kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

当時を思い出す

2015-10-18 | 陸上競技
土曜日、夕方にFacebookの友達申請がありました。滅多にないんですが(笑)。基本的にFacebookは友達限定で記事を公開しています。特に何か悪い事をしといるわけではないんですが、blogに書く程でもないことや「こんなものを食べましたよ!」みたいなレベルの内容を投稿しています。

で、申請があったので確認してみると前任校の時に色々とお世話になった方でした。光でアロマや美容マッサージをされていました。いや、ひょっとしたら私の認識違いかもしれないのですが(笑)。基本はそちらがメインでスポーツ選手に対しても少しマッサージされているという所で私はそのお店を知りました。もっというと当時指導していた選手が足を痛めた際、回復を早めるという効果を期待して酸素カプセルを利用させてもらったのがきっかけでした。

酸素カプセルって案外高い。それがここのお店はめちゃくちゃ良心的な値段でやってくれていました。色々と調べてそこのお店を利用させてもらいました。当時のエースが県総体直前に全く走れなくなってどうするかというときにギリギリまで練習をする道を選択。普通なら調整するところを走らせました。本人も不安でいっぱいでしたから「走れるんだ」という自信を持たせるために。試合の1週間前くらいから250mを何本も走りました。リズムが作れないのです。私も一緒に走って常に動きを一番近くで見る。崩れたら短い距離と組み合わせてまた走る。練習が終わったら毎日のように酸素カプセルに通って1時間休ませる。何とか県総体に間に合いましたが決勝で力尽き中国に進めませんでした。それでも彼女はやるだけのことは全てやったと思います。秋には58秒台で走りました。その時ものすごくお世話になったお店の方です。

それ以後も何かあったら通っていました。翌年の総体前も同様に通いました。この時は準エースが故障。軽くハムを痛めていたのに無理をさせてしまいました。シード権を持っているのに「レースに出たい」という気持ちを私が抑えてあげることができなかった。出なくて良い支部大会、県選手権に出場したため今度は足首を痛めてしまいました。その選手を何とかして回復させたい。広島や小野田にも通いました。昨年と同様、このお店にも頼りました。その時にある水を使ったマッサージをしてもらいました。商品の紹介になるとどうかと思うので避けますが、かなり効果がありました。その翌日痛みがあった足がかなり良くなっていました。動く。が、残念ながら片足しかやってもらっていなかったのでバランスが悪い(笑)。練習終了後にお店に行って水を購入。図々しく「片足だけだったのでバランスがー」とアピール。感じ悪い客です。

が、こちらとしては死活問題です。せっかく良くなっても今度は逆にバランスが悪くなるようでは困ります。怪我をして足をかばっていたら今度は反対足を怪我するというのは良くある話ですから。

で、その方からのメッセージには当時の内容が含まれていました(笑)。よく覚えてるなーと。よほど失礼だったんだと思いますね(笑)。今はその水を使ったスポーツ選手へのマッサージの講師をされているということでした。この数年間お会いしていませんでした。お店を訪ねたら酸素カプセルは別の場所に移転したということだったのでそちらのお店を利用させてもらうことにしました。県外出張があり忙しいという話だったので。

メッセージの中に当時の内容を講習会で話されていると書かれていました(笑)効果があったというのは間違いない事実です。それ以後はバランスの関係もありお試しマッサージも両足やっているということでした。案外貢献できています(笑)

人によっては「分からないものは使わない」と思われます。が、私はここのお店を使わせてもらって選手に確実にプラスでした。特別な水なんですがそれが何故疲労回復や筋肉の柔軟性を増すのかは全くもって分かりません。でも、結果として効果があったという事実は間違いないのです。それで十分だと思っています。鍼治療も気功もカイロプラクティックも。色々と試してみて効果があればそこに行けば良いと思います。逆に「良いよ」と言われても選手が「どうかな?」と思うようなら次に行かなければ良い。結果的に良くなったらそれで良いのではないかと思っています。

話を伺うと防府にもお店があるそうです。ここ1番の勝負の時にはぜひお願いしたいなと思っています。選手が力を発揮できるのであればできることは全てやる。指導者として当然のことだと思っています。

この事を思い出して当時のblogを読み直してみました。本当に全力で競技に向かい合っていた選手たちと一緒に過ごせたことは本当に幸せでした。そして、あの頃の自分の甘さと力不足を痛感させられました。当時の選手に味あわせてしまった悔しさと絶望。この子達のためにも本当に選手と向き合っていかないといけないと思っています。それができなければあの時の想いは無駄になってしまうから。

