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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

自分の中の変化

2012-08-23 | 陸上競技
支部新人を見ていて自分自身の変化を感じました。上手く表現できないかもしれませんができるだけ言葉にしておきたいと思うので記しておきます。

以前は「全部勝ちたい」「全てのレースで自己ベスト」という感じがありました。指導者が「勝ちたい勝ちたい」モード全開(笑)。しかし、今は「狙っていない種目は問題なし」という感覚があります。誤解される可能性があるので補足説明をしっかりとさせてもらいますが、「負けても良い」と思うわけではありません。また、「遅くても良い」というわけでもありません。勝てるなら勝つに越したことはないですし、記録が出て悪いわけではない。「狙っていない種目」と書くと特定の種目・選手にだけ期待していると思われるかもしれません。そういう「狙っている」のではなくて、各自のメインとなる種目で結果が出せれば良いなという感覚でしょうか。

顕著に感じたのが女子の100m。100mの練習はしていますが200mの練習はしていません。100m予選決勝が終わってから200mの予選決勝。多分体力的に厳しいだろうなと最初から考えていました。案の定、決勝に残った3人とも最初からスピードの乗れません。トップは速かったと思いますが通常であれば大きな差が付くことはないと思います。「絶対勝てた」というつもりは全くありません。きちんとした状態で走っても負けていた可能性は十分あります。それでも「大差」はつかないでしょう。

少し前までの私であれば「許せない」可能性があったと思います。「もっとこういう展開にしたら勝てたのでは?」とあれこれ終わったことをあれこれ言っていたかもしれません。しかし、今回の200mは「走れなくてもいいな」くらいの気持ちでしました。できれば勝ちたい。でも・・・って感じです。上手く表現できているでしょうか?(笑)。勝てれば勝ちたい。勝負事ですから。しかし、「今」はその時ではないのです。だから「あー勝てなかったね」くらいの話で終わり。それ以上その部分を引っ張るつもりはありません。

選手はある程度の結果が出ないと気持ち的にマイナスのスパイラルに落ち込みます。ある程度の調整は必要になると思います。しかし、今回のように「狙っていない大会」や記録会などすべての大会で調整をするというのは良いことではないと考えています。正しいかどうかは分かりませんが。そのうえ「記録を出せ」「負けるな」というのは無理な話です。今回の大会に関してはかなり前から「通過点」であることを繰り返し言い続けていました。それでも選手にとっては大事な大会です。全力で取り組んだと思います。上がっていく途中の段階、現時点での「ベスト」を尽くすことが大事なのだと思います。

負けず嫌いですから全てで勝ちたい。それが今までは前面に出すぎたいたのかもしれません。顧問がそのような状態であれば選手も「勝たなければいけない」という気持ちになります。言葉にしていなくてもその雰囲気を敏感に感じ取るでしょうから。これが選手に必要ないプレッシャーを与えていた部分が少なからずあったでしょう。競技だけに集中できない部分ですね。指導者としては選手に関わります。放置して勝手にやれというつもりはありません。狙いとする部分で力を発揮できるように関わってくのが大事だと思います。

女子のマイル、思った以上に良く走りました。ベストの状態ではない走りでしたから間違いなくもっと上がるでしょう。4分18秒。すごくいい記録とは言えませんが「悪い記録」ではありません。この状況を考えると十分です。今の状態で狙えば4分12~13秒くらいではいけるかもしれません。県の決勝が狙えるレベルです。以前の私であれば「マイルで狙う」という感じになっていたでしょう。今は「全く」です。無理をする時期ではないと思っています。短短が主体のチームですから「マイル」は現時点ではおまけ。狙うは4継でしょう。マイルを考えればどうしてもその手の練習が必要となります。今は必要ないと考えています。だから力は入れません。その状況で出た18秒はかなり価値があります。来年は少し欲張るかもしれませんが(笑)。

この変化は指導者として良いのかどうかよくわかりません。ギラギラした部分が少なくなってきたら「勝負事」は良くないのではないかと思う部分もあります。今までがその部分が強すぎたというのもあるとは思います(笑)。全てで完璧を求めていた時期の私からすると随分「甘くなった」のかもしれません。色々な部分で我慢をして選手と関わるようになってきました。許してはいけない部分に関しては厳しく言いますが、「どうにもならない」部分に関しては寛容になってきた気がします。

