１年生の結果について考える

記録会にしても地区大会にしても、考えていた以上１年生が走りました。そこそこの練習はしますがドリルとサーキットを中心にしています。様々な方からのアドバイスと過去の経験を踏まえてとにかく身体作りを最優先するようにしています。だから記録が出るはずはないと思っていました。今の２年生の昨年のタイム並で走れれば十分じゃないかと。それが考えていた以上のタイムでした…。本格的に練習はさせていないと思います。昨年まではチーム事情もあり総体である程度走る事を考えていたので結構走っていました。

今年は最低限の人数がいるのでとにかく基礎的な部分を徹底しています。一緒に練習する部分があっても同じ負荷をかけずに半分程度で抑えています。特に男子は抑えなければやりすぎてしまいます。補強等も意欲的に取り組むので我慢させなければいけません。
記録会の数日前、１年生全体の動きが悪い日がありました。練習を始めて約１ヶ月、入学式や新生活に慣れるのにかなりのエネルギーを使っているはずです。無理はさせず完全に落としました。走りたいと言っていましたが補強しかさせない日々が数日続きました。

記録会、かなり走れていました。全く期待していなかったのに（笑）。中でもotaniは周りも驚くレベルでしたね。その前から他校の先生から「良く走るね」と言われていましたが、想像以上でしたね。中学のベストを大幅更新しました。

地区大会、これも考えられないレベルでした。女子の４００でも大幅ベスト更新。中学時代ほとんど実績はありません。rinaは一度６５秒９を出した事がありますが、セカンドベストは６７秒台。それが何故か６４秒６。mikiは中学時代は長距離選手。これも６５秒１で走りました。おかしい…。そんなに走らせていませんし、いきなり走れるはずはありません。先程書いたotaniは１１秒３と２２秒８で２冠。県でも活躍できるレベルになってきました。

だからと言ってメニューを大幅に変更する気はありません。今まで通りやるつもりです。基礎筋力と基本的な動きを繰り返すつもりです。先日kubota先生にも「狙って３本走る練習したら１本も走れなくなるからね」とアドバイスをもらいました。あくまで１年生。怪我をしないように基礎的な事を繰り返していくつもりです。それで走れたら「儲けモノ」くらいの気持ちでいたいと思います。

何故走れるか？？これは私なりの考えがあります。うちの選手には話をしました。今の取り組みで走れるようになったのなら、実は一番大切なポイントはここにあるのだと思います。練習量が増えたから走れたというわけではありません。練習相手に恵まれているからというのも違うと思います。色々な角度から分析をしていきたいと思います。

考え方のスタートラインがかなり高い選手もいるので楽しみです。チームに対しての話を理解しようとしています。これからが楽しみですが慌てず無理させずやっていきます。とにかくセーブするように手綱を引いておきます。私の発言とは思えませんが（笑）。