当時を思い出させてもらいました。こういうつながりはずっと大切にしていきたいですね。
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難しさ

2015-10-18 | 陸上競技
土曜日、この日はいつもより早めに練習を開始しました。ねんりんピックが県内で開催されているためこの日の午前中しか競技場が使えません。日曜日と月曜日は隣の体育館で剣道と麻雀があるとのこと。そのための駐車場確保として競技場使用不可。中は全く使いませんが周りの駐車場のために使用禁止だそうです。なんとも。

で、9時からはクラブチームの活動となっています。これまではクラブチームの指導をしてから午後から学校の指導を別にするという形で行っていました。ここには考えがあります。クラブチームは底辺の拡大という意味で関わりたいと思っています。基本的な技術を中学校段階から身につけてもらいたい。もちろん各顧問の考え方もあるでしょうから私の技術的なモノが万人受けするものではないというのもあります。それでも少しだけでも貢献したいという気持ちはあります。

この内容をあれこれ書いていたのですが削除しました。なかなか難しい話もありますから。

普段は時間をずらしていますが、競技場の使用の関係で午前中にやるしかありませんでした。そのため8時から開始して1時間はしっかりとうちの練習を見る。そこからはクラブチームの指導中心に行いました。本末転倒的な部分もあります。が、この時間帯に競技場を使うということはそういうことなのです。クラブチームの指導を引き受けている。今後はちょっと考えていこうかなという気はしています。クラブチームの指導が出来たから多くの人に出会う事が出来ました。その部分ではありがたい。が、どういうスタンスでこれから指導をしていくのかを真剣に考えたときに何が必要で何を大切にしないといけないかを判断する必要はあると思います。

うちはバトン中心。バトン練習はしっかりと見ていきたいのです。が、ほとんど見れませんでした。うーん。最後に走らせて2時間半程度で終わり。挨拶もきちんと出来ずに終わりにしました。走りの感覚を確認する作業ができませんでした。この部分は本当に考えないといけない。それでも選手達がある程度考えた判断できるようになってきているのかなという気はしています。こういう成長を見ることはできる。

クラブチームの指導は中学生が数人、あとは他校の高校生。基本的な事をやりました。途中からはまた別の高校生も参加して動きをやりました。普段と異なる動きをする場合は弊害もあります。だからこそ見極めながらですね。中学生に関しては何度も同じ事をやってもらっています。これは継続的な感覚作りだと思います。

全体的に股関節の使い方が悪い。筋力的なモノもあると思います。まだまだやらないといけないことがたくさんあるなと感じます。こういう指導の中で普段の練習の見直しもできる。良い部分もすごくあります。こういう部分を自分が普段見ている選手に還元することが出来れば十分かなと。あとは慣れてくると動きが雑になる。ここは考えないといけない。何となくやってしまうから。

最後は走って修理。中学生は競争させました。勝負する事を避けていた部分もありますが先日から前向きになってきているのでそこを踏まえてあえて一緒に走らせました。避けては通れない競争。あえて走らせます。高校生は色々と(笑)。ここはあえて書かないようにします。しっかりと走るという経験がいつか身を結ぶのだと思います。うちのチームにも短長選手を作っていかないといけません。多くの選手が出場種目がないという状況は極力避けたいので。もちろん重なる部分があるのは仕方ないと思いますが、短距離選手に取り敢えず競歩に出すとか出るだけの投擲種目に出すというのはやはりこちらのスタンスとは異なるので。

まとまりがない記事ですね。言葉を選びながら書くと難しいのです。本当に。
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教えていく事の大切さ

2015-10-18 | 陸上競技
金曜日、中間考査終了。これからは県体もありますがとにかく来年に向けてチーム作りをしていきたいと考えています。これまでも比較的指導してきたと思っています。が、技術よりも「取り組む姿勢」を身につけさせる方が優先事項なのかもしれないと感じています。ここは難しい。練習するために部活に入っているのだから「基本的な考え方」で指導を受けるというのは違うかもしれない。が、教育活動として取り組んでいます。速ければ良いとは思わない。基本的なことができなければ練習参加をさせないというの考えていきたい。それくらいの気持ちでやりたい。

この日は午後から競技場でやることに。翌日の午後から競技場がほぼ使えません。まー調整云々の話ではなくなっていますから来年に向けての準備の中でやっていくという感じでしょうか。あれこれ話をしてから開始。

