kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合同練習〜どこに進むか〜

2017-01-22 | 陸上競技
続き。

練習の合間に何度も話をしました。指導のこともこれからのことも。実際、O先生とは十数年一緒に指導をさせてもらっています。師匠と一緒に合宿をさせてもらうようになりそこからの付き合い。前任校の時は近かったのもあり定期的に一緒に練習をしていました。最初は2人とも二十代だったんですがすでに私は40歳。時間の経つのは早い。

最後に少し話をしてもらいました。練習中はうちでやっていたので私が指示をする形になっていました。せっかくなので話をしてもらいたいな、と。タイプは違うかもしれませんが同じ方向を向いて進んでいこうとしている同志です。彼の言葉はうちの選手に響いてくれるのではないかと思います。

途中、何故か私のことを話し始めました(笑)。おいおい。「kanekoは頭おかしい」と。まー直接そんな事は言わなかったかもしれませんがニアな話でした(笑)。この人は自分の為には何もできない人。全ては選手や周りのためにやっている、と。うーん、照れますね(笑)。改めて思いましたが間違いない事実だと思います。自分の為に何もやらないですから。

選手にその話がどれだけ伝わるか分かりません。多分、私がそんな話をしないからわざわざ言葉にしてくれたのだと思います。私は常に自分が嫌われてもいいと思っています。そんな小さな事を気にしていたら選手のためにはなりませんから。それを十数年近くで見ていたO先生が言葉にしてくれた。本当にありがたい事です。照れますが。

結局我々の役割はそこだと思っています。O先生も同様なのです。わざわざ防府に選手を連れてくる。それは何故か?単調になりやすい冬期練習。K高校の選手に刺激を与えたいと言われていました。同じ方向で進んできていますから私が何か選手に関わると多少なりとプラスになると感じてくれているのだと思います。これは私も同様。うちの選手に関わってもらう事で動きが変わる可能性がある。一人でなんとかしようとする必要はないのです。

何が選手にとってプラスになるか。そこだけです。プラスになるのであれば労力は惜しまない。周りから評価を受けるためにやるわけではない。Mihoの成長も自分のことのように喜んでくれていました。こういう同志がいてくれる事は今の私にとって本当に心強い。

実際、私も40歳になりました。自分達で「何か」を作り出していく世代なのではないかと思っています。K先輩やO先生、G先生が居てくれる今なら「何か」出来るのではないかと思っています。まずは自分達の所属する学校を活性化させる。陸上競技を通じて我々に出来る事があると思ってます。「中国大会に行けばいい」みたいな感覚を持たずにもっと上を目指す。それが当たり前になる雰囲気の中で「何か」を変えていきたい。

別に私が何かをするという部分はありません。が、正しいと思う方向で進みたい。私が学んできた事、それぞれが学んできた事を持ち寄って「何か」ができたらいいなと思っています。それが何かは分かりません。が、進んでいく方向が見えてきた気がします。

小さな力かもしれません。何かをやれば敵を増やす可能性はある。が、それを恐れていたら何も出来ない。目の前にいる選手たちが成長するためのきっかけになるなら私は何でもやろうと思います。それをやるべき年齢になってきたのではないか、と。

色々と考える事はあります。まずは自分に出来ることから。そう思っています。来月も一緒に練習します。その時に色々とこちらも準備しておこうと思います。その手始めに社会人選手に声をかけて一緒に練習をしてもらおうと思います。本当に好きで好きで陸上競技をやっている方々に声をかけてきてもらおうかと。そこから学ぶこともあると思います。また、そういう選手たちからあれこれ声をかけてもらう事で選手も刺激を受けます。

少し進みたいと思います。批判もあるかもしれませんが進みます。見守ってもらえたらと思います。
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合同練習〜悪条件の中で〜

2017-01-22 | 陸上競技
土曜日の練習。早く書かないと記憶がなくなってしまいます。

前の記事にも書きましたが朝から雪か雨か分からないものが降っていてグランドが悪い。この状態ではちょっと練習はできないなと。

最初に教え子が20分くらい話をしてくれました。大きな刺激。よく分かりませんがこういう機会が他の学校ではどれだけあるのでしょうか?「本気でやったから分かること」がある。綺麗事ではなく「本物」の言葉がある。社会人選手と一緒に練習したいと思っています。技術的なことよりも「取り組む姿勢」について学びたいなと。

その話を終えて通常通りの練習開始。アップメニューを実施しました。もちろんK高校の選手は初めて。なかなか上手くいきません。だからこそうちの選手はもっと気を配らなければいけません。分かりやすく伝える事も練習です。自分自身がきちんと理解していなければ他の人に説明することはできません。お互いが勉強になります。

アップメニューを終えて室内で動きました。おんぶダッシュ系を。これもメニューとして名前があるわけではありません。O先生と練習の意図について話をしながら見ていました。なぜこの手の練習をするか。大阪で教えてもらった事、私が感じて取り組んでいる事。この手の話を常にしながら見ていました。客観的な意見を聞く事も必要ですから。

