が全国大会に行くのは「当たり前」だと思います。そんなに簡単ではないですが「行くのは当然」という部分。私は「普通の選手」をどうすれば全国大会に進めることが出来るかという考え方なのかもしれません。が、これでは勝負にはならない。跳ね返されるというのは当然の結果なのかもしれない。

例えばうちの男子。少なからず女子に対する「嫉妬」のようなものもあると思います。一方は県総体止まり。もう一方は中国大会や全国大会に進む。素直に受け入れられない部分はあるでしょう。これは練習の感じを見ていたらわかります。これは選手自身が受け止められていないと思っています。人には少なからず「劣等感」や「嫉妬」がある。そこに蓋をして見せないようにするのが「美徳」なのかもしれません。

私は格好をつけるつもりはサラサラありません。今回の親しい指導者の入賞、心から嬉しく思います。その反面「自分も必ず」という気持ちがあります。これは「劣等感」からくるものかもしれない。もしくは「嫉妬」なのかも。だからこそ自分が何をするのかを考えないといけないと感じています。「羨ましい」と思っているだけで結果はついてこないからです。

「おめでとう」という気持ちと同じくらい「悔しいな」と思う。これはきっと分かりにくいと思います。まー、分からない人には一生分からない感覚だと思っています。別にそれはそれでいいだろうし。

競技の指導がしたい。今回のことで強く思いました。生きている時間は限られている。それなのに自分自身は何をしているのか?「それなり」にやりたいと思っている選手がいたとする。その選手に「必死にやろう」というのを求めるのは実は違うのではないか。持っているエネルギーをどこのどのように使うのか。ここが重要な気がしています。

更には私自身、インターハイや国体には何度も選手を連れて行っています。しかし、中国大会や中国新人で「表彰台」に登らせたことがない。12秒14&12秒17の選手がいたときでさえ中国大会にスーパースターがいたので4位と5位。まずはココなんだと思います。中国大会で表彰台にも上がれない状況で「全国で戦う」というのは不可能。もっともっと出来ることがあると思っています。

親しい指導者、上述のようにインターハイで決勝に残っています。それがあるから国体での入賞がある。何段も飛ばして階段を駆け上がるのは不可能だと思います。もちろん、指導者によっては素晴らしい選手に恵まれていきなり全国入賞というのはあるでしょうが。「そうではない」という部分を目の前で見てきていますから今回の入賞の意味は大きいと思っています。

情けないですが。劣等感があります。自分は何をしているのか。エネルギーをどのように使うのか。考えさせられます。
コメント (2)
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