kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

変わるべきは誰か?

2017-01-25 | 陸上競技
補足的に記録しておきます。

シャフト補強をかなりやってきました。実際に効果があると思っています。これからも継続するつもりです。

大阪でM先生と話をしたときに「シャフトを使った練習はしていない」と言われていました。「シャフトがないんですよ(笑)」。あれば使うかもしれないが今は別にいいかな、と。私はこれまで「シャフト補強」をかなり重視してきました。中にはウエイトをやるところもあると思います。しかし、そのやり方だけが「全て」ではない。そう思いました。

シャフト補強、40mで設定していました。これはかなりきつい。よほど意識が高くなければ後半は動きが「雑」になります。もちろん、その部分を「耐える」というのも重要だと思います。きつくなってきたときに「耐える」というか「正しい動きを意識する」ことで変わってくる部分もあると思います。

見ているとやはり40mだと動きが保てません。正確な動きができなくなるのです。こちらがどれだけ伝えてもできない。筋力的なものもあると思います。気持ちが切れてしまう部分もある。これまではそこをこちらが「きちんとやらないといけない」としつこく言い続けていました。かなり時間を要して筋力が上がります。

実は「気持ちの部分」を重視してしまっているのではないかと思うようになりました。「正しい動きができない」時に我慢して保つ。しかし、実際の走りの中に活かされているだろうか。そう思った時に「20mでいいや」と割り切りました。「正しい動き」ができなくなるのであれば「できる」ところで止めておく方がいいのではないか。変な動きを身体が覚えてしまうのを避けるために「良い動き」ができる距離で止めようかなと。

更には「トレーニングだけ」で終わらないようにしようと思っています。これまでは「トレーニングだけの日」を作っていました。が、これを止めて練習の中にすべてのトレーニングを導入しようと思っています。シャフト補強も同様。そう考えたときに「40m」のシャフト補強をやるとそれだけで練習が終わってしまいます。負荷が高すぎて次に走ろうという気持ちにならないのです。

次の動きができるレベルで「トレーニング」を終わらせておかなければ練習にならない。そう考えるとトレーニングだけで追い込むというのは必要ないのかなと。極端かもしれませんが。

既得権。既成概念。これは「過去の自分」を保つためにあります。以前は上手くいったかもしれない。が、今はもっといい方法がるのかもしれない。新しい刺激が入った時にそれを「受け入れる」のか「排除する」のかで大きく変わってくると思っています。大半は「自分のやり方」が批判されたと思って「排除する」方向で「心」が動きます。

が、よくよく考えてみればそれは「ちっぽけなこと」でしかない。自分の「信念」は持ち続ける必要があると思います。しかし、「変なプライド」を持っていたら一番大切なことを見失ってしまいます。私がやるべきことは「選手にプラスになること」以外にない。変なプライドを持って「前からこの練習をしていた」「これで○○という選手を育てた」というどうでもいいことを「主張」していたら時間がもったいない。そうであれば「一番いいと思うこと」をやるほうがいい。

「動き」の部分に関しては「変わらない」と思っています。やりたいことは変わることはない。が、それを身につけるための「方法論」は変わって当然だと思います。これまでの私はどちらかというと「気持ち」の部分で持って行っていた気がします。が、そんな不確定な部分ではなく「誰にでもできる内容」にしていく必要があるのかなと。

正しい動きを身につける。このために何をするか。「やるだけ」の練習になってしまうのは意味がない。「一流選手がやっている」という動きを見よう見まねでやるのも意味がないかなと。何のためにやっているのかを理解して取り組まなければそれは「自己満足」でしかない。こんな練習をやっているという満足では選手にはプラスにならない。

だから私自身がもっと変わらなければいけない。根性論でやっているつもりはありませんでしたが、客観的に見ると「我慢してやれ」の世界だったのかもしれません。工夫はしていたつもりですがいつの間にか「考える」事を忘れてしまっていたのかもしれない。

走っておけば強くなる。そうは思いません。様々なピースを集めていってそれを組み合わせる。ロボットを作るわけではありませんから「絶対に間違いない」というものはない。だからこそ私自身が柔軟性を持って取り組んでいく必要があるのかなと。決まりきった練習だけではない。

選手に変化を求める前に私自身が変わらなければいけないのです。シャフト補強は一つの例でしかありません。他にももっと考えるべきことがあります。この部分を考えることは楽しい。考えて実施する中で明らかに動きが変わっていくのも楽しい。それに伴い選手の表情も変わっていく。本当に大切なのはこういう部分なのかなと感じています。