結局何が言いたいのかよくまとまりませんでした(笑)。このような変化が自分の中で生まれていると感じたので書きました。もう少し上手くまとめられたらまた書きます。
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支部新人&その他

2012-08-23 | 陸上競技
火曜日、この日は支部新人でした。日程的には1日で短距離種目の予選決勝、両リレーを行いますからかなりハードです。暑さもありばてばての中でやっていかないといけません。競技場自体にはほとんど日よけになる部分がありませんからどこまで粘れるかの勝負です。

朝は早めに行って準備をすることにしました。前日までは「行けそうにない」という感じだったのですが会議の時間が少し遅くなっていたので最大限の準備をしてから行くことに。やることは指示をしていたのでスムーズに動けました。これが当たり前なのです。段取りが良くないと絶対にここで手間取ります。特定の人間だけが作業をすればいいというわけではありませんが、「動かない者」に期待しても動きません。学校に寄って意識の差はありますが「自分で動く」ということが大事です。この辺はかなり思うことがありますが「温度差」があるのは間違いないのでこれ以上は書きません。

10時から会議なので9時半まで大会運営の手伝いをして学校へ。1時間程度会議、その後クラスの生徒に個別に電話をし続けるという流れ。大会も大事ですが私に与えらえた仕事は確実にやっておかないといけません。結構時間を取られました。そのためここの時間帯の競技は一切見ることができませんでした。仕方ないですね。

短距離系は100mの予選決勝、200mの予選決勝とあります。時間的に余裕がないので今後はタイムテーブルの組み方や競技日程についてもう少し考えていく必要があります。できればタイム決勝にしてもらいたいですね。そういう方向に向かってくれているようなのでなんとかなりそうです。今のチーム状況から考えて「持久力勝負」という部分はほとんどやっていません。短長はある程度やりますがそれ以外は・・・。ショートスプリントを磨くという部分を最優先です。1日に強行日程で何本も走るとまだ体力が持ちません。当初は1本すらままならなかったのが2~3本程度は走れるようになってきたので十分なんですが(笑)。

男子の100mと走幅跳で勝ちました。これは最初から「勝ちに行く」種目です。11秒0の大会タイ記録と6m72のセカンドベストで優勝。本当に強くなってきましたね。跳躍に関しては様々な人に力を借りて少しずつ力をつけてきました。スプリントを磨くというのが最大テーマでそればかりやっていたので脚はめちゃくちゃ速くなったのですが全く踏み切れなくなっていました。頼れる部分は全て頼る。自分だけで抱え込むことはしたくないですね。みなさま力を貸してください(笑)。
女子の100mは12秒5の大会タイで1位、12秒9の自己ベストで3位に入りました。ここも比較的順調です。色々と大変な部分はありますが少しずつ力を付けてくれているのではないかと。もともとある程度のレベルの選手たちでしたから今は「身体づくり」をするだけです。技術的なこともやってきてはいますがこちらはまだまだ不足しています。来年の春に結果が出せれば良いかなと長い目で見ています。

リレーは男女ともに良く走ってくれました。女子の4継は51秒7、これは200m決勝が終わってから30分程度で行われましたから疲れのある中では十分かなと思います。50秒台が視野に入ります。男子の4継も良く走りましたが最後に逆転されて45秒1。即席チームとしては十分でしょうか。44秒中盤は見えるかなと思いますが投擲選手にどこまで無理をさせられるか?難しいところです。女子マイルは・・・何とか勝つことができました。400系の練習は全くと言っていいほどやっていないメンバーがいますから「まずはフィニッシュする」ことを目標にやっていましたが4分18秒と思っていた以上に良い記録でした。来年はそれなりに走れるようになるかもしれませんね。今年は絶対に無理ですが(笑)。

その後は打ち上げ。時間も場所も教えてもらえなかったので(笑)、欠席しようかと思いましたがこういう場所に顔を出さないというのは自分自身無理なのですぐに聞いて出かけました。ばたばた日程でしたがかなり充実した1日だったと思います。

思うことがあるのでまた別に書きます。これ以上書いたらblogが長くなり過ぎて注意を受けるので(笑)。
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