次はいつもの室内メニューを。この日は人数が多いので練習メニューを分けました。1階で男子、2階で女子。少し内容も変えました。うちの女子は前日にかなり手押し車などをやっています。そのため女子は少し上半身系のメニューを減らす。男子はあまり関係ないだろうという事で手押しディップも入れました。これも意味があって実施しています。こちらが意図する練習。負荷を高めるというだけではなく「何のためにやるのか」ですね。

多くの人数がいてくれる事でこちらも「頭の活性化」につながります。どうすれば良い練習が出来るかを考える。本当はもっと計画的にやっていかなければいけないのだと思いますが「目の前で起きている事」を見ながらやるしかないなと思っています。更には同じようなコンセプトでやっている指導者と一緒に練習を見ながら話をする。これでまた新しい事が見えてきます。貴重。

室内でボール走をしました。限られたスペースですからうまくいかないこともたくさんあります。本当は心肺機能を高めるための練習にしたいのですが難しいので5人1組にして行いました。走るスピードは最大で。ここにも意味があるのですが。息が切れるまでやりたいのですがなかなか難しい。最大限のことはできました。

ここで屋外へ。実はここまではMihoにも少し参加してもらいました。もちろん全ての種目ではなく。うちのNは国体関係でMihoと一緒に練習を何度もしています。そういう意味でも懐いている部分があるでしょう。少しだけでも一緒に練習する事で多少なりと何かを感じてくれるのではないか。そう思っていました。ほとんど運動していない人間にあまり無理はさせられません。外に出る時に帰っていきました。また機会があれば一緒に、ということで。

屋外へ行きましたがグランド状態は最悪。これまでてあれば諦めていた状態です。が、最近思うのですが「与えられた環境で出来ることをする」というのがすごく大切なんじゃないかと思っています。競技場であればそんなことを気にせずに走れるかもしれません。が、あまり恵まれた環境でやっていたらそれが当たり前になる。実際グランドがない環境で練習しているチームもあります。そうであればうちにはまだ「出来ることがある「のです。

多少の水溜りはありましたが可能なスペースで複合走を実施しました。これもO先生と一緒に見てもらいたかった内容です。この手の練習をやっていると明らかに「動きが変わる」のです。そこの部分を意識して見てもらって今後の方向性を考えていきたいなと。別に何かを「教える」という話ではありません。見てもらって客観的な意見を聞きたい。それがお互いの指導に生きてきます。

かなりやってから少し休憩。シャフトトレーニングを実施しました。スパイクを脱いで実施しました。普段と比べると間違いなく種目間の休憩が長くなっています。それだけで休むことはできているはずです。K高校の子は慣れていないのでしんどいかもしれませんがそれほど多く走っているわけではありませんから大丈夫かなと。

最初の予定ではここまでやってから「加速ドリル」と「中間ドリル」をやるつもりでした。しかし、グランドが緩いのでタイヤ押しの意味はなくなってしまいます。そうであればそこはやらない。他の事をやろうと。「中間ドリル」をやりました。これも本当はもう少し丁寧にやりたいのですが難しい部分がありました。

ハードルを跳ぶ練習を少しやりました。が、うちの選手も含めて意味のない練習になりかけていました。少し質が下がってしまう。苦手な練習ですがこの練習には「狙い」があります。そこが出来ていないのであれば意味がなくなります。うちの選手、以前からそうなのですがある一定の時間を過ぎると著しく練習の質が落ちます。集中が切れてしまう。これでは強くはなりません。その段階でこちらがちょっと話をしなければいけなくなります。

もう一度気持ちを引き締めて練習。1年生男子のOが「みんなもっと声を出そう」と声を出していました。投擲女子Kが他の場所から「きちんと返事して」という指摘も。少しずつチームとして変わりつつあるのは間違いない。何人かキーパーソンとなる選手がいます。女子が劇的に成長してくれたらうちは本当に変わる。まだ、ムードを変えるだけの「強い選手」がいません。ここが出てくると変わると思うのですが。実際は1年生女子のSが変わりつつあります。この子がリーダーとして自覚してくれるとうちは驚くほど強くなると思っています。そのための話もしています。どこかで殻を破ってもらわないといけないですね。

K高校の男子は一生懸命でした。見ていて強くなるだろうなと感じる部分がたくさんありました。うちの男子はキャプテンが故障気味で練習を抜け、エースSoがインフルエンザ。本来引っ張るべき人間がこの場に立てていないというのは大きな課題ですね。雰囲気を作るという意味でも。

最後にもう一度ボール走をしました。スパイクを履いて全力で。ここでやりたい動きをしっかりと意識したいなと。複数人でグループを作って「練習の課題」を決めさせました。ある程度のことをやりながらやらなければ意味がなくなります。お互いに良い練習をする事が狙いですから。

見ていると動きが変わります。この部分。まだまだ安定しませんが明らかに変わりつつあります。短時間しかおこなっていないK高校の選手にも変化が見られます。やはり「色々な事をやりながら動きを変える」というのも大切。

練習終了は13時過ぎ。実質3時間くらいでしょうか。本当は1日練習にしたかったのですがなんせ翌日が検定ですからさすがに厳しい。

もう少しだけ書いておきたいなと思います。長くなったので一旦ここまで。
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