練習を進めていく中で練習を止めて指摘する事が多々ありました。とにかく今自分が何をするべきかを考えないといけないと思います。すぐにはできない。が、言わないと気づくことさえない。ここを変えていくというのは簡単なことではありません。それを気づかせるためにはやはりしつこくしつこく言い続けていく必要があります。ハードルを使ったドリルを行う際、何もしないで他の選手が準備するのを見ているだけの者がいます。何をしたらいいのかが判断できない。これは訓練だと思っています。その時に何をしないといけないのか、それを判断してすぐに行動に移す訓練。

ハードルを置いていく。これは前任校でもありましたが「みんなが同じ事をする」のです。これは明らかに考えていない証拠。マネージャーがスティックを準備します。マネージャーはやる事が分かっている。それは客観的に見るから。選手は誰かがやっている事を真似するだけ。自分から進んで何をするべきかを考えるのではない。自主性ではなく完全な受け身になっている。さらにハードルを置く場所。周りを見ずに置く。余ったハードルをこれから進んで行く場所に何気なく置きました。使わないからと思ってよけたのですが、そこに置いたらいい確実にぶつかる。そこまで考えてで動かないといけません。気づかないから教えるしかない。嫌がられてもやっていく中で見えるようになるのです。私が言わなければ誰も言いませんから。

練習自体は短い距離を中心に。1週間まともに走っていませんから動きの確認をしっかりとしなければいけません。動きが変わっていくことで更にスピードも上がっていく。当然の話ですが。この日は本当にしつこくしつこくやりました。腿上げをしつこく。それからマーク走。数本やってから今度はチューブを使ってからのダッシュ。引っ張る強さを何段階に分けて行っています。「引っ張れば良い」訳ではない。その強さによって狙いとする部分が異なるのです。選手が細かく考えられないかもしれませんし、感覚的に分かりにくい部分もあるでしょう。だからこそその都度指示出していかないといけません。軌道にのるまでは徹底しておかないといけないと思っています。

そこから並走。県体に向けてのバトン練習です。これバトン1ヶ月前から徹底してやっていますがまだまだできません。メンバーを固定してやる形ではなく誰とでも組める形でバトン練習をしてきました。この練習の中で感覚を掴んでもらうためです。何のためにそういう練習をしているのかをきちんと理解しないといけない。とりあえずやっていという感じであればこういう時に効果は出なくなる。何度やっても同じです。

このメンバーでリレーをするのはこれが最後。来年はまた別のメンバーでやることになるかもしれません。もちろん今のメンバーのままで戦えるようになるのが理想。そのためにやっていきます。男子に関しては人数がかなりいます。4人だけではありませんから練習の様子を見ながらメンバーを決めていきます。他校がどのようなメンバー選考をしているのかは分かりませんが今の段階では私が判断しています。もっと接戦になれば違う形にしなければいけなくなるかもしれません。現時点で力が上の方から4人。1人バトン行動が安定しないので大会までにこちらが求める事が出来なければメンバー変更。それは伝えました。

そこから更にバトン合わせ。直線で行いました。ここも練習として定着させないといけません。様々な練習パターンでやるのも必要ですが、中心になる練習を決めていかないといけないと思います。冬は土の上での練習になりますからその中でもこの手の練習を中心にしていきたいと思います。とにかく最大スピードで走るという機会を増やしたい。これは数ヶ月前から比べると随分力が出せるようになってきています。速くなるとかではなく「全力で走れるようになってきた」という感じですかね。これも練習の成果だと思います。

最後に120mと60mの組み合わせ。この練習を始める前後にUK高校が走り込みを始めました。合宿などでいつも走り込みをお願いしていますが、普段でもしっかりと走っています。そしてそれを見てうちの選手たちがビビる。これはすごい刺激だと思います。自分たちがやっている練習が全てではない。普段見かける他校の練習が全てではない。こういう練習をやっている学校がいるのです。自分達だけが練習を頑張っているという思い込みを抜け出すチャンスだと抜け出すきっかけになっていけばいいなと思います。

うちの練習はとにかく毎回高いスピードを出すための練習。現在は短短のための練習に特化している感じがあります。本当はもっとガムシャラに走る練習が必要になるのかもしれません。この冬はその部分も含めて考えていきたいなと考えています。私自身も殻を破るための練習をしていかないといけないかなという想いがあります。まだまだ改善の余地がある。

久々に走ったので疲れていました。まーそれでもやっていくというのが必要。

夜は親しい指導者と久々に食事。楽しい時間を過ごせました。周りから見たら変な二人なんだろうなー。まー関係ないですが(笑)。
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細かく指摘しながら3

