kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

足りないもの

2010-07-22 | 陸上競技
水曜日の練習中、様々なことを感じました。合宿中に脚を痛めた者がいるのですが「何がなんでも治そう」という雰囲気を感じませんでした。こちらから言われて初めて何かアクションを起こす。「地区合宿があるからら様子を見ろ」と話をしてはいましたが本当に様子を見ているだけでした…。走れないならケアをするなり補強をするなりできることがあるだろうと。「補強でもやっておけ」と言い放ちましたが本人がどこまで意味を考えて受け止めたか…。

能力的にはかなり高いと思っています。本気になって取り組めば県でトップが取れるくらいの潜在能力があると感じています。が、ガムシャラさが全くありません。他の選手よりも努力をして強くなってやろうという雰囲気が出てきません…。残念ですがこのまま同じレベルのまま終わってしまうかもしれないと本気で感じています。こちらもアプローチをしていきますが、結局は本人がどれだけ本気になるかだけです。今までそれなりに練習してきてそれなりにタイムが出ていましたからそこで満足している部分もあるのでしょう。とにかく今の状態では怪我を繰り返したりして力は出せないでしょうね。最終的に本気になれない者は何も変わりません。本当にそれで良いのでしょうか…。難しいと思いますね。

逆に2年生女子は変わり始めました。今までと比べると数段良くなりました。声を出すようになったのもありますし、一時期の甘えたような顔ではなくなってきました。それに比例して走りも格段と良くなってきました。もちろん今の力では目標には届きませんが可能性が出てきました。しばらく走るのを見ていなかったというのもあるかもしれませんが脚運びがかなりスムーズになってきています。前日退部届けを渡し真剣に考えさせた意味はあるようですね。まだ本物ではありませんが確実に変わりつつあります。これが本物になれば…。

ほんの少しのきっかけで変わる者もいればどれだけ話をしても変わらない者もいます。これはたまたまなのでしょうか?違うと思っています。変わる者は変わる理由があるのです。逆に変わらない者は変わらない理由がある。他者からの話の意味をどれだけ理解しようとするかです。真剣に考えていく事で初めて変わるためのきっかけがつかめる。何もしないで過ごしていてはチャンスはつかめないのです。足りないものは「ガムシャラさ」です。

周りの目を気にしないでひたすら目指すものに向けて進む。それなりにやるのではなく、必死になってガムシャラに汗をかき、涙を流し、倒れても立ち上がる。そういう必死さがあって初めてきっかけやチャンスをつかめるのです。それがない者は強くなるチャンスを逃し続けることになる。

先程の怪我をして練習を見ていた選手、この部分が足りていないのです。何とかして強くなろうという欲があれば練習中の時間は大切なはずです。他の者が目の前で負荷をかけている。それを見ているだけで何が変わるのでしょうか?補強をするにしても何が必要かを考える必要があります。そこが自分で分からないから「甘い」と言われているのです。どれだけ「力」があっても本気になりきれない者、「心」が無い者は決して強くなりません。冷たい言い方かもしれませんが、それが現実です。まだ頑張り方を知らないのだと思いますがこれから先も今のままであれば非常にもったいないですが変化は少ないかもしれません。

練習中の姿を見ていて感じることがあります。上手くできなくてもこちらが求めていることを不器用ながらもやろうとする者には手を差しのべてやりたくなります。私が本人の「意欲」を見るのは補強です。走るのはそれなりにやりますが、補強は本気で「強くなるんだ」と思っていたら自然と補強をします。言われたからやるのではなく「自分のため」にやるのです。分かりづらい表現かもしれませんが、ここに全てが集約されていると思っています。

どこまで理解できるでしょうか。変わるのは自分自身です。足りないものに気づけるか?気づかなければそこまで。チームとして戦うことができるようになるでしょうか。一抹の不安があります…。
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走練習

2010-07-22 | 陸上競技
水曜日、これまたかなり暑くなりました。本当に走れるのかどうか不明なくらい暑かったですね。それによりサーキットは1セットずつにしてセット間にRestを取りました。水運補給をしなければかなり厳しいと思ったので。単純に動かせばいいというだけではなく集中力を保てなければ意味がありません。追い込むだけが練習ではありませんからしっかりと判断をしていかなければ行けないと思います。

練習は基本的な動きを繰り返してトゥトレ。オーバースピードトレーニングをしました。この前の段階でかなり動いている者がいましたが更に刺激を加えました。見ていると2年生の女子がこれまでとはワンランク上がった動きをしていました。スピードレベルが上がっています。まだまだ怪しいですがこれが本物になっていけば非常に面白いと思います。動きの無駄がなくなってきています。まだまだ課題はありますが改善していくことが十分可能だと思います。

その後分割走をやりました。最大スピードを出してそれを維持するような練習です。ここ最近無駄に力んでスピードを維持しようという感じがありました。このままでは中盤でのスピード維持ができませんから、この部分を改善するための練習を入れていこうと。400mのバックストレートのようなイメージです。ショートスプリントはパワーで押していくことが可能となりますが、無駄な努力をしているという感じがあります。本当はタイミングだけで十分走れるのですが「力まないとスピードが上がらない」という感覚があるのだと思います。本当は違うのですが・・・。なかなか理解できないですね。走り込みなども同様です。最後まで力んで疲れ果てると良い練習だと思う傾向があります。本当は違うのですがそこの意識はないのだと思いますね。

最後は走練習。短短は120mで。追い風に乗ってしっかりとスピードを上げていきました。動き的にはかなり良くなっています。otaniは体力的に本数が持ちませんでしたが今回はかなり維持できていました。これくらい走れれば面白いですね。1本の質も上がってきました。それにfujinoもなんとかついて行けるようになっています。もちろん離されてはいますがその差はそれほど大きくありません。走力が上がればハードルも戦えるようになります。今後の走りに期待したいですね。
短長は150m。こちらはまずまずです。合宿でレベルの高い練習を見ましたがスピード的には負けていない感じがあります。特に2年生が走れていますね。少しは気持ちを入れ替えたのでしょうか。どれだけ真剣にならなければ強くなれないのかが少しずつ分かってきている感じがあります。今の走りを続けていけば秋には本当に強くなります。60秒切りはそれほど難しくないと感じています。1年生がどれだけ走れるようになるかでリレーは決まってきます。戦いたいのはリレーですが、1年生の大幅な変化がなければ難しいですからね。2年生は個人でも戦えるようになっています。県内のレベルですが・・・。これが中国レベル、全国レベルで戦えるようになっていくことができれば面白いですね。今回の走りではその可能性を感じました。

最後にジャンプ系の補強を。合宿でも投擲がハードルジャンプを普通通りにやっていました。これまで過保護にしすぎていたのかもしれません。怪我をする者は何をしても怪我をする。本人の意識次第なのではないかと感じますね。先日から少しやっていましたがこの夏はしっかりとやってみたいと思います。

「とりあえず書いた」というような内容になってしまいました。もう少し書きたいことがあったのですが・・・。ちょっと頭を整理して書きます。ひとまずやったことを記録として書いておきます。
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