どうでも良いプライドは邪魔にしかならない。自分を高めてくれる可能性のあるモノを排除してしまったら常に現状維持。絶対に下がっていきます。もっともっと進みたい。

うーん、上手くまとまりません。また書きます。
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トレーニング中心

2017-01-25 | 陸上競技
火曜日、この日もかなり寒かった。前日は手袋を忘れていたので朝の段階で「手袋」と強く思っていました。職場に着いて気づいたのですが今度はウインドブレーカーの上着を忘れていました。人としてどうなのか?という話ですね。忘れすぎ。自分の事に対してかなり疎い。気をつけなければいけません。

午後はグランドが乾いてある程度使えるようになっていました。明け方はかなり気温が下がるのでグランドが凍ります。昼間に暖かくなり溶ける。これによりぬかるんだりします。午前中よりは午後の方が使いやすい感じはありますね。

この日も検定課外がありました。私は担当がないので最初から練習へ。先週は1時間程度補強を程度待つようにしていました。私が練習に出れるので待たずに練習を開始する事に。それだけでも練習時間が足りないなと感じる部分がありますからしっかりとやりたい。課外に出ると練習かできない。そういう感覚を持てない選手であれば結局強くはならないかなと。待ちません。

アップメニューの種目数を増やしました。「軸」「動き」共に14種目ずつ考えています。その中からいくつか選択してやります。この日は7種目ずつ14種目で実施。思ったよりも時間がかかりました、15分くらいで終わるかなと思っていたのですが。そのことを選手に伝えると「1種目1分でやらないと終わらないですよ」との返答。確かに。結局30分近くかかりました。

時間がかかりすぎるだなという気持ちもありますが。最初から「トレーニング中心」と決めていました。そうであれば30分かかる事は大した問題ではない。以前はもっと走練習を重視していました。また、トレーニングの日は完全にトレーニングだけ。このパターンから抜け出したいなと思っています。

アップメニューを終えてから「股関節強化サーキット」を。これもこの冬に入った時から少しずつやっています。動きながら鍛えていくメニューの一つです。これまでは独立して股関節だけやっていましたがこの日は「もも上げ」と一緒にやることに。複数種目を設定しています。1種目が終わったらもも上げ。

終了後、今度はスピードスキップ。これはダイナマックスを利用しながら実施しました。繰り返しになりますがこの日は「トレーニング中心」としていました。「走る」ことを少し減らします。実際はかなり動いているので負荷はかかっていると思いますが。ダイナマックスをパスしながらのスキップ。時には「遊び感覚」でやるのも必要かなと。一応バックスキップも入れました。数人は驚くくらい下手(笑)。

少し体を動かしたので再びトレーニング。腕立て伏せなどを含んで全身。これも複数種目設定して各種目が終わってからショートダッシュ。数歩ですが走ることにしました。意識ができる者はこのショートダッシュで「最初のリズム」を作ったり「一歩目の重心移動」を作ったのではないかと思います。細かくは指示しませんでした。

息が整う前に往復走。ロングスプリントを視野に入れている選手はこの辺りで強さが出ます。それほど強い負荷ではありません。ある程度の「有酸素系」の負荷をかけることで様々な部分に意味があると思っています。休憩時間を短くするという意味でも。総合体力を上げるという意味でも。

すぐにシャフト補強。あえて距離を短くしています。理由は「長いと動きが保てないから」です。40mを正しい動きでやる。これは抜群に効果があると思っています。しかし、なかなかできません。疲労もあります。本来であれば「きついところで我慢する」というのが必要なのだと思います。が、最近は「正確にやれる距離」を設定していくほうがいいかなと考えています。このあたりはまた別に書けたらいいなとは思いますが。

最後に「前回転」を意識するためのドリル?を。「複合走」とは異なり前で動かすイメージを作るためにやります。前で動かすだけでは「脚だけ」の動きになってしまいます。ここに「重心の真下でとらえる」という感覚を加えていきたい。いろいろな動きをさせるという意味でも効果があるかなと思っています。様々なタイプの選手に対応できるパターンを作っていきたい。フレキハードルを使っての一歩走なども効果があると思っています。欲を言えばもう少し低いハードルがあれば良いのですが。ハードル走と同様の狙いですが「真下」をより意識できるかなと。

blogに練習内容を書くと微妙になります。色々とやりすぎていて(笑)。思い出せない部分も出てきます。これまで思い付きの部分がありましたが事前に「メニュー表」を作ろうかと思っています。偏りも出るので。

思うことが山ほどあります。それぞれ別々に記録しておきたいと思います。たぶん。
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