2015-10-18 | 陸上競技
木曜日、この日は中間考査3日目。1・2年生ともに3教科の考査がありました。科目的にもかなりしんどい3教科だったようです。本当はもっと早い段階から準備を進めておけばよかったのではないかと思います。更にいうと3日間練習を休んでいた時に本気で勉強をしていたかどうか。進学校では毎日の勉強は当たり前。考査期間中は一切練習禁止というところもあると聞きます。うちは実業高校ですから「一生懸命努力する」という感覚を身に付けてもらいたいと思っています。それができなければ将来的に何も生み出さない。

これは完全な私見です。進学校では「暗記型」の形が多いと思っています。大学受験のために「パターンで覚える」とか「用語を記憶する」というような内容がメインになる。私たちのような専門高校で同じことを目指したら太刀打ちはできないと思っています。そうではない部分で「明確な差」を持たないといけない。それが何かを考えながら指導してくことが必要なんじゃないかと思っています。進学校の選手は「集中」がすごい。だからここ一番の強さがある。うちの選手が今と同じようなスタイルでやっていたら「勝てる要素はない」と思います。言い訳をせずに自分がやるべきことを最大限にやる。それが私が求めていきたいことです。それほど難しくはないと思っていますが。

前置きが長くなりました。3時間の考査の後できるだけ早く体を動かして帰宅させようと思っていました。長時間は難しいですから。そのため「ダイナマックス&プレート」の練習としました。これだと上手くいけば30分程度で終わります。ん??こうやって書いていたらひょっとしたら練習が水曜日と木曜日が逆だったかもしれないという気になってきました(笑)。いい加減なものです(笑)。まー2日間で基礎的なトレーニングをやったということには変わりないので問題はないと思っていますが。

一応プレートに関しても書いておきます。あーやっぱりプレート前の日ですね。思い出した。まーいいや。プレートの練習の中でもきちんとやるべきことがたくさんあります。これは前から思っていた部分です。プレート歩行は効果が高いと思っています。その練習を前任校で他の部活が「マネ」をしていたことがあります。これに何の狙いがあるか。その部分を考えずに「見よう見まね」でやる。ポイントを知ってやれば絶対に効果があるのですがそれはやらない。もちろん、それだけでも強くなる選手はいると思います。やらないよりはやったほうがよいでしょうから。しかし、本当の狙いとなる部分がきちんとできるかどうか?ここは大きな問題だと思っています。

体幹補強として位置付けています。更には股関節の柔軟性。もっというと重心の移動の感覚、体幹を固める感覚。やろうと思えばいくらでもできる練習です。以前この練習をしていたら小さなエースが「スイング歩行」がめちゃくちゃ上手くなっていました。腕で回すのではない。いつも師匠やBOSSが言われますが「やればいいわけじゃない」という部分です。狙いとする部分が明確でなければどれだけやっても意味がない。疲れるだけで終わってしまうのです。その感覚を身に付けてもらいたい。でも、前の記事にも書きましたが「きつくなると負けてしまう」のです。ここを身に付けさせるためには「強制的にでもやらせる」しかない。意識が甘くなったときにはこちらが細かく細かく指摘するのです。そうやって意識付けをするしかないのではないなと思っています。

この日は放課後、転任してから初めての中学校訪問。勧誘活動です。公立高校ですから挨拶をさせてもらうことしかできません。まずは学校や指導スタイルを知ってもらうことから始めないといけません。非常に難しい。師匠から「普通は見向きもしてもらえないものだ」と言われました(笑)。前任校の指導実績云々ではない。その学校がこれまでどのような競技結果を残しているのかで周囲は判断すると思います。そういう部分を打破していくためには可能な限り時間を作ってもらって挨拶をさせていただくしかない。そうやって認知してもらうしかないと思っています。

私学とは異なり挨拶回りをして受験してもらっても「確実に合格する」という保証はありません。それでも「うちで陸上競技をやりたい」と思ってもらえるか。進路の部分も含めて「kanekoのところで競技をやろう」と思ってもらえるか。絶対的なカリスマ性があるわけでもありませんし、強い選手が自然に集まるような風土もありません。だから開拓していくしかない。それがきっと学校全体のためになると考えている部分もあります。部活動が活性化すればもっともっと学校全体が元気になる。それがこれから先の生き残っていくための道筋ではないかと思っています。

競技面だけを考えているわけではありません。その子たちが「自己実現」ができるようにサポートしていきたいと思っています。比較的選手との距離は近いと思います。「やれ」だけで練習をさせることはしません。近くにいてその様子を見ながら練習を進めていきます。それが今のスタイル。良いか悪いかは分からないですが。このあたりに関してはまた別に書きたいなと思っています。

ひとまずこれくらいで。時間を見つけてあと3つくらいは書きたいと思っています(笑)。←自己満足ですから。
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